【うみとやま】ノスタルジックな海辺の町|内川をまちあるき-1

ノスタルジックな海辺の町|射水市内川エリアをまちあるき

射水市の内川エリアは、古くからの漁師町にカフェやホテルが溶け込むようにある地域。のんびりと散歩していると、港町に暮らす人々の息づかいが聞こえてきます。

射水市 内川エリアの魅力

富山県北西部にある新湊は、シロエビや紅ズワイガニなど、富山を代表する魚介が水揚げされる港町。海の近くには「内川」という東西約3.4kmの運河があり、川の両岸に漁船が停泊し、そばには漁師の作業小屋(番屋)や家々が並ぶノスタルジックな光景が広がっています。川沿いはのんびりと散歩するのにぴったりな場所で、歩いていると民家や倉庫を素敵にリノベーションしたカフェ、地元の人に愛されているお餅屋さんなど、ふらりと寄りたくなるスポットがたくさん。漁師さんや近所の人らが行き交う姿、細い路地やユニークなデザインの橋を見つけると、思わずカメラを向けたくなります。映画やドラマのロケ地になることも多く「日本のベニス」とも呼ばれる場所。天候に恵まれると、内川からも立山連峰が望めます。
 

cafe uchikawa 六角堂

六角形の建物が特徴の落ち着いたカフェ空間

内川にかかる紅殻色の「東橋」のそばに、築80年の畳屋をリノベーションしたカフェがあります。『六角堂』という店名は建物の形から取ったもので、毎年秋に町内の曳山が店の前を通過するため改装前から六角形に建てられていました。

オーガニックの食材、安心で安全な材料にこだわった食事やスイーツが味わえ、内川の名がついたクレームブリュレや、店長の描くラテアートも好評です。有機野菜や地元食材で彩ったサンドイッチやピザも豊富に揃っています。内川での散策途中に、一息つきたくなったら訪れてください。

水辺の民家ホテル カモメとウミネコ

漁師町に暮らすように滞在する

内川沿いにある古い民家が、一棟貸しのホテルに生まれ変わりました。「カモメ」「ウミネコ」と名付けられた2棟からは、内川を行き交う漁船、海辺の人たちの生活が垣間見え、町の息づかいまで聞こえて来ます。

完全なプライベート空間なので、思い思いの過ごし方ができるのが魅力。食事が付いていないため、近くの割烹やレストラン、カフェに出かけたり、食材を買い込んで備え付けのキッチンで調理したりも楽しめます。この街で暮らすように、滞在してください。

魚間菓子舗

軽い食べ応えと、やさしい甘み

内川のお土産は、鋳物型で一枚ずつ焼き上げる「おらんだ焼」がおすすめです。一枚が直径約17cm。小麦粉や卵、砂糖といったシンプルな素材で作られていて、口に運ぶとカステラのようなやさしい甘さが口に広がります。サクッとした軽い食べ応えで、コーヒーや紅茶にぴったり。明治期から変わらぬ製法を守り抜いており、子どもからお年寄りまで幅広い世代に親しまれています。手で四分割できるラインも入っています。お好みの大きさと形にして味わいましょう。

中川餅店

富山産のお米と水が、愛される味を作る

新湊は餅文化が根強く残る場所で、大漁祈願やお祝い事などに餅を使う風習が受け継がれています。餅専門店が何軒もあり『中川餅店』もそのひとつ。上質な富山県産の新大正もち米やコシヒカリの上新粉を素材に、富山のおいしい水で捏ね上げて作る、だんごや大福、おはぎは、おやつや食べ歩きにぴったりです。

お店は、道に向かってガラスケースが横に長く広がっていて、いつも作りたての味を並べています。創業百余年の老舗餅屋の味を、ぜひ楽しんでください。

新湊観光船

風情ある港町を、のんびりとクルーズ

水上から内川を楽しむレトロな観光船も運行しています。新湊観光船の「内川遊覧&12橋巡り」は『川の駅 新湊』と『海王丸パーク』から乗船OK。『川の駅 新湊』から乗り込むと、船は川を抜けてカモメたちのアテンドで富山湾へ繰り出します。

海王丸と新湊大橋の向こうに立山連峰がそびえるダイナミックな景色も楽しんでください。『海王丸パーク』に少し停留してから再出発。新湊大橋の下をくぐり、貨物船やコンテナ置き場の近くを通って、内川へと戻ります。万葉線の下を通過すると再び目の前に港町の風情が広がります。1周50分のクルーズで、漁師町のいろんな表情を見つけてください。

Column

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SNSの総フォロワー数15万人以上を数えるトラベラーAYUMIさんが内川を中心に巡った旅の記録を、写真とともにお伝えしています。

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