ローカル鉄道・JR氷見線で行く!「まんがロード」と「国定公園 雨晴海岸」を巡るレトロ旅
高岡駅から終点・氷見駅まで、海岸線すれすれを走る車窓の風景は、のんびりした時間そのもの。さらに途中下車すれば、藤子不二雄Ⓐ先生ゆかりの「まんがロード」や、立山連峰を望む「国定公園 雨晴海岸」の絶景にも出会えます。
今回は、実際にJR氷見線に乗って観光した1日を、見どころや注意点とあわせてたっぷりレポートします。
高岡駅からレトロなJR氷見線に乗車!
旅は高岡駅からスタート!JR氷見線は、海岸線のすぐ横を走るこの路線で、車窓からの眺めが美しいことで知られています。海沿いをガタゴトと走る列車に揺られながら、のんびりとした時間を過ごせますよ。
まず驚いたのは、その改札です。なんとICカードが使えません。自動改札機ではなく、駅員さんに切符へスタンプを押してもらう「手動改札」なんです。このアナログなひと手間はなんだか特別感がありますね。(※2026年3月14日(土)始発からは交通系ICカード改札機の利用が開始される予定です。)
切符を購入して、駅のホームに降り立つとどこか懐かしい雰囲気の漂う、レトロな車両が待っていました。私が乗車した9時台の列車は晴れている日だったこともあり、観光客で賑わっていて、立っている人も出るほどの混雑ぶりでした。
車内に乗り込むと、アナウンスの声がなんと「忍者ハットリくん」! まるで観光列車のような演出にワクワクしながら、約30分間の鉄道旅がスタートしました。
席選びのポイントは、行きの列車(高岡発)では進行方向の「右側」の席を確保するのが鉄則。道中、山や海の変化に富んだ景色や、雨晴(あまはらし)駅到着前には「国定公園 雨晴海岸」の絶景も楽しみやすいです。
富山駅から行く場合は、あいの風とやま鉄道に乗って、高岡駅まで行き、そこからJR氷見線に乗車できます。
終点の氷見駅で下車
ハットリくんのアナウンスに耳を傾けながら、車窓からの景色を楽しんでいると、あっという間に終点の氷見駅に到着しました。
懐かしのキャラクターが集結する「まんがロード」を散策
氷見駅を降りてそのまま直進し、右に曲がると、そこはもう「まんがロード」。ちなみに、駅前の通りは「怪物くんストリート」として知られ、怪物ランドのプリンス「怪物くん」や「オオカミ男」などのモニュメントと出会えます。
「まんがロード」に入ると、商店街の両サイドには、氷見市出身の藤子不二雄Ⓐ先生が生み出したキャラクターたちがずらりと並んでいます。
このモニュメントたち、ただ立っているだけではなく、中には話しかけてくれるキャラクターも!最初はこの仕掛けを知らなかったので、ちょっとびっくりしましたが、慣れてくると思わず笑みがこぼれてしまいました。
しかも、一部のモニュメントは郵便ポストの上にいたり、柱にいたり。「笑ゥせぇるすまん」のキャラクター喪黒福造は、バス停で一緒にバスを待つかのように立っています。
ただ商店街沿いに等間隔で並べられているのではなく、遊び心に溢れた工夫のある設置方法はよりワクワクさせてくれます!
お気に入りのキャラクターを探しながら歩くのはとても楽しいのですが、キャラクターたちが設置されているエリアは意外と広範囲。 夢中で歩いていると結構体力を消耗するので、行きは歩いて楽しみ、帰りはバスを使うなど無理のない範囲で散策するのがおすすめです。
帰りは雨晴駅で途中下車
氷見での散策を楽しんだ後は、再びJR氷見線に乗って折り返し。雨晴駅で途中下車します。
到着するといきなり絶景がお出迎え!電車を見送ってから、いざ「国定公園 雨晴海岸」へ向かいます。
「国定公園 雨晴海岸」で絶景を堪能
駅から歩くこと約5分。「国定公園 雨晴海岸」の砂浜に到着です。ここでは、有名な岩と海が織りなすコラボレーションを楽しめます。晴れた日には、富山湾越しに立山連峰を望むことができる絶好のフォトスポット。
波の音を聞きながら、雄大な景色をぼんやりと眺める時間は、何物にも代えがたい贅沢なひとときでした。
さらに、このスポットは、海と岩の美しい風景の中を走るJR氷見線の車両を一緒に収められることでも人気!電車の時刻表をチェックして絶景と電車のコラボレーションを狙ってみるのもおすすめです。
JR氷見線を利用する際の注意点
最後に、実際に巡って「これは気をつけて!」と思ったポイントをまとめました。
・電車の本数は少なめ
ローカル線ならではですが、電車の本数は多くありません。事前に時刻表をしっかり確認して計画を立てましょう。
・車内が混雑していることも
特に晴れている日は、絶景を求めて多くの観光客が訪れます。私が乗ったときも、座れない人がいるくらい車内はかなり混み合っていました。
・ICカードが使えない
最初にも触れましたが、SuicaやICOCAなどのICカードは利用できません。切符を購入する時間を考慮して、駅に移動しましょう。
JR氷見線を使って車なしで富山観光を!
レトロな電車に揺られ、まんがの世界と絶景を巡るJR氷見線の旅。電車の本数は少なく、各スポットまで駅から歩かなければならないのですが、その不便さもまた旅の味として楽しめました!
富山旅行で運転が不安、雪が降っているから今日は車なしで観光したいという時にもぴったり。電車旅ならではのゆったりと流れる時間をぜひ楽しんでみてください。