冬の記念日にはあの雅樂俱で。 蟹、温泉、スパトリートメントのプレミアムなフルコースを

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記念日の思い出作りにたまには夫婦水いらずでゆっくり過ごしてみませんか?

今回は「リバーリトリート雅樂倶」で蟹、温泉、スパトリートメントを大満喫するプレミアムなフルコースをご紹介します。二人の絆がさらに深まりますよ。

自然とアートが融合するリゾートホテル

リバーリトリート雅樂俱は神通峡のほとりにある人気のリゾートホテルです。
富山駅からは車で約40分。空港からは約20分。アクセスもしやすく一度ここに宿泊してみたいと訪れる人は後を絶ちません。

建物は建築家・内藤廣氏によって設計。館内は“美術館で暮らす”ように絵画、陶芸、そして食事に使われる食器に至るまで目に入るもの全て芸術品と過言ではありません。

神通川を一望するロビーでまず一服

まずはロビーでチェックイン。
チェックインすると、メインロビーでドリンクがいただけます。


期間限定ドリンク、セレブレをいただきました。セレブレは富山のノンアルコールスパークリングワインテイスト飲料です。

ロビーには彩り豊かな浴衣を選ぶコーナー。宿泊者限定のフリードリンクコーナーもありました。

夕食はフレンチ、トレゾニエで蟹のフルコースを

リバーリトリート雅楽俱お食事処は2箇所。「和彩膳所 樂味(らくみ)」では美しい和食、「Trésonnier(トレゾニエ)」では創作フランス料理が楽しめます。どちらも富山及び北陸の食材を使用しています。
夜はトレゾニエ。朝ごはんは樂味を利用しました。

トレゾニエはSaisonnier(季節)のTrésor(宝物)、季節の食材を大切にしたいシェフの思いが込められた名称。
その名の通り、旬が産んだ食材という宝物をフレンチの技法を用いたコースで楽しめます。

今回は富山の冬の味覚、ズワイガニのフルコースをいただきました。

ちょっとその前に…

ディナーをトレゾニエでお願いすると食前酒が別室で提供されます。専属バーテンダーおすすめのフキノトウで作ったオリジナルクラフトビールをいただきました。

おつまみには県産カジキマグロの生ハム、そしてドクダミ茶で炊いた茹で落花生。
フキノトウのほろ苦さとクラフトビールのまろやかな苦味とおつまみがあいまって、グイグイ進みます(笑)。
 

アルコールも入ったところでトレゾニエへ。
メニューはおまかせのコースのみ。想像力を掻き立てる本日のお品書きにワクワク感が止まりません。

ドリンクメニューは、ペアリング、ノンアルコールペアリング、県産ワイン、県産日本酒を中心に多数ラインナップ。
今回はノンアルコールのペアリングと一緒に楽しんでみました。

前菜
まずは一口サイズで楽しむ前菜からスタート。
白エビ、赤万願寺唐辛子、ヤギのチーズ、エゴマと味、香り、食感ともに多彩な演出。お酒(今回はノンアルコールでしたが)も進む魅力的なお口取りでした。
 

サス
富山県産の華やかな大根の下には、厚切りのサスが。サスとはカジキマグロのことです。
サスは藁を燃やした炎に燻されいい香り。サスはねっとりとした舌触りで旨味を強く感じました。
まわりには大根のピューレ、魚の旨味と大根の旨味を合わせたソースが添えられ、少しずつ味変しながらいただきました。

蟹のフライ
でました本ズワイガニ。本ズワイガニでつくられた、こんな贅沢な蟹の揚げ物あったでしょうか?カニの殻を焼いて抽出したオイルのソースをたっぷりディップして。このソースがまた美味しくて…。語彙力皆無です。

新生姜とカレーリーフのドリンク
これまたスパイシーで食事と合います。お口の中もサッパリするまさに大人のためのドリンクでした。

蒸し香箱蟹
たっぷりの生岩のりとともに蒸されていたのは香箱蟹。
香箱蟹は北陸地方で獲れる雌のズワイガニのことです。
雌は保護のため禁猟期が長く、短い期間しか味わえません。まさに旬の宝物です。
小さな分だけ味わいは濃厚で旨味もたっぷり。お出汁も最高で蟹の甲羅に残った最後の一滴まで思わず飲み干しました

