【射水・高岡編】とやま神社巡り~御朱印を集めよう!
神社という特別な空間で参拝の証としていただく御朱印は、神社めぐりの楽しみの1つです。今回は私がおすすめする射水・高岡エリアの神社6社を紹介します。神社と供に、古くから伝承される貴重なお祭りも一緒に紹介しています。
近くにおすすめスポットも沢山あります!神社めぐりの参考にしてくださいね。
高岡古城公園内に鎮座する越中国一宮「射水神社」
「射水(いみず)神社」は高岡古城公園内に鎮座する越中国総鎮守。創建は古く、元は「二上山(ふたがみやま)」そのものを祀る社であったと考えられており、本宮は現在も二上山の麓(ふもと)に鎮座しています。2025年は二上山から遷座150年を記念する様々な祭事が行われます。
【主祭神】瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
御朱印は拝殿横の授与所でいただくことができます。様々な種類の御朱印があり、特別な日には限定御朱印の頒布を受けることができます。
3月頃には社殿の前に紅白の梅の木が咲き、とても綺麗です。紅梅は樹齢400年以上の御神木です。
また週末は婚礼が多く行われており、幸せのお裾分けをいただくことも。婚礼のない日は参集殿(さんしゅうでん)内のカフェ「いみづ茶寮」が開かれており、お茶を楽しむこともできます。
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二上山山麓の「二上射水神社」
二上山山麓の本宮や二上山の魅力がわかるにっしーさんの記事もご覧くださいね。
高岡市のシンボル「二上山」で絶景と歴史を満喫!高岡古城公園は加賀藩前田家二代当主前田利長公が築城した「高岡城」の城趾です。広大な敷地には様々な施設があり、当時そのままの水濠や四季折々の風景が楽しめる観光スポットです。是非神社めぐりと共にお楽しみくださいね。
高岡御車山祭の宮「高岡関野神社」
高岡関野(たかおかせきの)神社は高岡市の街なかにあります。高岡開祖、加賀藩二代当主「前田利長」公がお祀りされています。
【御祭神】天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、国常立尊(くにとこたちのみこと)、伊弉諾尊(いざなみのみこと)、稲荷大神、菅原道真命、前田利長命、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、事解男命(ことさかのおのみこと)、大宮売命(おおみやめのみこと)、猿田彦神、三毛入野命(みけぬのみこと)
拝殿のブザーを押すと対応してくださいます。
高岡関野神社にお祀りされている菅原道真公(天神様)は、牛をとても大切にしており、牛は「天神様の使い」と言われています。「ねまり牛(富山弁「座る」を「ねまる」と言う)」が奉納されており、なでると御利益をいただくことができます。また天神様が愛でていた梅の木が植えてあり、3月頃に梅の花も楽しめます。
毎年5月1日に行われる高岡関野神社の春季例大祭「高岡御車山(みくるまやま)祭」は400年の伝統あるお祭りです。高岡はものづくりの町。高岡の伝統技術が施された絢爛(けんらん)豪華な7基の御車山が高岡の街なかを巡行します。一度は観たいとやまの祭りです。
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高岡の街なかにはレトロな建物が沢山あります
流鏑馬(やぶさめ)神事の宮「下村賀茂神社」
射水市にある「下村賀茂神社」は平安時代に下鴨神社のご神領、倉垣庄(くらがきのしょう)の総社として創建されました。平安時代の京都の文化が継承され、貴重な神事が伝承されています。
【御祭神】玉依姫命(たまよりひめのみこと)、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、賀茂別雷神社(かもわけいかづちのみこと)
御朱印は宮司さんがいらっしゃれば対応してくださいますが、不在の時があるそうなので事前に電話で確認するのが確実です。
毎年5月3日〜5日に、下村賀茂神社の春季例大祭「賀茂祭」が行われます。特に5月4日に行われる「やんさんま祭り」は大勢の人が訪れる神事です。
5月4日は午後2時から様々な古式ゆかしい神事が執り行われ、神社は平安時代にタイムスリップしたかのよう。
そして最後に行われる「流鏑馬(やぶさめ)式」では、約3.6メートルの大弓が的を射たあと、そのまま参道を馬が疾走していくのが最大の見どころです。
馬が疾走する様を真近で見られるので、迫力があって素晴らしいです。一度は観たい神事だと思います。
大伴家持(おおとものやかもち)の子孫が守る「放生津八幡宮」
放生津(ほうじょうづ)八幡宮は、新湊(しんみなと)市のおすすめ観光スポットである内川エリア内に鎮座しています。万葉集の歌人として有名な「大伴家持」が、越中国府赴任中に創建したのがはじまりです。なんと今でも大伴家持の子孫がこの神社を守り続けています。
