【2024年版】世界遺産相倉合掌造り集落ライトアップ(令和6年度)の全日程&見どころをご紹介!

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富山県の五箇山にある世界遺産、相倉(あいのくら)合掌造り集落では、年に数回ライトアップイベントを行っています。
2024年度は5月・9月・2月の計3回の開催予定となっております。
この相倉集落に住んでいるわたくし、ふぉとやまライター「あいのくま」が、開催時期ごとの相倉ライトアップの魅力や見どころなどをご紹介いたします!

※ライトアップに関して「予約制ですか」との問い合わせが多くありますが、予約は一切不要です。(マイクロバス以上の大きさの車は、駐車場の事前予約が必要です。)

夜の世界遺産を堪能!相倉合掌造り集落ライトアップの魅力とは!?

世界遺産の合掌造り集落は観光地のイメージが強いかもしれませんが、今も人々が住み生活を営んでいます。
世界的にも稀な『生きた世界遺産』である相倉集落は、その歴史的町並み・豊かな四季の風景・暮らしの光景があいまって、訪れた人々をどこか懐かしい気持ちにさせてくれる『日本の原風景』として高い評価を受けています。
観光地でありながら住宅地でもあるため、通常は17時以降・日暮れ後は観光用駐車場の利用及び集落内への立ち入りはお断りさせて頂いてます。
しかし、その特例として開催されているのが、年数回のみ、20時まで開催される相倉ライトアップイベントなのです!

昼に見る日本の原風景とは全然違う、『夕闇に浮かび上がる日本の原風景』をご紹介します!

【復活!!】5月ライトアップ『水面に浮かぶ日本の原風景 - 水田逆さ合掌』

5月ライトアップ『水面に浮かぶ日本の原風景 - 水田逆さ合掌』
(2024年開催予定:5月18日(土)19日(日)日暮れより20時まで)

見どころは何といっても、田植えをひかえ水を張った水面が水鏡となり、そこに合掌造りが逆さに映りこむ『逆さ合掌』。日中にも『逆さ合掌』は見ることができ、こちらも大変人気があるのですが、夕暮れの逆さ合掌には全く別の魅力があります。
タイトルに【復活!!】とありますが、実は平成以来、逆さ合掌ライトアップは開催されていなかったのですが、この度復活を望む声に応える形で5年ぶりの復活となります。
ちなみに、ここで紹介させていただく画像は、1枚目以外は知人カメラマン「奈雲誠」氏 から拝借いたしました。
久しぶりすぎて私自身、データを持ちあわせておりませんでした。

Column

2024年5月13日現在、日中の相倉集落の様子は・・-1

2024年5月13日現在、日中の相倉集落の様子は・・

現在、標高の高い相倉集落では、ようやく田植えにむけ準備が始まったところ。
準備の進んだ田んぼから順に水が流し込まれ、その水面には『逆さ合掌』がそこかしこに映り込んでいます。
見る場所、見る角度により見える家屋の組み合わせは変わりますので、ぜひ自分だけの特別な逆さ合掌を見つけてみてください!

9月ライトアップ『初秋の山里に浮かぶ日本の原風景』

9月ライトアップ『初秋の山里に浮かぶ日本の原風景』
(2024年開催予定:9月14日(土)15日(日)日暮れより20時まで)

見どころは何といっても、秋の気配ただよう山里の雰囲気を随所に堪能できる点です。14日午前には集落内棚田にてオーナー稲刈りが予定されており、懐かしい秋の田園の風物詩「稲穂ハサ掛け」をつくり上げます。
また、集落内に咲き誇るススキ・コスモス・彼岸花など秋の植物たちが、初秋の雰囲気をいっそう盛り上げてくれます。

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この頃、日中の相倉集落の様子は・・-1

この頃、日中の相倉集落の様子は・・

集落内には赤トンボが飛び交い、コスモスやススキがそよそよと風に揺れ、懐かしい稲穂ハサ掛けが棚田に並べられ、まさに『初秋の日本の原風景』という雰囲気に満ち満ちています。お子さんだけでなく、大人も童心にかえって心おどること間違いなし!

