「まちなかぐるっとアートチケット」で芸術・文化に触れる旅
富山市内の文化施設めぐりには「my route」アプリから購入できる「まちなかぐるっとアートチケット」の利用がおすすめです。
「まちなかぐるっとアートチケット」とは
デジタルチケットで、富山市内の美術館・文学館をお得にめぐる
「まちなかぐるっとアートチケット」は、おでかけアプリ「my route」で購入できるデジタルチケットです。富山市内の対象となる文化施設(富山県美術館コレクション展、富山県水墨美術館常設展、高志の国文学館常設展、ギャルリ・ミレー)の入場に利用できる、2施設分デジタルクーポンに加え、富山地方鉄道の路線バス(富山駅前を起点とした280円区間)と市内電車全線が、30時間乗り放題となっています。移動と鑑賞をまとめて楽しめる、お得で便利なセットです。富山市でのアートなまちめぐりに、ご活用ください。
富山県美術館
アートとデザインをつなぐ美術館
『富山県美術館』は隣接する「富岩運河環水公園(ふがんうんが かんすいこうえん)」や立山連峰の眺望、この場所の地形を生かして建てられています。美しい眺望を楽しんでもらうために、東側は一面ガラス張り。館内は富山県産の「ひみ里山杉」が用いられた場所もあります。「アートとデザインをつなぐ」をコンセプトに、20世紀初頭から現代までの作品を収蔵しています。また、前身の『富山県立近代美術館』のころから椅子やポスターをコレクションしています。
近現代の作品をコレクション
屋外広場には、三沢厚彦氏による「ANIMALS(アニマルズ)」シリーズのクマをモチーフにした作品が恒久展示されており、来館者に親しまれています。屋上にあるオノマトペをもとに発想された遊具を備えた庭園は、子どもから大人までくつろげる空間です。また館内には富山県出身の詩人・美術評論家 瀧口修造氏や晩年を富山で過ごした音楽家シモン・ゴールドベルク氏のコレクションを紹介する展示室のほか、レストランやカフェ、ミュージアムショップもあります。
交通アクセス
■ 富山駅から
・北口から徒歩約15分
・富山地鉄バス1番のりば富山赤十字病院 県美術館経由「富山県美術館」下車すぐ
■ 自家用車・タクシーを利用の場合
・富山駅北口から約3分
・富山きときと空港から約20分
・北陸自動車道「富山IC」から、国道41号を経由し約20分
富山県水墨美術館
明治期から現代の日本美術を紹介
『富山県水墨美術館』は、和風庭園に囲まれた平屋造りの美術館です。館内からは手入れの行き届いた広い庭園へ出ることができ、季節ごとに表情を変える景色を眺めながら散策を楽しめます。常設展示室では、明治期から現代にかけての日本画や工芸品を紹介しており、年に4回ほど展示替えを行っています。日本美術にあまりなじみのない方にも親しんでもらえるよう、各作品には分かりやすい解説が添えられており、落ち着いた雰囲気の中で鑑賞できます。
茶室や喫茶店でゆったりとした時間を過ごす
美術館の最も奥には、数寄屋建築の第一人者として知られる富山県出身の建築家・中村外二氏が設計を手がけ、長男・義明氏が完成させた茶室「墨光庵(ぼっこうあん)」があります。立礼席では、3月から11月の土・日曜、祝日に呈茶が行われており、企画展の開催期間中は、展示テーマにちなんだお菓子を楽しめます。また館内には喫茶店「水の時計」があり、時間をかけて抽出した香り豊かな水出しコーヒーやスイーツを味わいながら、ゆったりとしたひとときを過ごせます。
交通アクセス
■ 富山駅から
・市内電車大学前行「トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前(五福末広町)」下車、徒歩約10分
・富山地鉄バス4番のりばから10、14、16系統「五福末広町」下車、徒歩約10分、
7番のりばから各系統「畑中」下車、徒歩約10分
※最新の運行は富山地方鉄道ウェブサイトにてご確認ください。
■ 自家用車・タクシーを利用の場合
・富山駅から約10分
・富山きときと空港から約25分
・北陸自動車道「富山IC」から約20分
