「アルペンGo!!」で乗り換えなし!「黒部・宇奈月」観光と「立山室堂」を満喫する一泊二日

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「黒部・宇奈月(うなづき)」から「立山室堂」を乗り換えなしで結ぶ直通バス「アルペンGo!!」を利用し、黒部・宇奈月温泉、そして立山室堂での散策を一泊二日で楽しんできました。その魅力と体験を紹介します。

「アルペンGo!!」とは!?

「アルペンGo!!」とは宇奈月温泉やJR黒部宇奈月温泉駅から、立山の室堂まで乗り換えなしで行ける便利なバスツアーです。

乗り換えなしだから快適
立山室堂へのアクセスは、長野県「扇沢(おうぎざわ)駅」や富山県「立山駅」から「立山黒部アルペンルート」の乗り物を乗り継いで行く方法が一般的です。
ケーブルカーやバスを乗り継ぐこのルートは楽しく見ごたえがありますが、その乗り継ぎが少し面倒と感じたり、混雑シーズンは行列に並ばなければならない事もあり、少々疲れてしまうかもしれません。

乗り換えなしで行ける「アルペンGo!!」は並ぶ必要もなく、大きな荷物はそのまま車内に置いて室堂散策もできるので快適に楽しむ事が出来ました。

【注意点】室堂散策時間は約4時間です。
・立山登山は標準タイムで4時間かかるため無理があります。。
・黒部ダムへは別途料金が必要で、室堂から3回乗り物を乗りつぎます。大行列を並ぶこともあるので、時間内に往復は難しいです。

かなり有効に活用出来る!

東京方面からでも有力な交通手段
東京方面から立山室堂を目指す場合、一般的なのは北陸新幹線「JR長野駅」から「扇沢駅」へ行き、アルペンルートを乗り継ぐルートです。始発の新幹線で向かった場合、ケーブルカーやトロリーバスを含めて乗り換えは5回、室堂到着は10:55頃になります。
一方で、やや遠回りではあるものの、「JR黒部宇奈月温泉駅」から直通バス「アルペンGo!!」を利用するルートだと、乗り換えはわずか1回で、室堂到着予定は11:45頃。到着時間の差は約1時間ほどしかありません(今回は11:00頃に到着しました。)
料金もほぼ同じ、むしろ「アルペンGo!!」の方が若干安いようで、移動の快適さや手軽さを考えると東京方面からでも十分に有力な選択肢となるのではないかなと思いました。(2025年現在)


黒部市などの富山県東部の方にはかなり便利
黒部市などの富山県東部に住んでいれば、ダイレクトに室堂を目指せるので、より気軽に室堂散策が出来ると思います

最も時間を有効活用する方法
宇奈月温泉発着なので、黒部市内観光と宇奈月温泉の宿泊を組み合わせるプランが最も時間を有効に使え、楽しめるのではと思いました。

今回は、初日に「JR黒部宇奈月温泉駅」から黒部・宇奈月観光、夜は宇奈月温泉、翌日に「アルペンGo!!」で立山室堂へ行き、楽しんで来ました!

1日目【生地(いくじ)地区】観光

JR黒部宇奈月温泉駅で新幹線を下車し、最初に、黒部宇奈月温泉駅に併設されている、黒部市地域観光ギャラリーを訪れました。

■黒部市地域観光ギャラリー [10:00頃]

「JR黒部宇奈月温泉駅」前にある施設、観光情報収集とトイレ休憩のために立ち寄りました。 入ってすぐ目に飛び込んできたのは、黒部市や立山連峰を大きく再現したジオラマ。
翌日訪れる予定の室堂との位置関係が一目でわかり面白かったです。

さらに、川の急流をグラフで示した展示が印象的でした。その時は「ふ~ん」と眺めていただけでしたが、後ほど疑問解決のための良い情報源となりました。

JR黒部宇奈月温泉駅前でレンタカーを借りて、周辺の観光地へ行くことができます。私は、港町の生地(いくじ)観光へ行ってきました。

■四十物昆布(あいものこんぶ) [10:30頃ー11:00頃]

ただの昆布屋さんと思っていたら大間違い!事前予約は必要ですが、無料で「富山と昆布の歴史」について熱く語っていただけました。
長年、富山に住んでいますが、「へ~、そんな背景があったのか!」「なるほど!」と思えるほど濃い話が聞けました。
富山の昆布文化の発祥はここ黒部市で、全国の昆布の中心がここにあるのでは?と思えるくらい壮大なスケールでした。
さらに、昆布の種類や用途の説明、工房の見学、そして昆布の試食までさせていただけました。もちろん、店内で買い物する事も可能です。 

■ たくさんある湧き水スポット ー 清水(しょうず) [11:00頃ー]

港町・生地のあちらこちらに、約20カ所もの湧き水スポットがあります。
これらの湧き水は「清水(しょうず)」と呼ばれ、古くから地域の生活に密着して利用されてきたそうです。
「すぐ横が海なのに、なんで真水が湧き出すの?」と疑問に思った時に、先ほど見た急流の黒部川の地形で伏線が回収されました。扇状地の地形的特徴により、扇端部分の生地地区で真水が湧き出すそうです。ただし、やや海水の味がする清水もありました。それも面白かったです。


■魚の駅「生地」 [12:00頃]

一般的な流通では、安定した量の魚が優先されるため、珍しい魚は値段がつきにくいそうです。黒部では海の恵みが豊かで多品種の魚が獲れる反面、少量多品種になりがちで、漁師さんたちの収入も不安定だったとのこと。そこで、漁業の安定と魚の魅力を伝えるために、直売所「魚の駅 生地」をオープンしたそうです。

