【リニューアル】立山の自然に抱かれ、五感で味わう「Healthian-wood」の癒しのランチ

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立山町にある「Healthian-wood(ヘルジアンウッド)」。ここはサウナやスパ、宿泊施設、レストランやハーブガーデン、ショップがある、ハーブを軸とした複合施設です。

そのレストラン「The Kitchen」が2025年5月にリニューアルオープン。さっそく、新しく登場したランチメニューを体験してきました。

立山の自然に囲まれた、唯一無二の空間

「Healthian-wood」は、立山町総合公園の隣にあります。富山駅から車では約40分で着きます。電車では、富山地方鉄道「五百石(ごひゃくこく)」駅で降り、駅前からレンタサイクルで約20分、タクシーだと約8分で到着します。

周囲には田んぼや畑、そして立山連峰。まさに、富山ならではの自然がそのまま広がっていて、立っているだけで心がゆるやかに満たされていきます。

レストラン「The Kitchen」は、そんな美しい風景を思う存分楽しめるよう、外を一望できる窓が設けられています。まさに「景色もごちそう」という言葉がぴったりくる空間です。

シェフのひらめき×ウェルネス×地産地消が導く、魅惑の世界

リニューアルに際して迎えられたシェフは、国内外のファインダイニングで Grand Chef を務めてきた増山明弘氏。「ハーブコーディネーター」「スパイスコーディネーター」「薬膳マスター」の資格を持っています。ウェルネスと地産地消やサステナビリティ、薬膳など、ヘルジアンウッドの大切にしたいテーマに共感した増山氏が、素晴らしい料理の数々を作り上げています。

「The Kitchen」が大切にしていること

「The Kitchen」では、4つのことを大切にしています。1つ目は、「素材×ハーブ×スパイス×薬膳」の掛け合わせによって、素材の力を最大限に引き出すこと。フランス料理の技法をベースにしながら、和のエッセンスやアジアン・エスニックの要素を織り交ぜています。

2つ目は、「固定観念にとらわれない、新たな五感体験の提供」。味だけでなく、香り・音・見た目・温度など、五感を刺激する料理づくりを心がけています。

3つ目は、目の前の水田で自然栽培された、ヘルジアンウッド自慢のお米の新たな可能性を追求すること。炊き立てごはんだけでなく、お粥や米粉ヌードルなど、多彩な料理に活用しています。

そして4つ目は、「テーブル for サスティナブル」の理念に基づき、地産地消や食品ロス削減といった、持続可能な取り組みを実践していることです。

クレンズからスタート!

ランチのテーマは、五感で感じる、身体が喜ぶ “TOYAMA Wellness Cuisine”です。最初にいただいたクレンズジュースは、これからいただくランチの「吸収を高める」ことを目的としています。今回のクレンズジュースはビーツ、オレンジ、タイム、シナモン入りで、初めての組み合わせでしたが、春の訪れを感じさせられる爽やかさを備えた、心に染みわたる風味でした。香りが心地よかったです。
 

トレーにのった、美しい品々!

クレンズのあとに、美しい料理がのせられたトレーが、運ばれてきました。真ん中に置かれたスープ皿は具材だけ乗った状態で、後からスープを注ぎに来てくださいます。

今回の内容は立夏-小満(5月~6月)の、オリジナルです。前菜7種、スープ、ご飯、メイン料理で構成された料理の詳しい内容をご紹介します。

Hatakeプレート

薬膳の考えを取り入れた「Hatakeプレート」は、どれも大地の力を感じました。

富山野菜スティックは、大豆ベースの「ソイ・ハーブ・マヨネーズ」で味わうスタイルです。野菜はサクサク、新鮮そのもの。盛り付けが美しく、外の山々の景色と相まって、大地の恵みをそのまま味わっている感覚になりました。