高志の国文学館
富山県ゆかりの作家、作品を幅広く発信
『高志の国文学館』の常設展示室には、富山県ゆかりの文学が壁一面に並ぶ大書架や、富山ゆかりの芥川賞・直木賞作家や漫画家の直筆原稿を紹介する展示室などがあります。最近では、NHKの連続テレビ小説でも取り上げられた明治期の作家・小泉八雲に関する展示が注目を集めています。八雲自身は富山を訪れたことはありませんが、八雲の蔵書が富山大学附属図書館「ヘルン文庫」に所蔵されている縁から『高志の国文学館』でも八雲の作品を紹介しています。
誰もが気軽に、富山ゆかりの文学を楽しめる場所
富山は、かつて越中国が置かれていた奈良時代に、万葉の歌人、大伴家持が223首もの歌を詠んだ万葉集ゆかりの地です。またその後、堀田善衞や源氏鶏太、角川源義といった多くの文学者を輩出してきました。宮本輝の『螢川』や柏原兵三の『長い道』、新田次郎の『劍岳〈点の記〉』など、富山を舞台にした作品も数多くあります。およそ1300年にわたる富山文学の魅力を、直筆原稿などの貴重な資料のほか、さまざまなデジタルコンテンツでも体感できる「高志の国文学館」。企画展にあわせた朗読会など多彩なイベントも開催されています。
ギャルリ・ミレー
まちなか美術館で、名画を鑑賞
富山市中心部の中央通り商店街にある『ギャルリ・ミレー』は、北陸銀行が所蔵する絵画を公開している、まちなか美術館です。フランス絵画の巨匠ジャン=フランソワ・ミレーの作品14点をはじめ、コローやドービニー、デュプレといったバルビゾン派の画家たち、さらに写実主義の先駆者であるクールベの作品を収蔵しています。館内では、作品を定期的に入れ替えながら紹介しています。また中央通りに面したウインドウには、原画を忠実に再現した複製画が展示されており、通りを行き交う人を楽しませています。
交通アクセス
■ 富山駅から
・市内電車南富山駅行・環状線「中町」下車、徒歩約3分
■ 自家用車・タクシーを利用の場合
・富山駅から約10分
・富山きときと空港から約20分
・北陸自動車道「富山IC」から約15分
特典が受けられる施設はほかにも!!
交通チケット提示で、入場料が割引になる施設があります
紹介した4施設以外にも、交通チケット特典を受けられる施設があります。それぞれの施設でチケットを提示すると、入場料が割り引かれます。
● 富山市郷土博物館
富山城址公園内にある富山城(1954年建設)の城内は、400年以上に及ぶ富山城の歴史を模型や映像で紹介している郷土博物館。天守展望台からは中心市街地が一望できる。
● 北前船廻船問屋 森家
明治期に3年の歳月をかけて建てられた北前船廻船問屋で、富山県の江戸期以降の町屋建築を引き継ぐ。国指定重要文化財。
※耐震工事のため、2027年以降再開予定
● 富山市佐藤記念美術館
砺波市出身の実業家で茶人の佐藤助九郎が収集した作品や、日本の近世絵画・工芸、東南アジアの陶磁器など、東洋古美術を中心に展示を行う。展示室のほか、茶室もある。
● 富山市ガラス美術館
ガラスの街を象徴する『TOYAMAキラリ』の中にあるミュージアム。現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏のインスタレーション、国内外の現代ガラスを中心に展示を行う。
● 富山市科学博物館
1階の常設展示が、2026年春にリニューアルオープン。富山の自然の魅力を、プロジェクションマッピングやデジタル端末を使って分かりやすく紹介している。
● 旧馬場家住宅
北前船交易で栄えた岩瀬五大家の筆頭で、北陸の五大北前船主のひとつ。屋内に長さ30mもある土間通路があり、かつてはこの先に蔵や門、船着場があった。国有形登録文化財。
● 富山市民俗民芸村
呉羽山の麓に、自然や文化、歴史を学べる9つの博物館施設が広がっている。絵付け体験が楽しめる「とやま土人形工房」や茶室「円山庵」もある。
● 秋水美術館
越中刀工の作など約200振りの日本刀をコレクション。中世から現代までの国内工芸作品を軸に展示を行っている。季節ごとに企画展も開かれている。