その名の通り、夢のような体験ができる温泉宿「ゆめつづり」宿泊体験レポート

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※こちらは2023年12月13日に掲載した2023年度(令和5年度)のプランになります。
お宿の雰囲気などご参考くださいませ。
また今年度のプランについては、ページ下部の【2024年度のプランの詳細・ご予約はこちら】をご確認ください。

「ゆめつづり」は、砺波市の庄川沿いにたたずむ温泉旅館です。今回は、蟹会席が食べられる宿泊プランを体験。宿、お部屋、温泉、食事‥‥‥。ここでの体験すべてにおいて随所にこだわりや気遣いが感じられ、夢のような時間を過ごすことができました。

チェックインで、手作りわらび餅に舌鼓

宿の前に無料駐車場があるので、車で向かう際にも便利です。電車で行く場合は、新高岡駅から出ている送迎バスを利用できます。

まず宿に入ってすぐに靴を脱ぎました。廊下のほとんどすべてが畳なので、スリッパなしで快適に畳の感触を楽しむことができます。

チェックインは、らうんじ「夢かがり」で行います。まず抹茶、ゆずジュース、スパークリングワインからウェルカムドリンクを選びました。私は抹茶を選択。その場で宿の方が抹茶を立ててくださり、板前さんが手作りしているわらび餅と一緒にいただいたのですが、これまでの人生で一、二を争う美味しさでした。わらび餅は「家でも食べたい」というリクエストに応え、20時までにお願いすればチェックアウトの時にお土産として買って帰ることができます。

景色抜群のお部屋へ

チェックイン後は、さっそくお部屋へ。宿の方が丁寧に案内をしてくださり、とてもありがたかったです。

今回私が泊まったのは、庄川の風景が目の前に広がるツインルームでした。お部屋はとても広く開放的な作りになっており、居心地が抜群でした。特にソファから見える川や山の風景が素晴らしく、思わず時間を忘れて、外を眺めてしまいました。

今回は、専務取締役の小西正洋さんのご好意で、他の部屋も少し見せていただきました。高岡銅器で作られる「orii blue」という色をモチーフにした部屋は、独特の美しい青色の世界に身を沈めることができるようなお部屋でとても素敵でした。お風呂付きのお部屋もあり、広々と開放的な雰囲気の中でお風呂を楽しめます。

どの部屋も、「庄川と周辺地域の良さを存分に感じてほしい」という宿の方々のホスピタリティが伝わるようなお部屋ばかりでした!

日本庭園に面した温泉

温泉は「ゆめの湯」「はなの湯」という2つの大浴場があり、男湯と女湯が夜と朝で入れ替わるので両方を楽しむことができます。露天風呂から日本庭園が見え、まさに別世界の中で温泉を満喫できます。露天風呂は昼の絶景はもちろん、木々がライトアップされた夜の幻想的な雰囲気もよかったです。露天風呂2種類に加え、かめ風呂があり、どこにいても景色を堪能できる造りで心からくつろげました。脱衣所も広々としており、とても使いやすかったです。
  
 

ここのお湯は庄川清流温泉から引いており、塩分を多く含む泉質なので保温・保湿にすぐれ、湯上り後も長くお肌のうるおいを保ってくれるため「美人仕上げの湯」とも呼ばれています。血行促進、疲労回復などの効果もあるそうです。確かに、湯上りはお肌がしっとりし、身体が芯から温まった感覚がありました。
 

貸切の家族風呂もあります。1つは宿の近辺でかつて採掘されていた金屋石を随所に使用した石造りの内風呂のある「ほのか」というお風呂、もう1つはヒノキの風呂を半露天風呂の状態で楽しむことができる「きのか」というお風呂です。どちらとも広さ、デザイン性共に申し分ない、夢のような空間でした。

温泉のあとのくつろぎタイムは、らうんじ「夢かがり」で

らうんじ「夢かがり」にはフリードリンクのスペースがあり、提供時間にはのんびりと景色を眺めながら、ゆずみつのドリンクやコーヒー、富山棒茶などを楽しむことができます。ドリンクの種類が豊富で感動しました。また、ここから見える日本庭園の風景が素晴らしく、訪れる方はそれぞれの時間を静かに楽しんでいました。
 

「夢かがり」からは、庭園に出ることができます。私が訪れた時期は秋の終わり頃だったので、紅葉がとても美しかったです。雪が降る冬以外の季節は、川の音を聴きながらのんびり過ごせるスペースもあります。
 

「夢かがり」の向かいにはお土産処があります。小西さんのおすすめは、温泉水で育てたしょうがで作られたシロップ。「飲みながら温泉の成分を取り込むことができるので内からも外からも温泉の良さを感じられますよ」とのことです。他にも県内のクラフトビールなど宿の方が選んだ素敵なものが置いてあり、見るのが楽しかったです。
 

「蟹会席」で本ズワイガニを堪能!

