大岩山日石寺エリアを楽しむならココ！滝行・名物そうめん・特産品ジェラートでひんやり旅

本堂に入ると、大きな岩に彫られた不動明王の姿が目に飛び込んできます。
右手には力をあらわす剣、左手には智をあらわす縄「羂索（けんさく）」を持ち、今にも迫ってくるような迫力です。
平安時代末期から鎌倉時代にかけて作られたとされ、日本でも有数の見事な磨崖仏（まがいぶつ＝岩に直接彫られた仏像）として知られています。

大岩山日石寺では、誰でも気軽に本格的な滝行を体験できます。境内にある「六本滝」は、心身を清めて不動明王を参拝するために造られたもの。６つの龍の口から流れ落ちる滝に打たれることで、六つの煩悩を洗い流すと伝えられています。

体験は事前予約が安心。所要時間はおよそ30分〜1時間ほどで、初心者でも参加できるため、観光で訪れた方にも人気です。

「大岩そうめん」は、70年以上愛され続けるこの地の名物。麺には3年間寝かせたそうめんを使用し、大岩の冷たい湧き水で締めることで、強いコシとつるつるとした喉ごしが生まれます。
糸のように美しく盛り付けられたそうめんは、一度食べれば虜になる味わい。門前には「ドライブイン金龍」「だんごや」「大岩館」の3店舗があり、それぞれ出汁や麺にこだわり、川魚料理や山菜料理、手作り和スイーツなども楽しめます。夏には各店とも行列ができ、そうめんを食べるためだけに大岩を訪れる人も多いほどです。

大岩千巌渓は、大岩山日石寺から歩いてわずか３分ほどで行ける、ひんやりとした渓谷の隠れスポットです。
特別な装備は不要で、気軽に散策できるのが魅力。岩や崖一面を覆うコケと、清らかな流れが織りなす景観は神秘的で、まさに天然の涼を感じられる避暑地です。夏でもひんやりとした空気に包まれ、心身ともにリフレッシュできます。

町中と大岩山日石寺を結ぶ道中にある、天然温泉かけ流しの公衆浴場。
地元の杉や檜を使った温もりある建物で、内風呂の天井には古民家を思わせる立派な梁がのびやかに広がります。
窓を彩るステンドグラスには不動明王と六本滝が描かれ、週替わりで男湯と女湯を飾ります。

2種類の内風呂と露天風呂があり、日帰りでも気軽に利用できるのが魅力。シャンプーや石けんは持参かフロントで購入が必要です。
広々とした駐車場（30台）も完備されているので、観光の合間に立ち寄りやすい立地。滝行後にもおすすめです。
湯上がりにいただく瓶入りの牛乳やコーヒー牛乳は、昔懐かしい味わいで格別です。

眼目山立山寺は、1370年に創建された曹洞宗の名刹。参道の県指定天然記念物「とが（栂）並木」や、上市川の断崖に立つ境内は木陰と清らかな川風に包まれ、夏でも涼しく散策できます。富山平野や能登半島まで見渡せる景色と、涼やかな自然の中での歴史散策が楽しめる避暑スポットです。