旧宮崎酒造 きゅうみやざきしゅぞう

一階は西側に幅3間のトオリニワを設け、その東側に諸室を2列に配した建物。またトオリニワ及びオイとミセの上部には太い梁を何重にも組んだ「枠の内」と呼ばれる構造となっており豪壮な景観を呈している。慶応2年(1866)の養照寺焼で居宅・本陣ともに全焼し、すぐに再建されたのが現在の主屋。明治8年に宮崎家が建物購入直後にオイとミセの部分(枠の内)を改造し、大正末から昭和初期に板葺き屋根の上に瓦葺きの屋根を設けた。現在は建物に残された痕跡、旧状が詳細にわかる明治42年撮影の古写真、残されていた大戸などの建具、宮崎家当主からの聞き取り、「岩城家文書」の設計図面などを基に、現在所有者の金山氏の手により平成20~21年にかけて明治期の外観に復元された。

エリア
滑川市
カテゴリー
その他施設内 その他

基本情報

住所 富山県滑川市瀬羽町1850
撮影日 2011/10/12
撮影天候
時刻 10:00
撮影実績 有り