今回はズワイガニ漁が解禁されている時期だけに食べられる、冬季限定の蟹会席(すべて本ズワイガニ使用!)をいただき、全身全霊で本ズワイガニを味わい、お腹の中がカニで満たされる幸福を感じてきました。本当に幸せでした‥‥‥!

最初に出てきたのは「柚子ワイン」と「香箱蟹」です。「香箱蟹」は何もつけなくてもおいしく、すみからすみまで食べ尽くしました。

次に出た「洗い」は、地元産のとなみ醤油でいただきました。新鮮なカニのやさしい甘味が伝わる絶品で、氷でできた美しい台にも感動しました。コリンキーという生で食べられるかぼちゃ、菊の花などのつけあわせもすべて新鮮で、おいしかったです。

「台の物」として出てきたのは「蟹鍋」。担当の方に見ていただきながら、ゆっくりと煮立つのを待ったのですが、この静かな待ち時間が贅沢そのものでした。できあがった豊かな香りの身がぎっしり詰まった本ズワイガニを少しずついただき、カニでだんだんお腹が満たされていくのは本当に幸せな時間でした。本ズワイガニの出汁がしみた野菜も最高においしかったです。

次に出てきたのは「焼き蟹」です。担当の方に炭火で焼いてもらい、ベストのタイミングでいただけます。いただく直前まで生け簀にいた本ズワイガニなので、鮮度が抜群。すだちをかけていただいたのですが、真っ白い身の甘味が最高でした。特にかにみそは、別次元のおいしさ。香ばしさがすばらしい調味料になっており、焼いたことでうまみが増していました。炭火で焼く焼き蟹を食べたのは生まれて初めてでしたが、一生忘れられない味の一つになりそうです。

お腹がいっぱいになってきた頃合いに出てきたのが、「酢の物」の「本ズワイ蟹湯掻き」です。カニ酢と身との相性が抜群で、かにみそも安定のおいしさでした。

締めは「蟹鍋」の出汁を使った「蟹雑炊」です! 卵と本ズワイガニのハーモニーを思う存分味わえました。三つ葉が名脇役として味をまとめており、さっぱりいただけました。

デザートも秀逸でした。かなりお腹がいっぱいになっていたのですが、メロンはさっぱり風味、福光(南砺市)名産のあんぽ柿は自然な甘さがやさしかったので、おいしくいただけました。こうして書きながらまた幸せな気持ちになってしまうような、夢のようなコースでした!

食後はゆっくりと温泉につかり、静かな環境の中でぐっすり眠ることができました。

ほっとする、和朝食バイキング

7時からいただいた朝食バイキングでは、「和食っておいしいな」としみじみ感じられるおかずが並んでいました。おでん、とろろこんぶ各種など富山らしいものもあり嬉しかったです。おでんはあたたかい状態で、干物は板前さんがその場で焼いたものをいただけます。ごはんの炊き加減が最高だったので、おかずが進みました。フルーツ、サラダも新鮮で感動! 朝から心身ともに喜び、目覚められるような和朝食でした。

朝食後はらうんじ「夢かがり」でコーヒーを飲み、ひと休み。そのあと朝風呂に行きのんびり過ごした後に、チェックアウトしました。チェックアウト時刻は午前11時なので午前中もゆっくり過ごせるところにも、「ゆめつづり」のおもてなし精神を感じました。

日本らしい温泉宿の良さを実感できる宿

畳の空間を楽しみ、露天風呂を満喫した後に素晴らしい和食を堪能する。日本らしい温泉宿の楽しみ方をじっくり味わえる。「ゆめつづり」はそんな場所です。

「ゆめつづり」のウェブサイトには「予定調和ではないコトに感動する」という一文が書かれています。滞在してみて、まさにその言葉の通り、自然のうつろい、自分の心の動きを感じ取りながら、普段は見過ごしてしまうような小さなことも含めて、感動することができました。非日常の中でゆったり過ごせる「ゆめつづり」に、ぜひ大切な方と一緒に訪れてみてください。

2024年度のプランの詳細・ご予約はこちら

庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり
冬の味覚の王者「活け蟹」を食す♪お食事処プラン

新湊漁港のタグ付「本ズワイ蟹」を使った、最初から最後まで蟹・カニ・かに~!本当に満足のコースです。
夕朝食付 2名1室利用時 1名料金 税込69,300円~

*こちらはマイクロツーリズム事業とのタイアップ記事です。

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