月の輪熊の ポシェ
トレゾニエではフレンチならではのジビエを使った料理も提供されています。
山で狩猟された月の輪熊の肉を薄くスライスしてコンソメスープの中で火入れ。
あっさりとしたコンソメに春菊、ネギ、里山の恵であるシバタケ、ナメコが添えられていました。
クマと春菊のほろ苦さがあいまってジビエ初心者にもオススメな一皿でした。

蟹のポシェと焼き蟹
蟹のしゃぶしゃぶと思いきや‥。

蟹のポシェでした。
ポシェとはフランス語で「茹でる」、「煮る」といった意味。水やブイヨン、ワインなど液体の中で食材をゆっくり煮込む調理法のことです。
しゃぶしゃぶをフレンチからのアプローチ。蟹の旨みがとまりません。

そして蟹の脚、一本のためだけに用意された炭火焼き。贅沢の極みです。

蟹のリゾット
贅沢な蟹のリゾットにはフキノトウのソースを。カニの出汁をたっぷりすったであろうお米にほろ苦いフキノトウがまた合います。
香箱蟹の外子(そとこ)と呼ばれるつぶつぶの卵、そして卵巣の部分であるオレンジ色の内子(うちこ)も入っていて、味わいは濃厚。

食べ進めると出てくるのはムカゴ。ムカゴは山芋などの葉の付け根にできる球芽のことです。小さな実にむっちりと山芋の旨みが詰まっていました。

神々しい蟹。カニ。かに。
我慢できずに蟹に合うお酒を一杯だけセレクトしていただきました。

オススメされたのは「IWA5」。ドンペリの醸造最高責任者リシャール・ジョフロワ氏が、白岩酒造のお酒を数十種ブレンドして作ったお酒だそう。力強い旨味と穏やかな甘みが感じられます。

自家製パンは米粉のパンに始まり、全粒粉、バゲットと3種を頂きました。
いずれも素朴ながら深みのある味わい。パンプリーのバターもまた美味。
 

立山放牧牛
メインのような蟹。カニ。かに。と続きましたが、お肉も出ました。
赤身のお肉、立山放牧牛です。
立山放牧牛は立山の自然の中で放牧し、育てられた牛のこと。
脂が少なく赤身のお肉は最後の最後に出ましたが、重く感じず、思わずペロリ。
甘みの強い黄ニンジン、秋茗荷、おでん大根が添えられ大満足な一皿でした。

山葡萄のジュース
立山放牧牛にあわせたノンアルコールドリンクは氷見産の山葡萄のジュース。赤ワインの原料としても使われているだけあって、赤ワイン気分でいただけました。

デザートはまずお口直しにグラニテ。
グラニテとはシャーベットのこと。
新生姜とスダチのグラニテにミカンのコンフィチュール(ジャムのようなもの)が添えられ、スパイシーでパンチがある冷んやりスイーツに別腹がスタート。

富山産の和栗のデザート
富山産の栗をモンブラン仕立てのアイスに。トッピングされたカリッとしたクッキーはどことなく和な雰囲気。アイスとの相性が抜群でした。

焼き菓子
焼き菓子はフィナンシェ、石川県舳倉島(へぐらじま)の塩を使った生キャラメル、パートドフリュイ、魚津の加積リンゴのギモーブが添えられていました。

トレゾニエは美味しいだけでなく、地産地消やフードロス削減などのサスティナブルな取り組みも実施。
ミシュランガイド北陸2021で星1つ「ミシュラングリーンスター」と掲載されました。
「グリーンスター」とは環境への配慮や取り組みに積極的で持続可能な美味しさを提供するレストランに与えられるシンボルです。

専用の畑で作る農作物は、調理の過程で廃棄する魚の内臓や漁港にあがる未利用の魚を堆肥にして栽培。その堆肥を使用することで化学肥料を一切使用しない農作物を作っているそうです。

