氷見市の秘湯『神代温泉』へ行ってきました。
『氷見市(ひみし)に車でいける秘湯があるよ」と教えてもらい、気になったので早速行ってきました。
源泉かけ流しの『神代温泉(こうじろおんせん)』は、山の中にひっそりと佇む、とてもノスタルジックな温泉。秘湯と聞いて身構えていましたが、想像していたような険しい道はなく、気軽にアクセスできました。
全国の温泉マニアには知られた場所のようで、この日も遠方から多くの方が来られていました。
1.ノスタルジックな「神代温泉」館内
昔ながらの佇まいで、まるで旅館。
最近のピカピカなスーパー銭湯のような派手さはありませんが、昭和生まれの私にはどこか懐かしい雰囲気です。
決して万人受けする「新しさ」はないかもしれませんし、正直、年季の入った施設に驚く方もいると思います。でも、この飾らない佇まいこそが、全国の温泉マニアを惹きつけてやまない魅力なのだと感じました。
番台でお金を支払い、いざ温泉へ。許可をいただき、撮影させていただきました。
2.【源泉かけ流しの温泉】へ
ここから100mほど離れた場所に温泉が湧き出ている源泉地があり、そこから直接温泉を引いているのだとか。
湧き出た時の温度が“ちょうど良い”ため、加温も加水も冷却も一切していないということ。湧き出てすぐの温泉だと思うと、なんだかありがたく感じます。
まず、温泉に浸かった感想ですが……「最高」の一言。
そして、事前に面白い話も聞いていたため、浴室では興味津々でお湯を観察してしまいました。
パイプから出た直後はこんなに透明なのに、空気に触れた瞬間、鉄分が酸化して茶褐色に染まるお湯。源泉を少し飲ませてもらいましたが、感想は『鉄!!そしてしょっぱー!!』。
これは海水とは違う「化石塩水」というもので、塩分濃度は高いのに不思議とベタつかないそうです。
また、「この透明な源泉をペットボトルに入れてシャカシャカ振ると、色が変わっていって面白いよ」とも教えていただきました。生憎ペットボトルを持っておらず、その面白そうな実験を見ることはできませんでしたが、鉄イオンと酸素が結びついて、水に難溶となった酸化鉄が析出するという事でしょうか。
最近の施設には必ずと言っていいほどある「鍵付きのロッカー」や「貴重品入れ」は、ここにはありません。
あるのはオープンな脱衣棚とカゴのみの古き良き銭湯スタイルです。
3.石油掘削から始まった神代温泉の歴史
神代温泉の始まりは昭和25年(1950年)。もともと石油を求めて掘削していたところ、天然ガスと現在の温泉が噴出し、そこから旅館をスタートさせたそうです。 現在の建物は当時の建物から少し後退した場所にあり、今では旅館業も行っていませんが当時のままの源泉と、その佇まいから当時を感じられるかけがえのない価値のように感じられました。
温泉を満喫したあと少し足を伸ばして100mほど南へ行くと、神代温泉の「源泉地」の小屋がありました。
天然ガスの影響があるため最接近することはできませんが、フェンス越しに「ここからお湯が湧き出しているんだ」という様子を覗き見ることができました。
4.遠方から訪れるファンも多い
私が滞在していた時に目撃したのは「長野」「千葉」「仙台」「和泉」ナンバーで、「富山」ナンバーはなく、遠方からこの温泉を求めて訪れる方の方が多いようでした。
仙台から来られた親子とお話ししましたが、氷見の市場で海鮮丼を食べ、高岡の大仏や美術館を巡ってから金沢へ行く途中に立ち寄ったとのこと。
北陸の王道観光ルートに、あえてこの神代温泉を組み入れているとは……かなりの「通」だったのでしょうか。
なぜ数ある温泉や銭湯からここを選んだのか、その決め手を聞きそびれてしまいました。
■ 営業時間・料金・アクセス・駐車スペース
| 営業時間 | 平日:13:00 ~ 19:30 土日祝:10:00 ~ 19:30 |
| 休業日 | 不定休 |
| 料金 | 大人:600円 小人:300円 |
| 住所 | 富山県氷見市神代3021 |
※シャンプーやボディーソープ、タオルなどはありませんので必要でしたら持ち込みになります。
※2026年3月現在の情報になります
地図はコチラ
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■アクセスの要注点
地図を見ると『高岡北インター』付近から「五十里氷見線」で繋がっていますが、長らく通行止めで解除の予定も現在ないとの事です。氷見側からしか行けません。
■駐車場
駐車場は建物の前にありますが、もし混雑していてもご安心を。
建物前の道を左へは「源泉地」へ続く道となっており、そこは車が来ないので駐車して良いとのことでした。