日本一の木彫の町・井波で、職人の手仕事に触れる旅-1

日本一の木彫の町・井波で、
職人の手仕事に触れる旅

日本一の木彫の町として知られる南砺市井波。人口わずか約8,000人という小さな町に、約200人もの木彫刻家が暮らしています。大きな通り沿いには木彫刻の工房やノミを売る商店が立ち並び、どこからともなくトントン、カンカンという木槌の音が聞こえてきます。

町全体にものづくりの文化が根付いている井波。近年は木彫刻家だけでなく、漆芸家、陶芸家など多くの職人たちが暮らし、制作活動をしています。世界的にも稀なほどに職人を身近に感じられる町で、その手仕事に触れ、自分の感性を磨く旅をしてみませんか?

ギャラリーのような宿に泊まる。

「Bed and Craft」は、井波の町に点在する施設から成り立つ分散型ホテル。古民家をリノベーションした6棟の宿には、それぞれ井波で活躍する職人の作品が展示されています。なかには建物からインスピレーションを得て制作された、宿泊者しか見られない作品も。まるでギャラリーに泊まるような特別な体験ができます。



6棟のうち元料亭の一部屋を改装した「MITU」は、井波に工房をもつ陶芸家・前川わとさんが空間づくりから携わった宿。床の間に飾られている壺、食器棚に並ぶ器など、淡いパステルカラーの作品が空間をやさしく彩っています。いたるところに作品が散りばめられているので、お部屋の隅々まで宝探し気分で見渡してみてくださいね。



一棟貸し切りスタイルの「Bed and Craft」。それぞれキッチンや洗濯機、浴室なども備えられているので、まるで暮らすようにくつろぎながら思い思いの時間を過ごせます。

夕食付きプランを申し込めば、ラウンジに併設するダイニング「nomi」でディナーコースがいただけます。木彫刻家が削った木くずを活用した、井波ならではの燻製料理をぜひ味わってください。

井波の職⼈に、一日弟⼦⼊り体験。

「Bed and Craft」の楽しみは、泊まる(=Bed)だけではありません。職人の工房に直接訪れて、自分だけのオリジナル作品を制作できるワークショップ(=Craft)も用意されています。木彫刻家・田中孝明さんに弟子入りするコースでは、井波彫刻の技術を使って、一枚のサクラの木から自分の好きな形のスプーンを彫り出します。



できあがったスプーンはそのまま持ち帰ることができます。自らデザインして作り上げた個性的な形に、だんだん愛着が沸いてくるはずです。木彫りのスプーン以外にも、漆の箸、木彫りの豆皿、漆の器のコースがありますが、いずれも本格的。ものづくりの楽しさに目覚めるきっかけになるかもしれませんよ。

職人の手仕事を、旅の記念に持ち帰る。



木彫の町 井波に泊まった記念の品を購入するなら、2020年にオープンしたショップギャラリー「季の実」へ。店内に入って右側のスペースに、器やアクセサリー、壁飾りなど、井波の職人たちの個性豊かな作品がセンスよく並んでいます。自分が泊まった宿に飾られていた職人の作品にも出会えるかもしれません。



それぞれの作品のストーリーや使い方を、スタッフから聞くのも楽しいひとときとなるでしょう。また井波周辺で生産された食品や、「季の実」オリジナルのお土産も販売されています。どれも人の手で作られた、日本の美しい季節を感じられるモノたち。きっと日々の暮らしを豊かにしてくれますよ。



今回は、木彫の町・井波で職人の手仕事に触れられるスポットをご紹介しました。素敵な作品と出会うことで、感性が刺激され、新たな自分に出会えるかもしれません。みなさんもぜひ井波へ訪れて、職人の町を身近に感じてみてくださいね。

Column

心温まる井波の田舎まんじゅう。-1

心温まる井波の田舎まんじゅう。

井波土産の定番として外せないのが、八日町通りに店を構える老舗和菓子店『よしむら』の「田舎まんじゅう」(6個入り 970円)。紅白の薄皮からあんこが透けた見た目は、素朴でどこか愛らしさを感じます。北海道の小豆を氷砂糖で炊いたつぶあんはすっきりとした甘さで、何個でも手が伸びる美味しさです。

※2021年12月15日時点の情報です。新型コロナウイルス感染症の影響により、営業日や営業時間の変更などが想定されます。最新の情報は公式サイトをご覧いただくか、施設等に直接お問い合わせください。

※価格は特記事項のない限り税込みで表記しております。


この記事を見た人はこんな記事を見ています