トレゾニエでは地球にも優しく季節に応じた様々な料理が楽しめますが、蟹は今だけ2月までの限定メニューになります。

Trésonnier(トレゾニエ) 
ディナー営業時間:スタート時間 18:00~ / 19:00~ 二部制 ※前日までの予約が必要

ランチは土・日曜・祝日のみ

出会ってしまったホテルスパ 薬都逗留スプリングデイスパ

ホテルスパの醍醐味は日常で決して味わえない贅沢な空間で施術が受けられること。

雅樂倶には温泉付きのスパ「薬都逗留スプリングデイスパ」が併設されています。
今回はヴィーガンスキンケアブランド、SNOW FOX SKINCARE(スノーフォックススキンケア)を使用したフェイシャルメニュー「全身で整えるフェイシャル(75分・25,000円)」を受けてみました。

スノーフォックス は合成着色料、合成香料を一切使用しない地球と肌に優しいハイブリッド系スキンケアブランド。伝統的な東洋ハーブの概念と皮膚科学における新しい独自の技術を取り入れたユニークな成分が特徴です。

「全身で整えるフェイシャル」は様々なアイテムで施術していきます。

全体的な流れは以下の通りです。
1、温泉入浴
2、おりん
3、ほぐし
4、選んだ香りを嗅ぎながら深呼吸
5、スチーマークレンジング
6、泡洗顔
7、ブースターボール
8、クレンジング洗顔
9、シートマスク 
10、ヘッド
11、フェイシャルデコルテトリートメント 
12、ローズクォーツローラー
13、足裏・指・くるぶしケア
14、ヘッドブラシでヘアケア

温泉入浴
「薬都逗留スプリングデイスパ」では温泉からスタートします。
冷えた身体を温泉で温めることで凝り固まった身体もほぐれ、よりリラックスしながら施術が受けられます。

おりん
ベッドに横たわるとなんとおりんからスタートしました。
高岡大仏近隣出身の私としては幼い頃から聞き慣れた音でしたが、まさかエステの現場でおりんを聞くことになるとは…。
空気が変わり、なんだかありがたい気持ちに。

ほぐし
フェイシャルエステといっても顔だけコネコネするのではなく
うつ伏せになって背中、足先からはじまり足、骨盤、腕と全身と揺らしてほぐす工程もあり、
コレがあるかないかで満足度が断然違います。

選んだ香りで深呼吸
選んだオイルは富山県の豊かな土壌で育つ紫蘇をはじめとした香料植物を栽培過程から管理し、天然香料であるエッセンシャルオイルを調合している「HERBAL8」の「Blessing oil shiso」をセレクト。心地よい香りが空間を包みます。

ブースターボール
SNOW FOX SKINCAREの特徴の一つであるブースターボール。
美容液を浸すとみるみるうちに液状になり、こちらとシートマスクのダブル効果でアラフォーのお肌も心もおかげさまで潤いました。
 

ローズクォーツローラー
熱々のローラーと冷え冷えのローラーを交互に顔でコロコロされて毛穴が引き締まったような気がしました。
施術の仕上げは24Kゴールドとチタン合金の150本のピンで作られたブラシで頭皮とヘアをケアして終了。

途中何度気持ち良すぎて寝そうになったか…。顔は自分史上これでもかと思うほど小さくなった気がしました。

最後にこちらの部屋で温かいお茶をいただいて終了です
このフェイシャルエステはフェイシャルエステにヘッドマッサージ、デコルテを加え身体全体で体感しました。
おりんの響き、自然の奥深な香り、手の温もり。五感にアプローチしたここでしかできない至福の体験はまさにエンターテイメント。

日常の疲れ、日々のぼやきも一瞬で吹き飛ぶような天国のようなひと時でした。

薬都逗留スプリングデイスパ 
営業時間:10:00 ~ 23:00

本館プレミアスイート「水紋」はまさにインスタレーション・アート

宿泊した部屋は2023年3月に誕生した本館プレミアスイート「水紋」。
伝統と現代デザインが融合した部屋は環境に配慮した仕様にリニューアルされました。部屋の家具は地元職人の手でアップサイクルされ、壁面や床面にはこの部屋のために特別に考えられた環境配慮型の新素材を使用。

