春の風物詩
3月から5月にかけてホタルイカが青白い光を放ちながら岸に打ち上げられる神秘的な現象「ホタルイカの身投げ」。地元の人たちはこの光景を見ると春の到来を感じるといい、ホタルイカは富山湾に春の訪れを告げる深海からの使者と呼ばれています。
松川べりの桜が咲き誇る頃にやってくるのが「全日本チンドンコンクール」。全国から100人近くのプロのチンドンマンが富山に集結、技とアイデアを競う全国唯一の珍しいイベントです。
春の雲上の絶景といえば、雪の壁が高さ20mにも迫る立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」。世界中から注目を集め、観光客の歓声が響く人気スポットとなっています。
毎年ゴールデンウィークに合わせて開催されるのが砺波市の「となみチューリップフェア」。国内最大300品種、300万本のチューリップが咲き誇る大スケールのイベントです。目と香りで楽しむだけではなく、コンサートや大道芸なども開催されて大人気です。
春の祭りとして、5月には各地で伝統ある曳山祭りが開催されます。高岡開町の頃が起こりの「高岡御車山祭」をはじめ、豪華絢爛な6基の曳山が坂のまちを進む「越中八尾曳山祭」、曳山と茶屋や料亭を模した庵屋台がともに練り歩く「城端曳山祭」などがあります。