蕪・柑橘・フェンネルは、香りが口の中で素晴らしいハーモニーとなり、絶妙な組み合わせに驚かされました。

南瓜&甘酒の一品は、ほっとする甘さが染みました。

トマト・豆腐味噌・バジルは、豆腐味噌が、まるでチーズのような発酵食品の深みを感じさせる味わいで、新鮮なトマトとバジルと相性抜群でした。

The 24 STOCK: 精進出汁/ナツメ/カモミール/八角/シナモン

「The 24 STOCK」は、食品ロス問題への課題意識を持つ増山シェフが解決につながる取り組みとして考案した、“回復・再生”をコンセプトにしたスープです。

野菜の皮や端材を活用した精進出汁をベースに、”二十四節気”に合わせたハーブやスパイス・薬膳素材を贅沢に使用しています。

注いでいただき、口にした瞬間、驚きました。「滋味深い出汁とはこういうことか」と、本能で気づくような味だったのです。香りも含め、身体全体でいただき、喜ぶ感覚になりました。思わず2杯目をおかわりしてしまいました。

Tamago:玉子豆腐/トウモロコシ/蓮の実

玉子豆腐のうえに、トウモロコシと細かく砕かれた蓮の実がのっています。蓮の実を食べたのはおそらく初めてだと思うのですが、香ばしさが絶妙で、あとを引く味わいでした。

Umi:桜鱒/ブロッコリー/パルメザンチーズ

ブロッコリーとパルメザンチーズの下に桜鱒のタルタルがあり、ケーキを思わせる美しい佇まいでした。味は、まさに、富山の海を感じさせるお味。思わず笑顔になる、至福のひと皿でした。

Daichi:立山放牧和牛/葉ネギ/醗酵ニラ

組み合わせ方が絶妙で、立山の自然を感じる一皿でした。ソースの味が絶妙で、本当に素晴らしいバランスの料理だと感じました。

Main:真鯛/春野菜/サフラン/昆布

今回のメインは、魚料理でした。洋風の中にどこか懐かしさを感じさせる和食のテイストもあり、印象的でした。どの野菜も新鮮で、特にアスパラのサクサクとした食感には驚かされました。真鯛の身はふわふわで、鯛のあらとサフランを使った風味豊かなソースとの相性も抜群。この一皿で、私は「サフランって、こんなにおいしかったんだ」という新たな発見をしました。

Kome:ヘルジアンウッド米(コシヒカリ)

ヘルジアンウッド内で収穫された、炊き立てのお米の味にも感動しました。お米がたっていて、自然な甘味で本当に滋味深く、おいしかったです。

食後のデザートとハーブティー

食後には、お米のデザートと、玉ねぎを使ったジェラート、それにハーブティーをいただきました。

ジェラートは、口に運んだ後にふわりと玉ねぎの風味が広がる、不思議で、あとを引くようなおいしさでした。お米のデザートは、お米だと聞いた時は驚きましたが、ひんやりとした甘みが心地よかったです。どちらも、またここに来て食べたいと思わせる、素敵なデザートでした。

ハーブティーは、この季節に合わせたブレンドで、とても飲みやすく、食事の締めにぴったりでした。

食への愛情と、物語を感じさせる食事

五感をフル稼働させながらいただいた今回のランチは、一言で表現するなら、関わっている方々の食への愛情と、物語を感じさせる食事でした。シェフが食材とじっくり対話し、作り上げてきたことが伝わり、一口ごとに幸せが心に広がっていきました。

「当日お席があればご案内可能」とのことですが、事前予約をおすすめします。ぜひ、食べに行ってみてください。

Column

ワークショップ体験と散策もぜひ!-1

ワークショップ体験と散策もぜひ!

蒸留器が置かれているアロマ工房「The Workshop」では、ハーブティーや精油を購入したり、アロマスプレー作りを体験したりできます。また、ハーブガーデンの散策は無料なので、ぜひ食事の前後にゆったりと楽しんでください。

ハーブ好きの楽園「Healthian-wood(ヘルジアンウッド)」(立山町)の気軽な楽しみ方

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