越中の名産

ますの寿し
県中央部を流れる神通川を、かつては大量のサクラマスが遡上しました。この天恵をいかしてつくられたのが富山名物「ますの寿し」でした。笹につつまれた美しい薄紅色のますの切り身が食欲を誘い、駅弁や贈答品として全国的にも知られています。現在、県内には富山市内を中心に30社ほどのます寿し業者があり、各店秘伝の味を食べ比べするのも「ます寿し」ならではの楽しみ。
旬の時期:通年

かぶら寿し
「かぶら寿し」は、米麹でつくる「なれずし」の一種。まず冬に収穫され大かぶの塩漬けにし、これに富山湾でとれたブリやサバの塩漬けの切り身を挟み、米麹で漬け込んで発酵させます。細かく切った人参や昆布などを一緒に漬け込むと、正月料理にもふさわしい彩りに仕上がります。麹の発酵がもたらす特有の甘みは極上。富山の「海の幸」と「里の幸」が出会った傑作です。
旬の時期:12月〜2月ごろ

昆布じめ
北前船が北海道から運んだ昆布は、富山に独特の郷土料理をもたらしました。その代表格が「昆布じめ」。サス、サヨリ、カジキマグロ(サス)、シロエビなど、鮮魚を刺身におろし、昆布でしめて熟成させます。すると、余分な水分が抜け、昆布の旨味と風味が加わった味わい深い逸品に。他に、ニシンの昆布巻きなども富山の家庭で親しまれている昆布料理です。
旬の時期:通年

かまぼこ
新鮮な海の幸と職人の技が結びついた伝統の味。富山の「かまぼこ」は、板付きではなく、すり身をだし巻き玉子のように巻いて作るのが特長。「赤巻」「青巻」「昆布巻」など種類も豊富です。また、鯛や鶴亀、宝船などの縁起物をあしらった美しい「細工かまぼこ」は、婚礼の引き出物など富山の慶事に欠かせないものになっています。
旬の時期:通年

黒作り
新鮮なスルメイカを塩で味つけし、イカ墨を入れて黒くしたのが「黒作り」。イカの甘味とイカ墨の深いコクが味わえる逸品で、富山では、保存食として古くから食べられてきました。ちなみに「赤作り」は、墨を使わず、肝臓だけを使ったもの。また、富山湾でとれる「ホタルイカの黒作り」は、珍味中の珍味です。
旬の時期:通年

かんもち
自然の風味と色を楽しめる伝統食品。「かんもち」は、県産の「新大正もち」など良質のもち米をついて板状にし、極寒の時期に自然乾燥させたもの。人工着色料は一切使わずに、ヨモギ、黒米、昆布、ゴマ、赤ビートなどの自然素材がいかされており、それぞれの美しい色合いと風味を楽しめます。また、焼くと、サクサクとした歯ざわりが絶妙です。
旬の時期:1月〜3月

大門素麺
伝統の手延べ製法にこだわる「大門(おおかど)素麺」は、コシの強さと喉越しのよさが特長。砺波地方で初冬から早春にかけて、庄川の伏流水を使い、鉢伏山から吹き下ろす寒風にさらして作られます。二本の竹に8の字型にかけた麺を、細く長く延ばし、長いままの麺を丸めて和紙で包むことから「丸まげ素麺」とも呼ばれています。茹でる前に、丸まげ状の麺を2つに割ります。
旬の時期:通年

富山干柿
南砺市城端・福光地域で、古くから地元産「三社柿」を使いつくられてきた干柿。「三社柿」は、この地方だけに実る珍しい品種の渋柿。これを竹竿につるし、1ヵ月近く自然乾燥と火力乾燥をすることで、柿はすっかり渋みが抜け、表面に白い粉(果糖の結晶)をふいた極上の干柿に仕上がるのです。上品な甘さで風味豊かな「富山干柿」は、年末年始の贈答品としても人気があります。
旬の時期:12月〜1月ごろ

氷見のうどん
加賀藩献上御用うどんとして250年以上の歴史を持つ「氷見うどん」。機械を一切使用しない手延べの製法で作られる麺は、その細さから「糸うどん」ともいわれ、コシの強さと滑らかな喉越しが特長です。氷見市内には、今も伝統の製法と味を守り続ける製麺会社が数多くあり、贈答品としても重宝されています。
旬の時期:通年

利賀そば
山村に昔から伝わる「そば」で、国内はもとより海外の国とも交流する南砺市利賀地区。元来の「利賀そば」は、そば粉100%で卵をつなぎにした手打ちで、そば本来の香りと風味が楽しめます。秋、山道の棚田にそばの花が咲く利賀には、日本初のそば資料館「そばの館」があり、世界のそば文化にふれられます。また、毎年2月に「なんと利賀そばまつり」が開催されます。
旬の時期:通年

報恩講料理
真宗王国の富山では、浄土真宗の開祖、親鸞聖人の命日である11月28日前後に、その遺徳を偲んで営む仏事「報恩講(ほうおんこう)」が行なわれ、お勤め後、丹精こめた郷土料理で集う人々をもてなす風習が今も残っています。膳には、その土地の伝統的な料理が並び、たとえば五箇山地方では「赤かぶ漬け」や「五箇山豆腐と山菜の煮しめ」は欠かせないもの。予約をすれば五箇山の民宿などでも味わえます。
旬の時期:11月(予約をすれば季節外も可)

五箇山豆腐
五箇山の澄んだ水と地元産の大豆を使用し、昔ながらの製法で作られる「五箇山豆腐」。縄でしばっても形がくずれない堅さが特長で、五箇山では報恩講など仏事や、正月や春秋の祭りのハレの日の料理にも欠かせない食材です。特有の風味と食感を楽しむなら、薄く切って山葵醤油で食べる刺身が一番。くずれにくく、田楽、煮物、豆腐ステーキなどにしても美味しい豆腐です。
旬の時期:通年

地酒
全国屈指の名水の地で、米どころでもある富山は、酒造りの好適地。県内には、江戸や明治創業の古い酒蔵、全国区の有名蔵も数多くあります。とくに「山田錦」「五百万石」など酒造好適米の使用量は全国トップレベルで、オリジナルの酒米品種「雄山錦」も育成されています。良質の水と米を惜しみなく使い、各蔵の個性をいかして醸造される酒は、いずれも銘酒ぞろいです。
旬の時期:通年

地ビール
富山の名水や農産物をいかし、素材とバランスにこだわって醸造される富山の地ビールは、いずれも個性派揃い。国内外のビールコンテストで受賞する銘柄も多く、レベルの高い味わいを楽しめます。2008年には日本海側最大級の地ビールまつり「タナバタ・ビアフェスタ・トヤマ」が初めて開催されました。
旬の時期:通年

富山の深層水
富山湾は、駿河湾、相模湾と並ぶ日本三大深湾のひとつ。水深300m以深から汲み上げられる海洋深層水には、各種ミネラル分がバランスよく含まれています。ミネラル水から食品まで様々な商品にいかされています。また、滑川市と入善町には、海洋深層水の分水施設や体験施設があります。
旬の時期:通年

ページの先頭へ