2月ライトアップ『雪原に浮かぶ日本の原風景』

2月ライトアップ『雪原に浮かぶ日本の原風景』
(2025年開催予定:2月22日(土)23日(日)日暮れより20時まで)

相倉に限らず、五箇山全域にとって一番きれいで、一番「五箇山らしい」景色に出会える季節が冬ではないでしょうか。
合掌造りを生み出した厳しい自然と気象環境。その四季の締めくくりに、豪雪の冬。最も厳しい分、最も美しい景色が集落中に広がります。
気象情報をご確認の上、冬タイヤ等の雪道対策をされ、安全運転でお越し下さい。

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この頃、日中の相倉集落の様子は・・-1

この頃、日中の相倉集落の様子は・・

「相倉集落は冬場は閉鎖してますよね?」というお問い合わせをよくいただきますが、毎日除雪をして、観光客の方々のお越しを年中無休でお待ちしております。(公道は積雪があると昼夜問わず除雪車が稼働しており、山の除雪技術の凄さに驚かれることでしょう)
冬タイヤ・防寒具・できれば四駆車の三点セットと安全運転で、ぜひお越し下さい。やっぱり何といっても、冬の景色が一番きれいだと思うあいのくまです。

冬こそ五箇山!!世界遺産五箇山合掌造り集落の住民がこっそり教える、冬の五箇山の楽しみ方

運営スタッフがこっそりお教えする、ライトアップご来訪の裏ワザ

実はワタクシあいのくまは、この相倉合掌造り集落ライトアップの運営スタッフです。
運営側の経験から観光客の皆様にお伝えしたいことは次の3点!

1:確実に第一駐車場に駐車したいときは、19時以降がおススメ!
ライトアップ開始前にはカメラマンたちの熾烈な場所取りがあり、夕方前からライトアップ目当ての方々が駐車されるため、17時~18時半位は第一駐車場は最も混み合い、第二駐車場へ駐車して、しばし歩かなければいけない(5~10分)なんてこともありえます。その点、19時を過ぎると途端に帰宅ラッシュが始まり、ライトアップツアーバスも宿舎へ向かい、19時半には駐車場がガラガラ、何てことがザラです。(※5月ライトアップは日が長く、約束はできません)
なので、特に時間的制約が無い場合は19時以降に来ていただくと、比較的無理なくライトアップを楽しめます。(2月ライトアップは、警報級の悪天候の場合は終了時間を前倒しすることがありますので事前にお問い合わせ下さい)

2:相倉集落内の民宿に宿泊する!
意外と知られていませんが、相倉集落内には住民が営む合掌造り民宿が6軒あります。
JRの駅や新幹線駅から相倉口まで運行する「世界遺産バス」があり、冬場の雪道にご不安な方は、こちらを利用してみるのもおススメです。
※ふぉとやまライターのみかさんの記事「世界遺産 五箇山「相倉合掌造り集落」に家族で泊まってみた!」も参考に!

3:ライトアップ以外の日に相倉の民宿に宿泊し、「窓灯り」の町並みを楽しむ!
相倉は住宅街なので基本的には17時以降夕暮れ時の観光はご遠慮いただいております。しかし、民宿に泊まると、朝晩のお散歩ができます。
ライトアップではないただの窓灯りも、合掌造り集落となるとそれはそれは哀愁漂う良い光景になります。

以上、締めくくりに3点ご紹介させていただきました。では、相倉でお会いできる日を楽しみにしております!!

※記事トップに使用している展望台からの全景画像は知人カメラマン「奈雲誠」氏より拝借しました。
あいのくまのスマホでは夜間の望遠撮影は厳しく・・

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彩雲-1

彩雲

五箇山の青空は、それはそれは青く、「五箇山ブルー」なんて呼ばれたりします。そして、何故か彩雲などの珍しい気象現象が頻発します。相倉を訪れた際には、ぜひ空に目をやり、美味しい空気を胸いっぱいに吸い込み、リフレッシュしていって下さい!

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