「できたて館」で地魚を食べたあと、隣の「とれたて館」に行きました。こちらは、そこで購入した海産物を料理し、その場で食べることができ、お酒も飲むことができるそうでした。雰囲気があって美味しそうで、楽しそうな場所でした。

■北洋の館(ほくようのやかた) [13:00頃]

生地で古くから親しまれてきた家庭料理「水だんご」を食べることができるというので行って来ました。
海のそば、大きな灯台の前にある「北洋の館」は、元々漁具倉庫だった建物を改築したそうで、ノスタルジックな店内の雰囲気が最高に良かったです。緑色の黄な粉をまぶして食べる団子は、冷たくて甘じょっぱく、暑い夏には最高に美味しいデザートでした。
メニューにあった「細打ち麺」も名物だそうで、周りのお客さんが美味しそうに食べていました。こちらもいつか食べに訪れたいです。

こちらの社長さんは漁業をされていた方で、建物内には多くの船具が展示してあり、その説明や生地漁港の歴史を聞くことができました。こちらでも、黒部の地形や昆布の歴史などが繋がってきて、面白いなと感じました。

 【宇奈月】観光、黒部峡谷鉄道へ!

生地で「水だんご」を味わったあと、宇奈月へ移動して黒部峡谷鉄道のトロッコ電車に乗車しました。

■黒部峡谷鉄道トロッコ電車 [14:00頃]

本来は終点の「欅平(けやきだいら)駅」まで行けるのですが、現在は「猫又駅」までの運行となっていました。
それでも、黒部峡谷の美しい渓谷の景色や、青い色の川、自然に包まれた独特の雰囲気をしっかり堪能することができました。
トンネルの中は、かなり涼しく気持ちよかったです。

 【宇奈月温泉】で宿泊と晩御飯

■宇奈月温泉 [17:00頃]

宇奈月温泉駅前にある「フィール宇奈月」に宿泊しました。1泊朝食付きプランがあり、夕食は自由に外で楽しめます。
ホテルの上階にある温泉からは、駅構内の線路が見渡せ、トロッコ電車が発着する様子を眺めながらゆったりと湯に浸かることができました。


■夕食「河鹿(かじか)」 [18:00頃] 

「宇奈月温泉駅」近くにある、“釜めし”と“おでん”が名物という「河鹿(かじか)」に行きました。 看板商品以外にも、“黒部名水ポーク”や“海産物”など地元の食材が多く、富山のお酒も堪能できました。

2日目「立山 室堂」へGo!

アルペンGo!!は「宇奈月温泉(旧多喜屋薬店前)」を8:40に出発。
そのおかげで、朝から温泉に入ったり、朝食をゆっくり楽しんだりと、余裕をもって過ごすことができました。

「JR黒部宇奈月温泉駅」9:10、「魚津IC」9:30でそれぞれ乗車があり、途中「あるぺん村」でトイレ休憩をとったあと、立山有料道路を登っていきました。

乗車時に配られたパンフレットには、室堂周辺の見どころや、だいたいの歩行時間が記載されていて、計画を立てるのにとても便利でした。
まず「みくりが池」を訪れたあと、私はまだ行ったことのない「室堂山」へ行ってみることに。晴れていれば、ここから「立山カルデラ」の絶景を望めるはず!

予定より早めの11:00頃に室堂に到着しました。気温は地上より低く涼しいですが、太陽が出ており、日差しが暑かったです。

帰路の集合時間などは、都度アナウンスがあるようで、今回は15:15発。
約4時間の散策が出来ます

11:30頃「みくりが池」到着

ガスがかかってきて、立山が隠れてしまいました。

すぐ横の建物「みくりが池温泉」では、宿泊しなくても温泉に入れますし、外で食事することもできます。ソフトクリームが人気のようで、皆さん食べていました。

お昼ごはんは「アルペンGo!!」オプションのお弁当を注文したので、地獄谷が展望できるベンチでいただきました。
13:00頃「室堂山」登頂
途中は晴れましたが、登頂したら曇ってしまいました。

14:00頃
まだ時間があり、観光する方も少なかったので電気バスに乗車し「大観峰(だいかんぼう)駅」まで行ってみました。
少しガスがかかっていたものの、眼下には黒部ダムと黒部湖の姿が!

昨日、「生地の清水」を訪ね「トロッコ電車」で川沿いを走ったその黒部川の上流がここだと思うと感慨深いものがありました。


15:15「立山室堂」発 帰路へ

 帰路は「ささら屋 立山店」に立ち寄りました

途中、「ささら屋 立山店」へ立ち寄り、休憩や買い物も。
プランに組み込まれていました。

「JR黒部宇奈月温泉駅」には、予定より早く17:30に到着。私はここで下車して帰路につきましたが、バスはそのまま終点の「宇奈月温泉」まで運行していました。

まだまだ楽しめる! 紅葉の時期こそ「アルペンGo!!」

今回は黒部・宇奈月観光と宇奈月温泉での一泊を楽しんだ後、翌日は「アルペンGo!!」で立山室堂を散策しました。
もし、時間に余裕があれば、散策後に宇奈月温泉でさらにもう一泊して、立山室堂の疲れを温泉で癒して帰る贅沢な旅のプランも良さそうです。 

9月中旬ごろから立山は徐々に紅葉が始まり、絶景を楽しむことができます。 
立山は「雪の大谷(ゆきのおおたに)」が見ごろのゴールデンウィークや、紅葉の時期は本当に沢山の人で賑わいます。私もとても長い時間乗り換え行列に並んだ経験があります。 その点、乗り換えなしで室堂まで行ける「アルペンGo!!」は本当に楽で安心。行列のストレスなく絶景を楽しめるので、特に観光シーズンにはおすすめです。

*この記事は一般社団法人黒部・宇奈月温泉観光局とのタイアップ記事です。

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