サポーター募集中!富山でボランティア活動|とやま農業・農村サポーター-1

サポーター募集中!富山でボランティア活動|とやま農業・農村サポーター

富山県の豊かな自然と人々の暮らしを守り、次世代へと繋いでいくために。この記事では、都市住民と農村住民が手を取り合い、共に地域を支える「とやま農業・農村サポーター」の活動をご紹介します。農作業や環境整備を通じて地域に貢献する喜び、そしてそこから生まれるかけがえのない交流の機会。2025年11月に行われた小院瀬見での活動の様子を交えながら、本活動の魅力と参加のステップを詳しく紐解きます。

とやま農業・農村サポーターとは?

「とやま農業・農村サポーター」は、富山県内の中山間地域における農業・農村の活性化を目的としたボランティア活動です 。過疎化や高齢化が進む地域では、村の共同作業(道普請や水路掃除など)を維持することが困難になりつつあります。

そこで、都市部に住む方々の力(地域外の人材)を借りることで、地域のコミュニティを維持し、農業の継続をサポートしています 。この活動は単なる労働支援にとどまらず、都市住民と農村住民が交流し、共に地域を育む「新たな共生の場」を創出する役割も担っています。

こんな方を募集しています

現在、幅広い層のサポーターを募集しています。街中で暮らしながら自然や土に触れたい都市住民の方はもちろん、地域活動に貢献したい学生サークル、社会貢献活動の一環として参加する企業・団体のグループも歓迎しています 。

「本格的な農業は未経験だけれど、自分にできる範囲で農家さんを応援してみたい」という気持ちがあれば、特別なスキルは必要ありません。20代から60代まで、世代を超えて「誰かの力になりたい」という想いを持つ方々が、それぞれのペースで活動に参加しています 。

小院瀬見(こいんぜみ)の活動の様子

2025年11月29日、南砺市の「小院瀬見(こいんぜみ)」にて環境整備活動が行われ、総勢60名を超えるボランティアが参加しました。主な作業は、本格的な冬の到来と融雪に備えた用水路の清掃です。水路を塞ぐ落ち葉や泥を丁寧に取り除き、水の流れを確保します。また、車道の落ち葉「スンバ」を集める道路清掃や、山との境界付近の藪を刈り払う作業、人手が回っていない用水路脇の草刈りなど、村のインフラを維持するための多岐にわたる作業が進められました。終了後に提供された「湧き水コーヒー」での交流は、疲れを癒やす、温かなひとときとなりました 。

地元の方の声

西太美(にしふとみ)地域づくり協議会の西井さんに、活動の現状を伺いました。「今回の小院瀬見(こいんぜみ)の活動には、農業・農村サポーター以外にも、様々なボランティア団体や役場の方、他地域で同様の活動を指揮する関係者などが参加し、合同で行っています。今日は総勢60名ほどが駆けつけてくれました」と西井さんは語ります 。

特に、重機が入れない山の中や、手作業でしか泥を除去できない細かい溝の掃除には、どうしても人の手が必要です 。「こうした細部まで行き届いた作業を、高齢化が進む集落の住民だけで完結させることは、到底不可能です。ボランティアの方々の協力があるからこそ村のインフラが維持できており、本当に助かっています」

冬が来る前に水路を清掃しておかなければ、雪の重みや泥で水路が詰まり、村に水が引けなくなるという死活問題に直面します 。秋は夏の間に生い茂った草や大量の落ち葉があり、さらには今年は連日のようにクマが出没するため、爆竹やクマ撃退スプレーを常備しながら作業を行っています。

「生まれ育った場所を廃村にしたくないという想いで活動を続けていますが、人口減少に伴う資金不足など、将来の不安は消えません 。それでも、こうして地域外から多くの方が支えてくれる現状は、限界集落としては非常に恵まれていると感じています」と、不安を抱えながらも前を向く地元の切実な声が響きました 。

参加者の声

サポーターたちの参加動機はさまざまです。金沢市から通う60代の男性は、「退職後、体をなまけさせないために通っています。ジムに行くよりも、誰かの役に立ちながら運動できるのは、一石二鳥!」と、充実感を語ります 。

また、市内で働く40代の女性は「週末に自然の中で過ごす非日常的な体験は、今は生活に欠かせません」と話し、複数のボランティア活動を掛け持つ方も珍しくありません 。回数を重ねるごとに地元の方やサポーター仲間との絆が深まっていく「交流の楽しさ」が、継続して活動に参加する大きな魅力となっているようです。

活動内容と年間スケジュール

活動内容は、季節に合わせて多岐にわたります。主なものは以下の通りです。

・農作業:春の田植え、夏の除草、秋の稲刈りや山ぶどう収穫、カブの収穫、圃場の整備など 。
・共同作業・環境整備:春と秋の用水路清掃(えざらい)、獣害対策の柵の設置・撤去、冬の除雪作業など 。
・地域活動:村の祭りや伝統行事の設営・運営のお手伝い。

年間の活動予定は事務局から随時案内されるため、自分の興味やスケジュールに合わせて、無理のない範囲で参加する活動を選ぶことができます。
 

サポーターポイント制度について

活動を楽しく、長く続けていただくための仕組みとして「サポーターポイント制度」が用意されています。

ポイント付与:1回(半日)の活動参加につき、1ポイントが付与されます 。

特典:貯まったポイントは、受入地域の美味しいお米やお餅などの特産品と交換することができます 。

申請条件:3ポイント以上獲得することで、商品の申請が可能です。

獲得したポイントは、年度(4月〜翌年3月)ごとに集計され、年度をまたぐとリセットされます。
自分が応援した地域の実りを自宅で味わう体験は、地域との繋がりをより深く感じさせてくれます

参加方法

サポーター活動への参加は、以下のステップで簡単に行えます。

ウェブで登録:グリーンツーリズムとやま公式サイトの申込みフォームからサポーター登録を行います 。
活動情報の受信:事務局から、現在募集中の活動案内メールが届きます 。
日程を選んで申込:参加したい活動があれば、メールの案内に従って事務局へ連絡します 。
活動に参加:指定の場所に集合し、地元の方の説明を受けながら活動をスタートします 。

まずはサポーター登録をして、どのような募集があるかを確認することから始めてみましょう

まとめ

とやま農業・農村サポーターの活動は、一人の「力になりたい」という小さな思いが、地域の未来を支える大きな力へと変わる場所です。土の香りに包まれ、無心で汗を流す清々しい時間。そして、地元の方々との温かな交流は、あなた自身の心と体をリフレッシュさせてくれるはずです 。

富山の豊かな農村風景を次世代へ繋ぐために。あなたもサポーターとして、地域貢献と新しい交流の輪に加わってみませんか?

まずは、あなたの住む街から一歩、富山の農村へ踏み出してみてください