旬のみどころピックアップ

祭り・文化編 7・8月号 おわら風の盆
おわら風の盆に酔いしれる
風に秋の気配を感じるころ、
格子戸や土蔵造りの古い家並みを残す
坂の町・八尾を舞台にくり広げられる「おわら風の盆」。
哀愁を誘う胡弓の音色や、優雅で艶やかな踊り。
前夜祭から本祭まで、多くの人々が酔いしれる
おわらの季節が今年もやってきました。

※掲載内容は天候や主催者の都合により変更になる場合がありますので、事前に最新情報をご確認ください。

おわらのマメ知識

風をおさめ、五穀豊穣を祈る民謡行事

「おわら風の盆」は、八尾に暮らす人々が大切に守り育んできた民謡行事です。おわらの町流しの起こりは、江戸・元禄年間、生活の中から見いだした喜びを表現しながら、町を練り歩いたことが始まりといわれています。その後、立春から二百十日の厄日に風をおさめ、五穀豊穣を祈る行事に変わり、いつしか「風の盆」と呼ばれるようになりました。おわらの語源には、歌詞に挟んだ「おわらひ(大笑い)」の語、あるいは農作物の収穫時期に豊年を祈った「おおわら(大藁)」に由来するなど諸説があります。

独特の情緒を醸し出す、おわらの踊りと地方

おわら節は他の民謡と同様、始めは唄だけでしたが、演奏が入り、踊りが入って、現在の形になりました。おわらの踊りには、古くから伝わる「豊年踊り(旧踊り)」と、昭和初期に振りつけられた「新踊り」があり、新踊りには、昔の農作業を表した「男踊り」と、日本舞踊の流れを汲むしなやかな所作の「女踊り」があります。また、おわら節は「地方(じかた)」と呼ばれる演じ手が奏でます。唄い手・囃し手・三味線・胡弓・太鼓が組み、町流しでは歩きながら演奏するため高い技術が要求されます。高音域の唄声、切ない音色、艶やかな踊り、これらが溶け合うことで、おわら独特の情緒が醸し出されます。

おわらは、八尾の人々にとって生活の一部

聞名寺の門前町として栄え、江戸時代には富山藩の御納戸として重要な役割を果たしてきた八尾。その豊かな経済力のもと、人々の間で芸事が盛んになり、それが今日のおわらを育んだ力の根源になったともいわれています。往時の面影を残す石畳の細い坂道、古い格子戸や土蔵造りの家々。八尾の人々は、この町並みとともに、昔も今もおわらを生活の一部として大切にしながら、踊りや唄を楽しんでいます。そんな雰囲気を町を散策して感じてみれば、おわらをいっそう楽しめるでしょう。

おわら風の盆[富山市周辺エリア]
三日三晩、町全体がおわら一色に

風の音、水の音、静かな情熱、秘めた興奮…。古い町並みを舞台に、叙情豊かにくり広げられる「おわら風の盆」。毎年9月1日から三日三晩、唄い踊り明かす本祭には、全国から約25万人もの見物客がつめかけ、おらわに寄せる町の人々の思いも最高潮に燃え上がります。とくに、ぼんぼりが灯される夜の町流しは幻想的。胡弓や三味線の音が夜の空気を震わせ、踊り手の優美な舞いが灯りに浮かびあがると、だれもが夢心地のひとときに酔いしれます。

期間:9月1日〜3日(雨天中止)
場所:富山市八尾町(会場付近は車輌交通規制あり)
問合せ先:おわら風の盆行事運営委員会 TEL.076-454-3117
関連HP:http://www.city.toyama.toyama.jp/yatsuo/nourin/owara/
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おわら風の盆・前夜祭[富山市周辺エリア]
みんな一緒に、おわら踊り

町を歩けばどこからともなく聞こえてくる胡弓や三味線の音色。「おわら風の盆」の季節間近、前夜祭では、八尾の11町が、本番に先がけて毎晩日替りで踊りを披露します。本番ほど混み合わないので、ゆったりと踊りを鑑賞できるほか、観光客のみなさんも踊り子と一緒に輪の中に入って楽しめます。

期間:8月20〜30日 20:00〜22:00頃(雨天中止)
場所:富山市八尾町
問合せ先:おわら風の盆行事運営委員会TEL.076-454-3117
関連HP:http://www.city.toyama.toyama.jp/yatsuo/nourin/owara/
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みどころ紹介
八尾おわら資料館[富山市周辺エリア]
おわらを予習・復習しよう

八尾とおわらの魅力が凝縮された資料館。情緒あふれるおわらを生んだ八尾の伝統的な町家を再現した「町家棟」、おわらの歴史から歌詞や楽器まで数々の資料を展示する「資料展示室・ギャラリー」、おわらの臨場感を大型スクリーンで体感できる「映像展示室」があり、本番前に立寄れば、いっそうおわらを楽しめます。

開館時間: 9:00 〜17:00(受付は16:30まで)
休館日:年末年始(会場付近は車輌交通規制あり)
場所:富山市八尾町東町2105-1
問合せ先:八尾おわら資料館 TEL.076-455-1780
関連HP:http://www.city.toyama.toyama.jp/yatsuo/kyoiku/siryokan/
index.html

越中八尾観光会館[富山市周辺エリア]
毎月2回、哀愁の風が吹く

毎月第2・第4土曜日、ホールにておわら踊りを開催。華麗な舞台踊りに加え、三味線・胡弓の独奏、そして出演者と観客が一体になって踊る輪踊りで、おわらを堪能できます。また、江戸時代の八尾町人文化を伝える、豪華絢爛な曳山や、主要産業であった養蚕の資料などの展示もしています。

開館時間:9:00 〜17:00(受付は16:30まで)
休館日:年末年始
場所:富山市八尾町上新町2898-1
問合せ先:越中八尾観光会館 TEL.076-454-5138
関連HP:http://www.yatsuo.net/kankou/KAIKAN/index.html

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