【体験記】初めての雷鳥沢(らいちょうざわ)キャンプ場へ!
「立山」には何度か登ったことがありますが、全て日帰り。これまで宿泊はした事がありませんでした。
ずっと気になっていた『雷鳥沢キャンプ場』で、今回初めてテント泊をして来ました。
登山のハードルは比較的低めなのに、標高は高く、絶景が楽しめるという人気のテント場です。
キャンプ場の様子や、私の頑張った記録も交えてご紹介します。
雷鳥沢キャンプ場とは
「高い山に登るのは大変だけど、山でのテント泊を気軽に味わいたい!」「山でテント泊デビューしたい!」「普段のキャンプとは違ったキャンプがしたい!」や、「周辺の山々への登山の拠点として!」「縦走路の宿泊地として活用!」など様々な楽しみ方が出来る人気のキャンプ場です。
| 営業 | 開設 4月頃から10月下旬ごろ ・水場 同上 ・トイレ 同上 ※詳細は下記「雷鳥沢」リンク参照 |
| 料金 | 1泊1名につき1,000円(協力金として) ※小学生以下無料 ※事前予約不要 |
| 電話 | 090-1632-9141(雷鳥沢野営管理所) |
最新の営業情報は下記リンクから確認。室堂までの交通手段は「立山黒部アルペンルート」HPから最新情報を確認。ケーブルカーは混むのでweb予約が便利です。
利用方法やキャンプ場の設備
雷鳥沢キャンプ場は、山のキャンプ場ですが、平らで広い敷地が用意されており、水場やトイレも完備されています。
1.テントの設営
■利用期間
・管理人が常駐する期間はトイレ、水場の利用が可能(期間は要確認)
・それ以外の期間はトイレ、水場の利用不可であるがテント泊可能
■予約不要(当日受付)
キャンプ場は、事前予約不要で当日受付で利用てまきます。
■フリーサイト
敷地内の好きな場所(植生の上以外)にテントを張ることが出来ます。
■受付はテントを貼ってから
混雑緩和の為、テントを張り荷物を降ろし、代表者の方のみ管理棟で受付を行います。
■タグの取り付け
管理棟で受付をして貰えるタグを管理棟に向けて付けます。
2.トイレ、水場
■水場
・キャンプ場に便利な水場があります。
・トイレ前の水場は洗い物など禁止です。
■トイレ
管理棟に併設されており、宿泊者はチップ不要でした(協力金に含む)
繁忙期は大混雑する事があるそうで、念のため携帯トイレ持参も推奨です。
また、サイト内のベンチも空いていれば食事や休憩にとても便利でした。携帯の電波ですが、私のスマホ(ドコモ)はしっかり通信可能でした。
最寄りの売店・温泉『雷鳥沢ヒュッテ』
『雷鳥沢キャンプ場』に売店や入浴施設はありませんが、「室堂ターミナル」や「みくりが池温泉」などではレストランや売店、温泉などを利用する事が出来ます。
いくつかある施設で最寄りなのが『雷鳥沢ヒュッテ』です。
食品や飲み物、お酒の販売もありました!
温泉入浴料は1,000円、10:00~18:30まで利用可能との事でした(2025年7月現在)。 キャンプ場についたら早めに温泉に入りたいですね。
大日岳から、初『雷鳥沢キャンプ場』へ
さまざまな楽しみ方が出来る『雷鳥沢キャンプ場』ですが、今回初めて利用する私は「称名滝(しょうみょうだき)」駐車場に車をとめ、大日岳(だいにちだけ)登山を経て雷鳥沢へ向かう事にしました。行きは登山でしたが、帰りはバスなどを利用し、楽々下山できます。
天気も良く、夕焼け、星空、朝日に期待!ワクワクしながら登りました。
「大日岳」「大日小屋」まで登ってきました。ここまで来ると大迫力の「剱岳」がどーん!と目の前に現れます。圧巻。
「中大日岳」まで来ました。ここまで来ると、「立山」や「室堂」がよく見えてきます。と同時に、まだまだ遠いことが分かり、どっと疲労感が増しました(笑)
次はこの「奥大日岳」を登っていきます。
「奥大日岳」まで来ました。しかし、まだまだ遠く見える。
雷鳥と遭遇し、癒され、元気をもらいました。
テントを設営して、夕方までぼ~っと過ごしました。
期待した夕日、夕焼けも見れそうにないので、早々に寝ようかなと思っていました。
そのとき、一瞬の晴れ間!
アーベントロート!!
少しの雲の切れ間に、わずかな時間でしたが感動しました。
夜から朝の絶景を楽しみに
夕方、あんなにガスの中だったのに日が暮れてすぐに満天の星になりました。これは明朝のご来光も期待できそうです!
二度寝しました。疲労が残っていたので、山の上でのご来光より睡魔が勝ちました。
再び頑張って起床。「みくりが池」で朝焼けを見ようと向かう途中、空がだんだんと明るくなります。
前日はもっと赤く焼けていたそうで、少し残念。湖面も風で波立っていました。
またいつか、ここで真っ赤な朝焼けを見てみたいと思いました。
雷鳥沢の名所「階段」
「室堂」「みくりが池」方面と「雷鳥沢」の間にあるこの階段、多くの人が根を上げる有名な階段です。 約100mの高さを登るこの階段は「立山の難所、最難関」や「新日本三大急登」と揶揄する人も多く、私も苦手です。 今回、「みくりが池」で朝日を見るために1回、テントに戻り室堂で帰路につくため、もう1回登りました。やはり疲れました。
終わりに
山の上での非日常さや感動は、やはり写真や文章では伝えきれないものがあります。
さらに“宿泊”する事でしか味わえない贅沢な時間もあり、『雷鳥沢キャンプ場』はさまざまなニーズにも応える事が出来る貴重な場所だと思いました。
今回初めて、たった一度しか利用した事がない私が言うのもおこがましいですが、おすすめの場所です!
ぜひ、『雷鳥沢キャンプ場』で特別な体験を!