ロカルちゃ! 富山

マニアックに遊ぶディープな富山情報誌

伝統と匠の技!!曳山の華

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400年の歴史を持つ全国有数の祭!!高岡御車山祭

国・重要有形・無形民俗県・有形

■5月1日(4月30日宵祭)

片原町交差点での勢揃い式(正午頃)
▲片原町交差点での勢揃い式(正午頃)

1588年に豊臣秀吉が後陽成天皇と正親町上皇を聚楽第(じゅらくてい)に迎え奉る際、使用された御所車を加賀藩祖・前田利家が拝領。その子・前田利長が高岡の町民に与えたことが始まりとされています。国の重要有形、無形民俗文化財に指定されている行事は、本祭を含めて全国で5例のみ。安土桃山文化の格式を保ちつつ、富山が誇る高岡の金工、漆工、染色など優れた工芸技術の粋が山車全体に施されています。4月30日は一部の御車山がライトアップ展示。5月1日に7基が裃姿の協奏者を伴い、御車山を代々受け継いできた「山町筋」(やまちょうすじ)と呼ばれる10ケ町周辺を粛々と巡行します。

美しい彫金が施された車輪
▲美しい彫金が施された車輪
動画

YouTube 祭の模様


相座の人形
▲通町(鳥兜の鉾)、木舟町(胡蝶の鉾)、小馬出町(太鼓に鶏の鉾)の御車山は、カラクリで動く相座の人形も見どころ。
宵祭のライトアップ
▲宵祭でのライトアップも見逃せない!!

山町筋の町並み【やまちょうすじのまちなみ】

御車山の奉曳ルートには、重要伝統的建造物群保存地区が含まれます。木舟町の重要文化財「菅野家住宅」前など、撮影場所に最適!!

山町筋の町並み

山宿と母衣宿【やまやどとほろやど】

4月30日夜に御車山の本座、山飾り、幔幕(まんまく)等を展示した「山宿」が各町に用意されて一般見学もできます。また昭和30~40年代まで母衣(ほろ)武者行列が行われた故事に因み、母衣武者の具足を展示した「母衣宿」も公開されます。

山宿と母衣宿

富山の祭 最新News

ユネスコ無形文化遺産
登録候補に富山の曳山が!!

国指定重要無形民俗文化財「高岡御車山祭」「魚津たてもん祭り」「城端曳山祭」が、ユネスコの無形文化遺産の登録候補として平成26年3月提案される事になりました。登録されれば、富山県の伝統文化が国内外へアピールされます。

城端曳山祭
城端曳山祭
魚津たてもん祭り
魚津たてもん祭り
高岡御車山祭
高岡御車山祭

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曳山13基の大行列!!新湊曳山まつり

市・有形

■10月1日

13基もの曳山が昼は花鉾山、夜は提灯山に装いを変えて、港町ならではの勇壮な掛け声とともに曳き回されます。見どころは狭い町角を曲がる「角回し」。夜に内川の橋を渡る際、水面に映る提灯山の幻想的な姿も楽しみのひとつ。

新湊曳山まつり

放生津八幡宮

放生津八幡宮で朝一堂に会する様はぜひ見たい!

地図射水市八幡町2-2-27

放生津八幡宮

多彩なカラクリに注目!!

新湊の曳山には「王様」と呼ばれる御神体だけでなく、前部に「前人形」という人形が配置されているものが数多くあります。カラクリで動くものはどれも人気ですが、蓬莱山に見立てられた上部構造物が全て回転する中町の「オカグラ式回転山」は特に迫力満点。夜間は提灯山車姿でゆっくり回るのも面白い。

古新町「太鼓叩き」
唐子が軽快に太鼓を叩く

古新町「太鼓叩き」

荒屋町「唐子懸垂回転」
中央の唐子が鉄棒で回転

荒屋町「唐子懸垂回転」

中町「オカグラ式回転山」

中町「オカグラ式回転山」

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曳山と庵唄の協奏曲 城端曳山祭

国・重要無形民俗

■5月5日(4日宵祭)

絹織物などの産地として江戸時代に栄え、現在も越中の小京都と呼ばれる情緒豊かな町並みを残す城端。300年近い歴史を持つ曳山祭は、「城端絹」の主な移出先であった江戸や京都の風流が感じられます。4日は夜から宵祭を実施。5日は朝から神輿や傘鉾行列が行われ、城端別院善徳寺前に6基の曳山と屋台が集合したのち巡行を開始します。装飾をそのままに提灯で彩る夜の提灯行も見もの。

城端曳山祭

出丸町での180度ターン
「引き返し」も見逃せない!!

