【富山市編】とやまの神社・お寺巡り!御朱印も集めよう!
私は神社やお寺の空気感が好きで、旅にでると必ず近くの寺社を訪れます。そんな特別な空間で参拝の証としていただく御朱印は楽しみの1つです。
今回は私がおすすめする富山市内にある神社・お寺8社を紹介します!近くのおすすめスポットも紹介しています。神社・お寺巡りの参考にしてくださいね。
山王さんで親しまれる富山城の鎮守「日枝神社」
富山市山王町にある「日枝神社」は富山城下の鎮守。
創建時期は不明ながら、安土桃山時代には「佐々成政」、江戸時代には「加賀・富山藩前田家」に崇敬されました。比叡山麓の「山王信仰」から生じた神様で、神話の神様がお祀りされています。富山市民には「山王さん」と言われて親しまれています。富山市中心部にあり、初詣はもちろん、結婚式や七五三などで賑わいます。
5月31日〜6月2日に開催される「山王まつり」は、富山県内最大級のお祭り。境内やその周辺には所狭しと露店が並びますよ。
【主祭神(しゅさいじん)】大山咋神(おおやまくいのかみ)、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
【相殿神(あいどのしん)】天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、豊受比賣大神(とようけびめのかみ)
また境内には、稲荷社(いなりしゃ)、水天宮(すいてんぐう)、春日社(かすがしゃ)、麄香(あらか)神社がお祀りされています。
御朱印は拝殿横の授与所でいただくことができます。また大山咋神の「丹塗矢(にぬりや)伝説」にちなんだ赤い鏑矢(かぶらや)も頒布(はんぷ)されていました。
富山市中心部には「ガラス美術館」や「富山城址公園」などの観光スポットやカフェがあります。日枝神社からすぐ近くです。こちらの記事も是非ご覧くださいね。
とやまの天神様「於保多神社」
富山市於保多(おおた)町にある「於保多神社」は、とやまの「天神様」です。
富山藩主は前田家の先祖神である「菅原道真」を崇拝していたので、天神信仰が民衆にも浸透しました。富山では正月に天神様を飾ったり、男の初孫が生まれると妻の実家から天神様を贈る風習が今でも残っています。富山の民芸品「とやま土人形」は富山藩主(10代前田利保)に「天神臥牛(てんじんがぎゅう)」を献上したのがはじまりなので、富山藩主がどれだけ「天神様」を大好きだったか想像できますね~。
御朱印は拝殿内でいただくことができます。
【御祭神】菅原道真公、前田利次(としつぐ)公(富山藩初代藩主)、前田正甫(まさとし)公(富山藩2代藩主)、前田利保(としやす)公(富山藩10代藩主)
菅原道真は牛をとても大切にしていたことから、牛は「天神様の使い」といわれています。境内には「ねまり牛(富山弁で「座る」を「ねまる」と言う)」が奉納されています。なでることで、学業成就や病気平癒、身体健全などの御神徳をいただくことができます。
梅の季節には、境内の梅が静かに咲いています。天神様は梅を愛で、多くの和歌や詩文を残したそうです。季節限定で梅詣「御朱印」をいただけますよ。
5月25日の春季例大祭には「鷽(うそ)替え神事」が行われます。鷽(うそ)は菅原道真に縁のある鳥で、幸運を招く鳥と言われています。神社で頒布される「鷽の土人形」を「替えましょう替えましょう」と言いながら、どんどん取り替えていきます。これまでの災いを嘘にして、吉に取り替えて幸運をいただく神事です。土人形には番号がついていて、神事の最後に行われる抽選会も楽しみの1つ。参加型のとっても楽しい神事です。
呉羽山公園展望台のすぐそばにある「豊栄稲荷神社」
富山市茶屋町にある「豊栄稲荷(とよさかいなり)神社」は、富山藩2代藩主「前田正甫」公によって約300年前に創建されました。京都の伏見稲荷大社の分霊がお祀りされています。
前田正甫公は、越中反魂丹(という胃腸薬)を広めた「とやま売薬の祖」。相殿の薬祖社には、正甫公もお祀りされています。1月7日の健康祈願祭には、薬祖神にちなんで七草粥が振舞われます。
【主祭神】稲荷大神
【相殿神】菅原道真公、少彦名神(すくなびこなのみこと)、前田正甫命、前田利保命、万代常閑命、日比野小兵衛命、松井屋源右衛門命、八重崎屋源六命
神社のすぐそばには、立山連峰が一望できる「呉羽山(くれはやま)公園展望台」や「呉羽丘陵フットパス連絡橋」があります。是非立ち寄ってくださいね。
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古墳の上に建つ神話の宮「姉倉比売神社」
なんとこの神社は古墳の上に建っていると言われています。呉羽丘陵は古墳が数多く発見されている地域。発掘したわけではないそうですが、この辺りの古墳の多さを考えたら納得です。
越中国で一番古い神社で、延喜式内社です。御祭神は「姉倉比賣(あねくらひめ)」という女神さまです。元は船峅(大沢野)の女神様が神様同士のいざこざが原因で、この地に来ることになりました。そして機織りの技術を教えたという神話の神様です。
【御祭神】姉倉比賣大神、天照皇大神、豊受比賣大神、大国主大神、武御方主大神(たけみなかたのおおかみ)
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「くれは製菓」店内
くれは製菓〜「呉羽梨」のお菓子
富山市呉羽といえば、甘くて瑞々(みずみず)しい「呉羽梨」が名産です。呉羽の菓子店には、梨を使用したお菓子が沢山あります。地元の梨「幸水(こうすい)」を使用した「梨最中 華乃長十郎」は、梨の形をした最中(もなか)です。是非ご賞味ください!
