新国宝の勝興寺と絶景の雨晴海岸へ-1

新国宝の勝興寺と絶景の雨晴海岸へ

[富山旅10to5]高岡駅からはじまる7時間の旅 

蓮如上人が開山した土山御坊を起源とする国宝・勝興寺。 万葉歌人、大伴家持が愛した富山湾・雨晴海岸の絶景。 歴史ある建築と絶景をめぐる旅を盛り上げるのは、雨晴海岸沿いすれすれを走るJR氷見線です。高岡駅から乗り込み、勝興寺の最寄り駅である伏木駅、そして雨晴駅で途中下車し、終点の氷見駅を目指します。 氷見では商店街の「まんがロード」を歩いて、氷見市出身のまんが家、藤子不二雄Ⓐ先生の世界を体感し、漁港近くの「ひみ番屋街」を訪れよう。宿泊は氷見温泉郷で。

高岡市伏木気象資料館

レトロな建築が魅力

高岡駅で氷見線に乗り込み、まずは伏木駅で下車します。伏木は古くから港とともに発展してきたまちです。高岡市伏木気象資料館(旧伏木測候所)は、明治期に日本初の私立測候所として、伏木燈明台の一室に設立されました。その後二度の移転を経て、明治期から残る気象観測施設として高い評価を受け、登録有形文化財に登録されています。レトロな洋風木造建築の外観がとても魅力的です。

国宝 勝興寺

2022年に国宝に指定された名刹

このコースの目玉のひとつ、勝興寺を訪れます。勝興寺は、越中一向一揆の拠点となったことでも知られる浄土真宗本願寺派の寺院です。もともと、江戸時代に建てられた12棟の建造物が重要文化財に指定されており、平成の大修理を経て、12棟のうち「本堂」と「大広間及び式台」の2棟が国宝に指定されました。江戸時代の境内景観をほぼ完璧に残す、全国を見渡しても稀少価値の高いスポットです。

高岡市伏木北前船資料館

かつての廻船問屋の望楼から、伏木のまちを一望

北前船で繁栄した廻船問屋・旧秋元家の住宅を利用し、古地図や引札、船主の生活道具など、貴重な資料を展示しています。かつて船の出入りを見張った望楼もおすすめ。狭くて急な階段を上り切ると、2畳ほどの小さな部屋があり、伏木のまちをぐるりと見渡せます。当時と今との町の違いに思いをはせることができるノスタルジックなスポット。

国定公園 雨晴海岸

海越しに立山連峰を見る贅沢

再び伏木駅からJR氷見線に乗り込むと、やがて右の車窓いっぱいに富山湾の景観が広がります。青い海と白い波の向こうに立山連峰を望む雨晴海岸へ。雨晴駅で下車し、海岸を目指します。 
標高3000メートル級の山々が海岸から見渡せるスポットは世界でも珍しく、あちこちにシャッターチャンスを狙うカメラマンの姿があります。

【楽しさをプラス】伏木・雨晴でのランチ

オーシャンビューを楽しむ特等席、道の駅雨晴は、必ず立ち寄りたいスポットです。2F「Cafe ISOMI TERRACE」では、地元食材を盛り込んだランチのほか、スイーツやドリンクを楽しめます。 
再び氷見線に乗って終点の氷見駅を目指しますが、JR雨晴駅、JR氷見駅、ひみ番屋街の3か所で貸出と返却ができるレンタサイクルでの移動もおすすめです。
※レンタサイクルは冬季休業。

伏木、雨晴エリアでランチをするならこちら

まんがロード

藤子不二雄Ⓐまんがワールドを巡ろう!

JR氷見駅で電車を降り、ひみ番屋街へと向かいます。
JR氷見駅からはじまる「まんがロード」では、市出身のまんが家、藤子不二雄Ⓐ先生の大人気キャラクターたちが出迎えてくれます。「忍者ハットリくんカラクリ時計」に「喪黒福造のスマイルベンチ」、「プロゴルファー猿ポケットパーク」 など魅力的なスポットがたくさん。昨年12月にリニューアルした「忍者ハットリくん巨大壁画」も見逃せません!

ひみ番屋街

富山湾の絶品海鮮グルメを味わう

氷見の一番の魅力といえば、富山湾で水揚げされる新鮮な海の幸。氷見の魚介が一堂に集まる観光スポットが、漁港にも近い「ひみ番屋街」です。寿司や海鮮グルメはもちろん、氷見うどん、氷見牛などの地元名物を味わえます。源泉掛け流しの足湯があるので、富山湾上に浮かぶようにそびえる立山連峰を眺めながら一日の旅の疲れをほぐしましょう。

能登半島国定公園 氷見温泉郷(宿泊)

富山湾沿いに温泉が点在

氷見市では富山湾沿いに温泉が点在しており、現在、約15軒の温泉旅館や民宿があります。これらを総称して「能登半島国定公園 氷見温泉郷」といいます。ナトリウム‐塩化物泉でしょっぱいのが特徴。「美人になる湯」として特に女性客に好評です。 

コースの巡り方はこちら

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