【絶景】雨晴海岸で富山湾越しの立山連峰を撮る!写真スポットと気嵐も解説
富山湾越しに3000m級の立山連峰を望む、「雨晴海岸」。
ここは、富山県が誇る絶景スポットで、"ポスター級"の一枚が撮影できます。
この記事では、
◆ 絶景を撮れる写真スポット
◆ 絶景に出会いやすいベストシーズン
◆ 神秘の「気嵐(けあらし)」が見られる条件
をまとめてわかりやすくご紹介します。
基本情報
雨晴海岸(あまはらしかいがん)は、富山県を代表する絶景スポットで、「海越しの立山連峰」を望む壮大な景観で知られています。名前の由来は、源義経が兄・頼朝から落ち延びる途中、にわか雨に遭った際、従者・弁慶が持ち上げた岩陰で雨が上がるのを待ったという伝説によるものです。
住所: 富山県高岡市太田雨晴
写真スポット
雨晴海岸で絶景を撮影できるおすすめポイントをご紹介します。海越しの立山連峰は、見る場所や立つ位置によってまったく違う表情を見せてくれます。
ここでは、初めて訪れる方でも迷わず楽しめる、代表的な撮影スポットと特徴をわかりやすく紹介していきます。リピーターの方は、海岸沿いを歩きながら、自分だけのベストアングルを探すのもおすすめです。
写真スポット①定番!女岩と海越しの立山連峰
最初にご紹介するのは、雨晴海岸沿いで最も定番の撮影スポット。
道の駅雨晴前の踏切を降りてすぐの場所で、視界を遮るものがなく、女岩と立山連峰が一直線に収まる“THE・雨晴海岸”の構図を撮影できます。
また、海岸沿いを雨晴駅方面へ歩きながら、自分だけのベストポイントを探すのもおすすめ。光や波の表情が変わるので、歩くほどに魅力的な構図と出会えます。
写真スポット②氷見線と立山連峰
2か所目は、道の駅雨晴の展望デッキから撮る、氷見線×立山連峰の鉄道風景ショット。
道の駅には2階と3階にデッキがありますが、海沿いを走る氷見線を狙うなら、視界が開けた3階デッキがベストポジションです。列車と海、そして立山連峰が一望でき、ダイナミックな写真が撮れます。
また、2階デッキにはスマホスタンドも設置されているので、友人や家族と一緒に、思い出の一枚を撮影したい方におすすめです。
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雨晴海岸の名所
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女岩と男岩
「女岩」と「男岩」は、雨晴海岸を象徴する名所で、中央に大きく存在しているのが「女岩」で、奥にあるのが「男岩」です。「女岩」は、周りの岩礁が子供に見えることから名づけられ、「男岩」は、「女岩」の周りにある大きな岩で夫婦のようであることから名づけられたと言われています。 -
義経岩と義経社
踏切を渡った右側に見えるのが、義経岩と義経社で、源義経がにわか雨を避けたという伝説を伝える場所です。砂浜まで降りると、義経岩の下までもぐることができます。義経社は、小さな社ながら、歴史ロマンを感じる静かな空間です。
アクセス・駐車場
■車で行く場合
・能越自動車道高岡北ICから車で約15分
・富山駅から車で25分
ナビには「道の駅雨晴」を入力してください。
駐車場は、道の駅雨晴の東西にある2つの駐車場と、第二駐車場、臨時駐車場の4つがあります。晴れた日は混雑することもあるので、事前に場所のチェックをしておきましょう。
駐車場のライブカメラでも、リアルタイムでチェックすることができます。
■電車で行く場合
・JR氷見線雨晴駅から徒歩約5分
10月から3月は、「富山ぶりかにバス」で行くこともできます。
ベストシーズンっていつ?
冠雪した立山連峰をきれいに撮るなら、11月〜3月の澄んだ空気に恵まれた冬の晴天日がおすすめです。
光の当たり方の関係で、午前中のほうがより美しく見えることが多いです。
冬の朝は特に冷え込むため、防寒対策と海風への備えをしっかりして出かけましょう。
一方、夏は海・列車・青空のコントラストが映え、冬とは違った魅力を楽しめます。
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気嵐が見える条件は?
気嵐は、海と陸との温度差によって発生する霧の現象で、大気が冷え込み、海水との温度差が生じることで発生します。
雨晴海岸では、10月末から2月末頃までの冷え込んだ早朝(日の出前~日の出後、5時~8時頃)に見られます。
特に、次の条件がそろった日に、くっきり見えることが多い、奇跡の絶景です。
1.放射冷却で冷え込みが強い
2.前日の日中と撮影日の朝の気温差がおおむね10度以上
3.風が弱い日
また、冬の朝は冷え込みが厳しいので、ダウンやカイロなどの防寒対策はしっかりとしていきましょう。
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スマホでの撮影もおすすめ!
これは、スマートフォンで撮影した写真です。
一眼レフカメラを持っていない方でも、自分のスマートフォンでキレイに気嵐を撮影することができます。
ライブカメラ
雨晴の絶景を撮影するためには、どの時期のどの時間帯に行くのかが大事です。
ライブカメラの配信があるので、リアルタイムの情報を確認してから行くことができます。
モデルコース
雨晴海岸に初めて訪れる方におすすめのモデルコースをご紹介します。
雨晴海岸では、立山連峰の絶景と海辺のカフェをたっぷり満喫。その後は、周辺の観光スポットを巡り、氷見番屋街でグルメやお土産も楽しめます。
美しい自然やグルメ、お土産を気軽に楽しめるので、写真を撮りながらゆったりドライブしたい方にぴったりのコースです。
周辺スポット
道の駅「雨晴」
道の駅「雨晴」は、雨晴海岸沿いに建つ船をモチーフにしたモダンな建物。カフェでは地元食材を使ったランチやスイーツを海景色とともに楽しめ、ショップでは高岡銅器や漆器、地酒や銘菓など富山らしい商品が揃います。展望デッキからは海越しに走る氷見線の列車も眺められ、情報発信コーナーと展望デッキは24時間利用可能。朝日や夕景の絶景が楽しめる人気スポットです。
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