GW必見「春の立山」今しか見られない残雪残る雄大な自然を楽しもう!

  • 室堂平にてスノーシューハイク

    室堂平にてスノーシューハイク

立山黒部アルペンルートは乗り物を乗り継ぐだけで標高2450mの室堂まで行け、気軽に大自然を満喫できる世界有数の山岳観光ルートです。夏の登山やトレッキングがメジャーですが、春(4~6月)はまだ残雪が残り、高さ20mほどの「雪の大谷」や雪で覆われた「みくりが池」、雄山の「雪山登山」など、夏とは全く違った雄大さを感じる風景で感動すること間違いなし。
日本有数の山岳スキーエリアでのバックカントリースキーも楽しめます。
この時期しか見ることができない非日常空間に訪れてはいかがでしょうか。

1.室堂までのアクセス

アルペンルートの最高標高地点にある室堂へのアクセスは富山県側からと長野県側からのルートがあります。富山県側からのルートは立山高原バスからの迫力ある雪の大谷が見られますし、長野県側より乗り物の乗り換えが少ないため、少しでも早く行きたい方は富山県側からアクセスすることをお勧めします。
富山県側の玄関口は立山駅です。立山駅から立山ケーブルカーと立山高原バスを乗り継ぎ、1時間程度で室堂に到着します。
感染対策も取られていて、密にならないように各乗り物の乗車定員を通常より減じて運行されています。

1-1.立山ケーブルカー(立山駅~美女平)7分

立山駅(標高475m)から美女平駅(標高977m)までの1.3kmの道のりを立山ケーブルカーで一気に502m登ります。

1-2.立山高原バス(美女平~室堂)50分

美女平(標高977m)からは立山高原バスで弥陀ヶ原(標高1930m)、天狗平(標高2300m)を経由して室堂(標高2450m)までの23kmの道のり。
美女平周辺には立山杉が群生しており美女平駅には美女杉、高原バス道路沿いにも仙洞杉を代表とする数々の立山杉を見ることができます。
滝見台(標高1280m)からは称名滝を見下ろすことができ、雪解け時期しか見られないハンノキ滝を見ることもできます。
徐々に雪深くなる車窓からの景色を楽しみながら、大日岳、剱岳を望み、クライマックス雪の大谷を通り、50分で室堂に到着します。
 

Column

立山地ビール「星の空」-1

立山地ビール「星の空」

室堂や立山駅でしか買えないクラフトビール。立山の湧水「立山玉殿の湧水」を使った、飲みやすいビールです。「オリジナル」「BLACK」「プレミアム」の3種類の味を楽しむことが出来ます。
ここでしか味わえない地ビールをお土産にいかかでしょうか。

2.雪の大谷散策

春の立山黒部アルペンルートと言えばやはり「雪の大谷」
より高く、より白い雪の壁に出会うには開通直後の4月がおすすめ。
その高さは20mほどもあり圧巻です!
世界的にもこのような高い雪の壁を見られる場所は他にありません。
大自然と人が作り上げた造形美の谷を歩いてみませんか。

3.室堂平周辺散策

室堂周辺の室堂平は雄山を始め3000m級の山々が間近にそびえ立つ白銀の世界です。
少し足を延ばせば「北アルプスで最も美しい火山湖」と言われるみくりが池やエンマ台からは地獄谷を望むことが出来ます。

雷鳥は氷河時代の生き残りと言われ多くは立山周辺に生息しています。残雪期は雪をバックに見つけやすく、求婚時期でオスがメスを呼ぶ声が聞こえるので遭遇率が高いと言われてます。運が良ければ真っ白な雷鳥や少し夏毛が混じった雷鳥に出会えるかもしれません。

4.室堂平スノーシューハイク

踏み固められた箇所は普通に歩けますがそれ以外は足が雪に埋まって自由に歩けません。自由に雪上を歩くにはスノーシューやワカン。まっさらな雪上。雪を一歩一歩踏みしめながら歩く感覚、雪がある時期しか楽しめませんよ。
スノーシューは立山駅の「TABO(ターボー)」にてレンタルできます。

5. 雄山登山

雄山登山は標高2450mからスタートできるため、高山ながら比較的に短い距離で山頂にたどり着くことができることもあり、多くの登山者が訪れる人気の登山ルートです。
晴れた日には山頂から富山湾、富士山までも一望できる景色はまさに絶景です。

室堂~一ノ越
一ノ越までは比較的傾斜が緩やかなのでアイゼンとストックで進みます。
一ノ越からは龍王岳を望むことが出来ます。

一ノ越~雄山山頂
ここから急登となるのでストックからアイゼンに切り替えて登りとなります。
山頂からは遠くは富士山を始め、浅間山、槍ヶ岳、白山などが望める360度のパノラマはまさに絶景です。
 

6.バックカントリースキー

海外並みのスケールを体感できる日本で数少ない山岳スキーエリア! 普通のゲレンデのようにリフトやゴンドラはなく、自分の足で登り、滑走するバックカントリースタイルです。 大自然の雪の中を自分の足で登り、絶景を眺めながら一気に滑り下りる爽快感、ぜひ体験してみてください。

7. 雄山登山・バックカントリーを安全に楽しむために

3000m級の山々での登山やバックカントリーでは危険が伴います。
入山届の提出、雪崩の危険に備えてビーコンやその他適切な装備を携帯しましょう。

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