「鉄軌道王国 とやま」を楽しもう!|乗って、撮って楽しむ富山の鉄道旅-1

「鉄軌道王国 とやま」を楽しもう!|乗って、撮って楽しむ富山の鉄道旅

富山県は「鉄軌道王国」と呼ばれるほど、多種多様な鉄道路線が走っており、路面電車・観光列車・絶景ローカル線など、多彩な鉄道が楽しめます。乗って楽しい電車はもちろん、「鉄軌道王国とやま」だからこそ見ることができる絶景や、おすすめのフォトスポットなどをご紹介します。
プロの鉄道写真家 中井精也さんのお写真とコメントも必見です。

富山は多種多様な列車が走る鉄軌道王国

富山県には多種多様な鉄軌道があり、沿線地域の特色ある豊かな風景や文化を車窓から伝えています。
そんな「鉄軌道王国とやま」の魅力に迫ります。

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プロの鉄道写真家から見た鉄軌道王国とやまの魅力

プロの鉄道写真家 中井精也さんに、鉄軌道王国とやまの魅力についてお聞きしました。

Column

鉄道写真家 中井 精也氏 プロフィール-1

鉄道写真家 中井 精也氏 プロフィール

中井精也(なかいせいや)
1967年、東京生まれ。車両だけにこだわらず独自の視点で鉄道を撮影し、「1日1鉄!」「ゆる鉄」など新しい鉄道写真のジャンルを生み出した。日本全国を回りながら自らの作品を販売するギャラリー&ショップ「ゆる鉄画廊NOMAD」を展開中。「中井精也の絶景!てつたび」/NHK BS、BSP 4Kなどに出演中。
公式ブログ「1日1鉄!」https://ameblo.jp/seiya-nakai/

中井さんが切り取った富山の風景
中井精也

中井精也

青い海の向こうに広がるのは、能登半島。懐かしい国鉄色の気動車と、息を飲むような夏の入道雲が、雨晴の水面に映ります。氷見線で撮影したこの作品は、まさに富山の美しい自然がくれた、僕の宝物。驚くことに、この場所から反対を向けば、雨晴海岸と雪をたたえた立山連峰と氷見線を撮影できます。
う〜ん、富山の自然、恐るべし!

中井精也

中井精也

このように富山県の最大の魅力は、山、海、川、平野が生み出す自然の美しさですが、鉄道ファン目線で見ても、富山県は実に魅力的です。北陸新幹線や氷見線や城端線、高山本線などのローカル線。そして地元の人たちの足として活躍する富山地鉄、万葉線のようなローカル私鉄。そのほか路面電車から、ナローゲージのトロッコ列車、立山砂防鉄道に至るまで、路線も車両も、実にバラエティに富んでいるのです。

中井精也

中井精也

季節に合わせて美しく変化する、富山県の鉄道風景たち。これからも通い続けて、氷見線の代表作を超える名作を、狙いたいな。

スマホを片手に写真を撮りに行ってみよう

鉄道に乗るのはもちろん楽しいですが、走行する電車と富山の雄大な大自然を一緒に写真に収めるのもまた一興。
スマホで気軽にきれいな写真を撮影できるようになったので、ぜひ旅の思い出に素敵な瞬間を切り取ってみてはいかがでしょうか。

※撮影にあたっては、立ち入り禁止箇所に入らないなど、マナーを守りましょう


①道の駅雨晴(高岡市)

雨晴海岸沿いにある道の駅。条件が揃えば富山湾越しに3000m級の立山連峰を望むことができ、多くの観光客が訪れます。展望デッキからは、氷見線を走る列車と富山湾、立山連峰を撮影することができます。


アクセス : JR氷見線 雨晴駅から徒歩5分
 

②呉羽山公園展望台(富山市)

富山市街地を見下ろし、富山市民の憩いの場にもなっている呉羽山展望台。立山連峰を背景に富山市中心部のビル群と神通川を渡ってくる北陸新幹線を撮影することができます。


アクセス : バス停 富山市民俗民芸村から徒歩15分

③山彦橋(黒部市)

トロッコ電車の名で知られる黒部峡谷鉄道。黒部峡谷鉄道宇奈月温泉駅近くのやまびこ展望台からは、黒部峡谷にかかる赤い新山彦橋を渡ってくるトロッコと夏は深緑、秋は紅葉を撮影することができます。


アクセス : 黒部峡谷鉄道宇奈月温泉駅から徒歩5分 

移動するだけじゃない!乗って楽しむ県内の観光列車

電車は単なる移動手段だけではなく、乗車することそのものに意味を持つことも。
その最たる例が特別な乗車体験を楽しむ「観光列車」です。
富山県内ではラグジュアリーな乗車体験ができる観光列車はもちろん、ここでしか乗ること・見ることができない特別な列車も多く、より一層電車の旅を楽しめます。

一万三千尺物語(あいの風とやま鉄道)

一万三千尺物語は地元の第三セクター鉄道である「あいの風とやま鉄道」で運行されている、富山平野を横断する観光列車です。
標高3,000mの北アルプス立山連峰と、天然の生け簀(いけす)と呼ばれる水深1,000mの富山湾までの高低差4,000m(=一万三千尺)から名前をとっています。
車窓からはのどかな田園風景をはじめ、立山連峰や蒼く広がる富山湾を一望できるスポットも楽しめるほか、なんといっても列車内の厨房で寿司職人が握った「富山湾鮨」をいただくことができ、五感で乗車時間をお楽しみいただけます。

べるもんた(JR西日本)

べるもんたはJR西日本が運営する観光列車です。昔ながらの散居村の風景などを楽しめるJR城端線と、海越しの立山連峰など雄大な自然を臨めるJR氷見線の区間を運行しています。
車内は沿線の伝統工芸品「井波彫刻」や「高岡銅器」をイメージした装飾に彩られ、緑を基調とした高級感のある空間でおくつろぎいただけます。
 

  • アルプスエキスプレス

    アルプスエキスプレス

    自然との調和をモチーフにした富山地方鉄道の観光列車。木をふんだんに使用したインテリアで温かみと高級感にあふれる車内空間でおくつろぎいただけます。
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  • ダブルデッカーエキスプレス

    ダブルデッカーエキスプレス

    雄大な自然の中を走る富山地方鉄道が運営する観光列車。特に2階席は視線が1階席と比べて1メートル以上高くなるので、四季折々の雄大な景観をお楽しみいただけます。

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  • レトロ電車

    レトロ電車

    昭和40年製の車両をリニューアルした特別列車。昔懐かしいノスタルジックさを感じる外観はさることながら、内装も木を使ったクラシカルな雰囲気をお楽しみいただけます。

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  • ⓒFujiko-Pro

    ドラえもんトラム

    高岡市出身のまんが家藤子・F・不二雄さんの代表的キャラクター「ドラえもん」は、2112年9月3日に誕生。ドラえもんの「生誕100年前」を記念して、2012年9月に運行を開始しました。
    車体はドラえもんカラーで、乗降口のデザインはどこでもドア!
    車内にはドラえもんのキャラクターやお馴染みの秘密道具がちりばめられていて、乗っているだけでワクワクしてきます。
    (©FUJIKO PRO)

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Column

NYタイムズ紙でも紹介された鉄道模型が走る喫茶店”珈琲駅ブルートレイン”-1

NYタイムズ紙でも紹介された鉄道模型が走る喫茶店”珈琲駅ブルートレイン”

レトロで昔懐かしい店内には、いたるところに鉄道模型が展示されています。展示されている鉄道模型の多くは、鉄道好きの店主手作りというので驚きです。
地元ライターが実際に訪問した様子をレポートしています。

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