【富山駅前】ホテルJALシティ富山で感動の朝ごはん体験

旅のお供はホテルライターのナナさん。
年間全国100施設以上のホテルを利用している、まさに宿泊のプロ。
ホテルを知り尽くしたナナさんとの旅は知的好奇心が満たされる時間になりました。

今回の宿泊で一番の感動は、なんといっても新しく誕生したスイートルーム「リトリートスイート」。
ホテルの9～10階に1部屋ずつしかない特別な客室。

扉を開けた瞬間「わぁ広い！」と思わず声が出てしまいました。なんと一般客室3部屋分をつなげた約80㎡。
リビングルームにはダイニングスペースもあって、ホテルにいるのにまるで別荘のようなゆったり感です。

この空間を手がけたのは、富山のデザイナーズ集団「五割一分（51% Gowari Ichibu）」。
家具や照明は世界的デザイナーの名品で揃えられていて、さながら美術館のよう。

特にピエール・ジャンヌレの椅子と、イサム・ノグチの照明「AKARI 31N」の組み合わせは、夜に灯すと思わずうっとりとするような佇まいでした。
 

冷蔵庫のドリンクやお菓子は自由に飲食可能。
砺波（となみ）の三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール、魚津の中島果樹園の完熟りんごジュース…と全て富山ブランドで揃っていました。
客室の中でも“富山の小旅行”が体験できます。
 

寝室はクイーンサイズのベッドが2台並び、扉の格子デザインで開放感とプライベート感を両立。
洗面台が2つあるので、朝も慌ただしくならずに並んで準備できました。これは女子旅やカップルにも嬉しいポイント。

見逃せないアメニティは富山発のオーガニックブランド「LA LA HONEY」や「Taroma」。
お土産にもピッタリなアイテムですが、宿泊中に付け心地などが確認できるのもうれしいですよね。
 

「リトリートスイート」の宿泊料金は、通常シーズンで約9万円、ハイシーズンで約18万円。確かに安くはないけれど、この空間と体験を考えると納得。記念日や自分へのご褒美にぴったりの部屋だと思います。

富山の自然や文化、デザインを“滞在そのもの”で感じられる客室で、正直「チェックアウトしたくない」と思うほど。県外から来る人はもちろん、富山に住んでいる方もぜひ一度泊まってみてくださいね。

翌朝は1階「カフェ コントレイル」にて朝食を。
富山の名産をたっぷり使ったブッフェのほか、追加料金で御膳メニューも選べます。
 

富山といえば駅弁でも有名な「ます寿し」。
ここではなんと、富山ます寿し協同組合加盟店のものを最大8種類食べ比べできるんです。
1度に8種食べることなんて滅多にできない体験です！

酢の強さやご飯の炊き加減が全く違い、「次はどんな味？」とワクワクしながらいただきました。
 

もうひとつの特別メニューは、海の幸と山の幸が一度に楽しめる「越中うみとやま御膳」。
コチラはナナさんが召し上がっていました！
ほたるいかやにしんの昆布巻きなど、富山を代表する郷土料理がずらり。
朝から富山グルメの奥深さを堪能できます。

実は…この朝食に感動し、後日家族5人で「朝食だけ」を食べに再訪しました。
大人2,200円、小学生1,000円で、泊まらなくてもブッフェが楽しめるのは嬉しいポイント。

子どもたちも地産地消の卵で作る「地産地消TKG」や、揚げたてのすり身揚げに夢中でした。
「地産地消TKG」は富山県小矢部市で富山県のお米を飼料に養鶏されたニワトリの卵『米寿の卵』。
『米寿の卵』と相性の良いかつおダシの中に割り落とし、ポーチドエッグに。
その半熟の卵に富山県南砺市の石黒種麹店の麹を使ったホテルオリジナルの醤油麹やケイジャンスパイスなど自分でカスタマイズしました。
 

そして、ぜひ飲んでほしいジュースがこちら、トマトジュース「フォレストフルティカ」。
「フォレストフルティカ」は、富山環境鏊備がゴミ焼却時に発生した熱を利用して栽培したフルーツトマトです。
甘みと酸味のバランスがよく、糖度は10度を上回るものもあるミニトマトを100％使用したトマトジュースは持ち帰りたいぐらいの美味しさです。

そのほか、１口ます寿しにクロワッサン、デザートも揃っています。
大人も子どもも満足度が高い朝食ブッフェです。

ホテルJALシティ富山　Cafe Contrail（カフェ コントレイル）
富山県富山市宝町1丁目4番1号/1-4-1
電話：076-443-2580 （代表）
営業時間：
朝食6:30～10:00
ランチ11:30～14:30
ディナー17:30～23:00

定休日：朝食・ランチは定休日なし。ディナーは定休日が日によって異なる
可能な支払い方法：現金、各種クレジットカード・電子マネー・QRコード決済他
その他：駐車場あり（台数に限りがあり）

ホテルJALシティ富山は、宿泊だけでなく「朝ごはん体験」でも訪れる価値あり。
富山の魅力を食で存分に味わえるので、観光客はもちろん地元の方のプチ贅沢にもピッタリです。
ぜひ、富山駅前で特別な時間を過ごしてみてください。