くれは製菓富山藩の雨乞い神事の宮「熊野神社」
富山市宮保にある「熊野神社」は、雨乞いの神事が行われた神社です。今から約300年前、恐ろしい干ばつに困った富山藩主が領内の宮司を集めて雨乞いの神事を行ったところ、七日目に雨が降ったと伝えられています。
【主祭神】素戔嗚尊(すさのおのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、事解男命(ことさかおのかみ)、速玉男神(はやたまおのかみ)
【相殿神】天照皇大神、応神天皇(おうじんてんのう)、水罔女神(みずはのめのかみ)
かつては敷地がもっと広大で、現在の鳥居は第3の鳥居です。参拝の際の手水は熊野川の水を引いていたのだそうですよ。現在は住宅が建ち、田んぼは少なくなっていますが、周りが田んぼに囲まれた、のどかな往時の風景が想像できます。
今から約1300余年前に創建された延喜式(えんぎしき)内社です。以前は富山藩主前田家が寄進した社殿が建っていましたが、老朽化のため2021年に建替えられて新しくなりました。
神社の前には、「神饌田(しんせんでん)」があり、神様にお供えする米が栽培されています。
拝殿前の授与所のブザーを押すと、神主さんが対応してくださいます。
注)延喜式内社 平安時代の法典「延喜式」に記載されている神社
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こだわりが沢山詰まった逸品です
富山らいちょうサブレ
立山アルペンルートに生息する雷鳥は立山信仰では「神の使い」と言われています。そんな雷鳥がサブレになって、2024年2月に富山市大沢野にある「cafeトワイエ」から発売されました。箱の内側が富山PRマップになっていて、お土産にも思い出にもなりますよ。可愛くて大きな雷鳥は食べごたえがある上にとても美味。店舗の他、富山駅南の「ととやま」でも購入できます。
cafeトワイエ Instagramのみの市で賑わう「富山縣護國神社」
「富山縣護國神社」は富山市磯部にあります。ここ磯部の地は、戦国時代に富山城主「佐々成政」が休憩所を建てた場所と言われています。
真っ直ぐ伸びた参道の周りには砂利が敷き詰められ、広々とした境内は清々しいです。
【御祭神】富山県出身の英霊
御朱印の表示はありませんが、社務所でいただくことができます。
護國神社と言えば、毎月第一日曜日に開催される「富山のみの市」が有名です。40年以上の歴史がある市で、毎回沢山のお店が立ち並び、多くの人で賑わいます。骨董品から地元の食べ物までとにかく色んなものが販売されているので、とても楽しいです。
また境内には梅や桜の木が植えられており、季節には美しい梅や桜が咲き、楽しませてくれます。
神社から真っ直ぐ伸びる道路は「平和通り」。ここからは大きな銀杏並木が立山連峰とコラボする富山の日常が絶景です。
毎年7月31〜8月1日に行われる「万灯みたままつり」は英霊のみたまを慰めるお祭です。沢山の行燈(あんどん)が灯る様子は幻想的。8月1日に開催される北日本新聞納涼花火大会では、優しい行燈の光と鮮やかに空を飾る花火のコラボが神社境内から見ることができますよ。
五百羅漢のお寺「長慶寺」
長慶寺は富山市五艘(ごそう)にある曹洞宗の寺院です。江戸時代に日輪禅師により開基されました。正面に立山連峰、眼下に富山市街の町並み、北陸新幹線を望む高台にあります。
【山号】法羅陀山(ほらださん)
【本尊】釈迦如来
御朱印の表示はありませんが、本堂隣の庫裏でいただくことができます。ブザーを押すと対応していただけます。
長慶寺の境内には、五百羅漢があります。江戸時代、富山城下で米穀商と廻船問屋を営む豪商が、50数年かけて佐渡の石工が彫った石仏を北前船で運んだそうですよ。
下から見て最上段の右端が1番目、そこから順番に並べられて二段目の右端が500番目の羅漢だそうです。一段目にはお釈迦様の十大弟子と十六羅漢が並んでいます。
羅漢がずらりと並ぶ様は圧巻。とても有難い気持ちになります。
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おすすめ観光スポット
長慶寺、真国寺、豊栄稲荷神社、姉倉比賣神社は同じ呉羽地区にあるので、合わせてお詣りすることが可能です。おすすめスポットも是非参考にしてくださいね。
呉羽山で遊ぼう!とやま土人形絵付け体験とおすすめスポット富山藩前田家墓所の守役「真国寺」
富山市八ケ山にあるのが、曹洞宗の寺院「真国寺」です。2代富山藩主前田正甫(まさとし)が初代藩主前田利次の霊を弔うために建立した長岡御廟(ごびょう)の守役として1675年に建立されました。
【山号】長岡山
【本尊】釈迦如来
御朱印の授与は受けられませんが、住職がお寺の印判を押してくださいました。
初代藩主前田利次は、呉羽山の一角「百塚山」に築城を夢見ていましたが、財政難のために断念し夢果たせぬまま急逝しました。この父を思った子の正甫が百塚山に隣接する長岡(富山市八ケ山)に墓地を建立しました。周りには、12代までの歴代藩主とその一族のお墓がつくられています。周辺一帯は公園墓地となっており、多くのお墓が建てられています。
おわりに
いかがでしたか。神社やお寺は身近にあるパワースポット。富山県神社庁が掲載している「御朱印MAP」も参考になります。神社めぐりの参考になれば幸いです。神社を訪れる時には、神様に失礼のないよう、マナーを守って参拝しましょう。
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こちらの記事では「射水市・高岡市」の神社を紹介しています。是非ごらんくださいね。
【射水・高岡編】とやま神社巡り~御朱印を集めようGoogle Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください