冬、立山連峰から昇る「日の出」を見に行こう！絶景スポット＋初詣6選！【雨晴海岸・呉羽山展望台・山田川（白鳥とのコラボ）など】

澄みきった冬の空気、雪に包まれた立山連峰。その美しさは、まさに富山が誇る冬の絶景です。
冬の朝、白く輝く山々の稜線から太陽がゆっくりと昇り、海や街などをやさしく照らします。

なかでも「日の出」の時間帯は、富山ならではの特別な朝を感じさせてくれます。
冬になると足を運びたくなる、そんな「日の出スポット」を紹介します。

掲載日：2025.11.13

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ライター：みか

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スポット①　雨晴海岸からの日の出

雨晴海岸（あまはらしかいがん）は、海越しの女岩と雪を覆った立山連峰は富山県を代表する絶景が見られる場所として有名です。JR氷見（ひみ）線雨晴駅から徒歩約5分、道の駅「雨晴」には、駐車場もあり、アクセスも抜群。日中とは違う「日の出」も、息をのむほどの美しさです。

2024年11月10日　6時33分撮影

静寂な空気の中から、太陽が立山連峰の稜線に姿を現し、あたりをやさしいオレンジ色に染めていきます。さらに、10月下旬から2月頃の冷え込んだ朝は「気嵐（けあらし）」が水面から立ちのぼり、幻想的な朝の景色を演出します。水面の温度が気温より高いときにだけ現れる、冬の富山ならではの美しい自然現象です。

一度見たら忘れられない！そんな感動の景色。ぜひ、雨晴海岸で「日の出」の絶景を堪能してください。

国定公園雨晴海岸

スポット②　奈呉の浦大橋からの絶景（射水市）

奈呉の浦大橋（なごのうらおおはし）は、新湊大橋（しんみなとおおはし）と立山連峰という、まさに「富山ならではの景色」を一度に楽しめる場所です。橋の名前は、万葉の時代から大伴家持の歌にもたびたび詠まれた「奈呉の海」に由来しています。欄干には万葉歌碑のプレートも設置されていまるので、ゆっくりと橋を歩きながら、景色とともにその歴史にも思いを馳せてみてください。

天気予報は晴れ、立山眺望予報80％だった朝でも雲があると太陽が遮られてしまうケースもあります。しかし、雲があった方がさらによりよい演出になり、絶景を生み出してくれる時もあります。

過去に撮影しましたが、雲がなかった時の日の出も、とても美しかったです。

スポット③　呉羽山展望台　（富山市の街と日の出の絶景）

富山市内を一望できる「呉羽山（くれはやま）展望台」。澄み渡る青空と清らかな空気の中、立山連峰がくっきりと浮かび上がる光景に出会える日は、1年のうちでもわずかです。だからこそ、その瞬間に出会えた時の感動はひとしお。白銀の山々と美しい街並みが織りなす風景は、まさに富山を象徴する絶景です。

ここからの日の出は、富山市の街を一気に明るく照らし、あたたかな光が広がっていく、心まで満たされるような光景です。早朝は空気が澄んでいる分、立山連峰がはっきりと見えることも多く、日中よりもその姿を美しく望むことができます。お天気がよければ、「今日は日の出が見られるかも」と、少し期待して訪れてみるのもおすすめです。

スポット④　富山市石金　（電車と立山連峰が見られる場所）

富山地方鉄道　不二越駅（ふじこしえき）から徒歩2、3分で見られる絶景スポットです。街の中とは思えないほどの迫力で、剱岳が目の前にそびえ立ちます。何度見ても思わず足を止めてしまう、その圧倒的な景色です。

「日の出」と電車のコラボレーションを見てみたいと挑戦しているのですが、なかなかタイミングを合わせることが出来ませんでした。それでも、朝焼けの空の下を走る電車を待つ時間が少し特別に感じられました。また、寒さで凍り付くような中、走っていく電車は、朝の訪れを告げるように、静けさの中を駆け抜けていきました。
※10月8日前後、2月末くらいには剱岳から昇る日の出が見られる場所です。お天気に恵まれればですが…。

スポット⑤　稲荷公園　（富山市・展望台がある公園）

ちょっと変わった展望台がある公園は、富山地方鉄道　稲荷町駅より徒歩5分で到着する公園内にあります。その展望台から見える景色は、まるで一枚の絵のよう！季節や時間によって、同じ“額縁”の中にまったく違う風景が広がります。春は桜、夏は青空と山々、秋は紅葉、冬は雪景色。季節ごとに「今度はどんな景色が見えるかな」とワクワクしながら訪れています。ここから日の出も見られるのでは？と訪れてみました。

額縁の中にうまく収めきれない日の出でしたが、それでも、空いっぱいに広がる光のグラデーションが本当にきれいで、思わず見とれてしまいました。写真には収まりきらないけれど、心の中にはしっかり焼きつく、そんな日の出の瞬間でした。

スポット⑥　富山市婦中町　山田川（白鳥の飛来地）

富山市には白鳥が飛来する場所が数カ所あります。その１つ、山田川には毎年、白鳥（12月~3月ごろ）が集まってきます。

陽が昇ると、白鳥さんたちは、餌のある田んぼへと飛び立って行きます。立山連峰とたくさんの白鳥が見られる景色は、冬の風物詩になっています。羽ばたく音が静かな朝の空気に響いて、凛とした寒さの中にもあたたかさを感じる瞬間です。陽の光を受けて輝く白い羽と、その向こうにそびえる立山連峰！まさに富山の冬ならではの美しい光景が大好きで、私は、毎年、山田川へ白鳥に会いに行っています。

白鳥に出会えるスポット！

【初詣】富山市にある富山縣護国神社

毎月「蚤の市」が開かれることで知られる富山縣護國神社（とやまけんごこくじんじゃ）は、富山を代表する初詣スポットとしても多くの人で賑わいます。ご利益は、家内安全・交通安全・商売繁盛・厄除けなどさまざま。美しい初日の出とともに、新しい一年の始まりをこの神社で迎えてみてはいかがでしょうか。屋台なども並び、ちょっと休憩できるのもいいですよ！