【御祭神(ごさいじん)】応神天皇、誉田別尊(ほんだわけのみこと)
【配祀(はいし)】仁徳天皇
放生津八幡宮といえば、毎年9月30日〜10月3日に行われる秋季例祭の「新湊曳山祭り」が有名です。昼間は「花山(はなやま)」、夜は「提灯山(ちょうちんやま)」が内川エリアを巡行します。風情ある町並に曳山が映え、威勢のよい「イヤサー」のかけ声がお祭りを盛り上げます。一度は観てほしい、とやまのお祭りです。
曳山巡行の翌日、10月2日には築山行事が行われます。固定の築山が動く曳山に発展したと考えられており、古代の祭祀(さいし)の形式を伝える貴重な行事です。2日の日中しか見られない貴重な神様なので、機会があれば是非ご覧くださいね。
神社の裏は「奈呉(なご)の浦」と言われる入江です。晴れた日は美しい海辺の景色が楽しめます。
神社のある新湊の内川エリアは、懐かしい雰囲気が漂う湊町です。神社を訪れたら、内川を観光するのがおすすめです。是非楽しんでくださいね。
夏の風鈴トンネルが涼やか「櫛田神社」
「櫛田神社」は射水市串田の小高い場所にあり、森に囲まれた静かな場所です。千数百年前の昔、大和朝廷からこの地に遣わされた武内宿祢(たけうちのすくね)が斎主となり創建したと言われています。長い参道は様々な植物を楽しみながら歩くことができます。
【主祭神】櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、武素戔嗚尊(すさのおのみこと)
御朱印は拝殿横の授与所でいただくことができます。季節ごとに変わる御朱印はカラフルでとても素敵です。どんな御朱印が頒布されているかはインスタグラムで確認すると便利です。
櫛田神社では、毎年7月に風鈴トンネルができます。境内の至る所にも風鈴が飾られ、とても綺麗です。風が吹くと涼やかな音を奏でてくれ、とても涼しげです。
また境内にはステンドグラスの先駆者である地元出身の大伴二三彌(おおともふみや)氏の「ステンドグラス記念館」もあります。
9月に行われる秋季例祭では神輿の火渡り神事が行われます。私も一度観てみたいお祭りの1つです。
とやまで伊勢詣!「十社大神」
射水市三ケ(さんが)にある「十社大神(じゅっしゃおおかみ)」は、室町時代に伊勢神宮を勧請(かんじょう)した古社がルーツです。
【主祭神】天照大神(あまてらすおおみかみ)
【相殿神】豊受大神(とようけのおおかみ)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)、火産霊神(ほのむすびのかみ)、大名牟遅命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなびこなのかみ)、権御名方命(たけみなかたのみこと)、豊玉姫命(とよたまびめのみこと)、気長足姫命(おきながたらしひめのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)、中筒之男命(なかつつのおのみこと)、底筒男命(そこつつのおのみこと)、高雷龍神(たかおかみのかみ)、闇雷龍神(くらおかみのかみ)、菅原道真公
御朱印は宮司宅(兼社務所)でいただくことができます。お正月は授与所が開いているので授与所でいただきます。
十社大神には黒と白の一対の神馬がお祀りされています。白馬は室町時代に伊勢神宮から運ばれたと言われています。本当の馬のような立派な神馬なので是非ご覧ください!
境内には、伊勢神宮遥拝所があります。こちらでお詣りすると富山に居ながら伊勢神宮にお詣りできるのです。
また神社の境内には神馬殿や遥拝所の他、宝物殿もあります。電話で予約すると見学をすることができます。
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十社大神近くのおすすめスポット
神社の近くにあるおすすめスポットは片口屋と大正時代に建てられた旧小杉郵便局「LETTER」。片口屋は富山ならではの醤油や味噌を製造販売しています。「LETTER」には「あまや菓子店」がテナントで入っています。町に溶け込むレトロな建物がとても素敵なので、是非神社巡りとともにお楽しみくださいね。
おわりに
いかがでしたか。神社は身近にあるパワースポット。富山県神社庁が掲載している「御朱印MAP」も参考になります。神社めぐりの参考になれば幸いです。神社を訪れる時には、神様に失礼のないよう、マナーを守って参拝しましょう。
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こちらの記事では「富山市の神社」を紹介しています。是非ご覧くださいね。
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