城端曳山祭
▲南砺市城端出丸町

狭い道では
屋根を折り畳んで移動

城端曳山祭
▲南砺市城端大工町

華やかな傘鉾行列

城端曳山会館裏の「蔵回廊」を進む8本の傘鉾。
剣鉾、傘鉾、四神旗、神輿の順に行列が並ぶ。

傘鉾行列

宵祭の催し

曳山の御神像は、「山宿」に選ばれた民家に飾られ「飾り山」として公開されます。山宿に選ばれる事は大変な名誉で、畳を新調して屏風が広げられるんですよ。
また「御旅所」(おたびしょ)が別に設けられ、着物姿の若衆が順に参拝して「庵唄」が奉納されます。城端曳山会館前では、獅子舞や「庵唄」の合同披露も。

宵祭の催し
立派な日本家屋の「山宿」でライトアップされた御神像。

城端塗による黒い山車と豪華絢爛な金箔塗り彫刻

城端の曳山で目を引く黒色は、伝統の城端塗(蒔絵)によるもの。井波彫刻による傑作揃いの彫刻を筆頭に、細かな彫金にまで金箔を使った造りが、より引き立つように配慮されています。

西下町曳山「石橋と唐獅子」
西下町曳山「石橋と唐獅子」彫刻:大島五作
大工町曳山「水波に龍虎」
大工町曳山「水波に龍虎」彫刻:大島五雲
城端塗による黒い山車と豪華絢爛な金箔塗り彫刻

庵屋台と庵唄いおりやたいといおりうた

祭りの期間中、城端の町で絶えず聞こえてくる「庵唄」。江戸時代に流行した粋な「江戸端唄」が城端に根付いたもので、随所で披露されます。また庵屋台の模型(江戸や京都の料亭などがモデル)を載せた屋台が引き回され、若衆が中に入って、町ごとに異なる唄を奏でながら曳山に随行。また「庵唄所望」を希望した民家の前に立ち寄ります。こうした庵屋台は南砺市の福光や井波方面の祭りでも使用されます。

庵屋台
庵屋台

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越中八尾曳山祭

県・有形

■5月3日

「おわら風の盆」(9月1~3日)で全国的に有名な八尾の春は、曳山が主役。江戸時代から和紙や養蚕の生産地として栄華を誇り、豊富な財力を費やした6基の豪華絢爛な曳山が、道幅の狭い坂の町を巡行する様子を間近に見られるのがたまりません。巨体をきしませながら角を回す様は迫力満点で、絶好の見学ポイントです。

動画

YouTube 祭の模様

越中八尾曳山祭
迫力のある「角回し」は必見!!
越中八尾曳山祭
町ごとに微妙に異なる提灯山の飾り方に注目!!

八尾の曳山は一階内部では笛、太鼓や三味線による曳山囃子が演奏され、三方の御簾(みす)から聞こえるようになっています。ときどき出入りする事がありますので、運がよければ中の様子が見られるかも。

曳山の御簾

色彩豊かな人物彫刻

緻密な彫刻でいきいきと描かれた人物像に目を奪われる八尾の曳山。彫刻は井波、彩色は高岡や城端の職人が担当しており技術力の高さが伺い知れます。

下新町曳山「張良と黄石公」
下新町曳山「張良と黄石公」彫刻:田村与八郎
西町曳山「浦島太郎」
西町曳山「浦島太郎」彫刻:番匠屋与八郎
狭い路地を慎重に曳き回す。

毎年逆方向になる巡行ルート

日本の道100選と曳山

曳山の巡行は同じルートを毎年逆方向にして実施します。今年は昼の時間帯に日本の道百選の諏訪町で6台の曳山がせいぞろい。豪華な曳山を間近でゆっくりご覧いただけます。

2013年下り巡行中の曳山
2013年下り巡行中の曳山

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曳山展示施設

八尾の曳山展示

越中八尾観光会館(八尾曳山展示館)

[開館時間]9:00~17:00
[休館日]12月29日~1月3日

[お問い合わせ]
☎076-454-5138
地図富山市八尾町上新町2898-1

越中八尾観光会館(八尾曳山展示館)
おわら風の盆ステージも公演中!!

城端の曳山展示

城端曳山会館

[開館時間]9:00~17:00
[休館日]年末年始

[お問い合わせ]
☎0763-62-2165
地図南砺市城端579-3

城端曳山会館
傘鉾や庵屋台の展示も見どころ

砺波の出町子供歌舞伎曳山展示

砺波市出町子供歌舞伎曳山会館

[開館時間]9:00~17:00
[休館日]毎週水曜、毎月第3木曜日

[お問い合わせ]
☎0763-32-7075
地図砺波市出町中央5-4

砺波市出町子供歌舞伎曳山会館
子供歌舞伎の模様も映像で紹介

新湊の曳山展示

川の駅 新湊

[開館時間]9:00~18:00
[休館日]毎月第4水曜日

[お問い合わせ]
☎0766-30-2552
地図射水市立町1-26

川の駅 新湊
港町の美しい川辺を散策しながら

高岡の曳山展示

高岡御車山会館

平成27年春オープン予定!!

高岡御車山会館
実際の山車を展示した内装予想図



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