柔らかな光と和紙の温もりが広がるインスタレーション・アートを体感しながらの宿泊はまさにプレミアムな時間でした。

ウェルカムスイーツはエゴマのプリン。お部屋に備え付けられているアメニティーもメイドイン富山でした。
富山生まれの天然素材にこだわった基礎化粧品が並んでいます。

お風呂に行くバッグも館内着も可愛くてセンスを感じます。

温泉は美肌の湯 春日温泉

雅樂倶の温泉は美肌の湯と名高い春日温泉。大浴場と宿泊者専用の2箇所で入浴できます。
温泉の泉質は、ナトリウム 塩化物泉。塩の成分が肌を包み、体の中までポカポカと温まって癒やされます。

大浴場は露天風呂付き。神通峡の美景が目の前に広がります。 夜間に男性側と女性側が入れ替わるので、 翌日は違う大浴場を楽しめます。

宿泊者専用のお風呂は癒しの空間。
広々としたジャグジーバス、サウナ、露天風呂などを備え、贅沢なしつらえです。
サウナ後は少し冷たい人工炭酸泉でととのえます。
塩分を補給するため島川あめ店の麦芽塩飴が置いてありました。ちょっとした心遣いがうれしいですね。

宿泊者専用のお風呂は14:00~24: 00までの入浴になっています。
寝る前に入浴し足先までポカポカ。冷え性の私も朝までグッスリ眠れました。

朝食は和食を樂味で

宿泊の朝食は和彩膳所 樂味にて。
バリエーション豊かな季節の小鉢が少しずつ並び、どれから食べようか迷います。

今回提供された朝ご飯
⚫︎土鍋の炊きたてご飯
⚫︎鱒の西京焼き
⚫︎自家製昆布のかまぼこ
⚫︎アオリイカとホタテの昆布じめ
⚫︎湯葉と豆腐
⚫︎おひたし
⚫︎ガンモの煮物
⚫︎牛しぐれ
⚫︎トマトのサラダ
⚫︎ご飯のお供(梅わさ・のり・とり味噌)
⚫︎メロン

富山の名産を用いた小鉢は程好いボリューム感。蒸したての蒲鉾、アオリイカの昆布じめなど朝から富山の恵みが頂けていることに嬉しくなりました。
 

樂味の楽しみの一つはなんといっても信楽焼の土鍋で炊いたご飯。
お米は合鴨農法で丹念に育てられた富山産の有機棚田米です。季節の小鉢はどれもこれも炊き立てのご飯に合って、ついついおかわりしました。

今回は樂味で朝ご飯いただきましたが、樂味ではディナーも楽しめますよ。
素材のおいしさを最大限に引き出した料理で英気を養い、これからの困難を乗り越えたいなと思った次第でした。

和彩膳所 樂味(らくみ)
夕食営業時間:スタート時間 18:00~ / 19:00~ 二部制 ※前日までの予約が必要

昼食は土・日曜・祝日のみ

 

今回は夫婦2人で宿泊とディナー、朝ご飯とエステと贅の極み。
天国ってこんな感じだったらいいなぁの天国練習コースを楽しみました。

夫婦プランをご紹介しましたが、雅樂俱ではお子様連れも歓迎しているそう。
それでも子供連れだとちょっと大変かなと思われる方にはランチがオススメです。

以前子達を預けてランチに何度か伺ったことがありますが、非日常感を一瞬でも味わえて夫婦揃ってリフレッシュできました。
ランチの後は日帰りで温泉も楽しめましたよ。

とは言えどもやはり、丸一日満喫できる宿泊。これを体感してしまうともう戻れませんね。
また来たいなぁ。来れるように頑張ります。
 

今回ご紹介したプランの詳細・ご予約はこちら

リバーリトリート雅樂倶
【夫婦旅】冬の贅沢旅 絶品蟹コースプラン

ご夕食に富山県新湊漁港産のズワイ蟹・香箱蟹を中心とした、冬季限定のシェフ特別コースをご用意。
メインの肉料理までの全8品中4品を蟹料理に変更いたします。(メインは肉料理となります。)
※2月29日(木)までの期間限定
※2日前までの予約制
お1人様あたり1泊2食付 56,500円~(消費税・サービス料込/入湯税150円別)

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