本当は教えたくない、隠れ家カフェ&ビストロ(小矢部市)

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  • 五郎丸屋

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富山県と石川県の県境にある小矢部(おやべ)市には、アウトレットや道の駅など、買い物にぴったりの場所がたくさんありますが、それだけではありません。実はおいしい食材の宝庫でもあります。

そこで今回は、地元の新鮮な食材を使った地産地消がコンセプトのカフェ、ビストロ2軒と、お土産を買いに行くのにぴったりの老舗和菓子店をご紹介します。すべて「三井アウトレットパーク 北陸小矢部」へ行く前やお買い物帰りに行けます!

半径2キロの採れたてがいただけるカフェ「バッシュワーバリー」

「小鳥のさえずり」という意味を持つお店「バッシュワーバリー」は、「三井アウトレットパーク 北陸小矢部」から車で約10分の場所にあります。店舗は、長屋門をリノベーションしており、まさに「隠れ家」という雰囲気です。まわりには昔ながらの里山の風景が広がっています。駐車場の入り口がちょっと分かりにくいので、事前にチェックしておくと安心です。

店内は、木のぬくもりがあふれており、ほっとします。主な食事スペースは2階。ソファ席、テーブル席、窓に面したカウンター席があるので、気分や用途によって席を選べます。なお、カウンター席は近くに電源があるので、仕事や読書などの目的で訪れる人も多い、とのことです。

こちらのお店のコンセプトは「半径2キロの採れたてを食べる場所」。地元産の食材をふんだんにつかったランチやデザートを出しています。今回は定番の「手作りデミトマソースの"熱々"煮込みハンバーグランチ」を食べました。新鮮な、良い素材を、ソースから丁寧に手間暇を惜しまず作ったことが伝わる、身体も喜ぶ一皿です。

地元産の「稲葉メルヘン牛」と玉ねぎの絶妙のハーモニーを楽しめるふわふわのハンバーグは、熱々の鉄板にのっていたので、食べ終わるまでずっと最高の状態でいただけました。デミトマソースがあまりにもおいしかったので、地元産の五分つき米にかけて、ソースまで残さず完食しました。サラダにかかった自家製の塩麹ドレッシングは野菜の良さを余すことなく引き立てる名脇役で、その魅力にハマり、買って帰ることにしました。

ランチセットには、お得な価格でドリンクとデザート(フレンチトースト)を付けられます。使っているパンは、地元の「ベッカライ福十」のフランスパン。これを厚切りにして、小矢部の特産の卵液にじっくりつけたうえで、焼かれています。柔らかくなったバケットに卵と砂糖、牛乳のやさしい甘みが効いており、口に入れるたびに幸せな気持ちが広がりました。オリジナルブレンドのコーヒーとの相性も抜群でした。なお、他の日にカフェ利用で訪れた時は、手作りガトーショコラを注文したのですが、こちらも間違いないおいしさでした!
 

1階には、お店で作られたドレッシングやコーヒー豆、それに富山県産を中心とした雑貨類が、いろいろ置いてあります。私は今回、ドレッシングとゆずジャムを購入しました。カフェの雰囲気を思い出しながら、毎日少しずつ、いただいています。
 

ここはヨーロッパ? 地元密着型のビストロ「Marcassin」

「Marcassin(マルカッサン)」は、石動駅から徒歩で約6分、「三井アウトレットパーク北陸小矢部」からは車で約7分の場所にあるフレンチレストランです。お店は、住宅街にあるスポーツショップの奥にあるまさに「隠れ家」といった風情の建物。お店の前に駐車場があるのですが、狭いのでご注意ください。
 

お店ができたのは2018年。今では、地元はもちろん県外からも多くのお客さんが訪れる人気店となっています。「ビストロ」とはフランス語で「食堂」の意味。その言葉のとおり、店内はフランスの片田舎に来たかのような雰囲気で、別世界ながらくつろげます。オーナーシェフは、京都と台湾で計10年以上修行してきた新井博子さんです。

お店で大切にしているのは「顔の見える関係」。そのため、ほぼ地元産の食材を使用しています。

今回は、ワンプレートランチをいただきました。バターナッツかぼちゃのスープは素材の良さ、甘みがぎゅっと引き出されており、感動しました。メインは地元産の豚肉を使った「メルヘンポークのマスタードソース」。マスタードと生クリームを使ったクリームがとにかくおいしく、柔らかく、まったく臭みがない豚肉を優しく包みこんでいて、絶品でした。サラダも新鮮そのもので、小矢部に住んでいる方がうらやましくなりました。

今回は、デザートと飲み物もセットにしていただきました。今回はクリームブリュレだったのですが、パリパリのキャラメリゼとブラックでいただくコーヒーの相性が抜群で、ブラックが苦手な私もミルクなしでコーヒーを飲めました。なお、コーヒーは徒歩数分の場所にある焙煎所「くろねこ焙煎所」のコーヒーです。

お店の席数はテーブル8席と個室1室(6席)で、ランチは前日までの予約がおすすめです。また、ディナーは予約制なので、あらかじめ連絡をするようにしてください。
 


お店では、小矢部産のはと麦から作ったオリジナルクラフトビールも飲めます。軽い飲み心地で、最後に残る、はと麦の風味がさわやかなアクセントになっており、とてもいい感じでした! 同じ敷地内にあるスポーツ店で数量限定で販売されているので、お土産にもどうぞ。

お土産を買うなら「五郎丸屋」へ

270年以上の歴史のある和菓子店「五郎丸屋」は、昔ながらの和菓子の良さと、新しい試みで、富山県内のみならず、全国的に人気を博している和菓子店です。

お店のイチオシが、こちらの「きせつのさがしもの」。オンラインショップでも買えるのですが、出品してからたった1~2分で売り切れてしまうほどの人気だそうです。オンラインショップ以外で買えるのは、このお店のみ。ただ、お店で買う場合も事前予約が必須なので、早めに連絡してください。
 

今回私は、「T五(ティーゴ)」と和風メレンゲの「木・林(きりん)」を買って帰りました。伝統技法を大切にしながらも、新しい感覚を打ち出したお菓子で、富山県内の土産店でも売られています。どちらも、見た目が美しすぎて、食べるのがもったいなかったです。味は、もちろん文句なしにおいしかったです。食べている間に、想像力をかきたてるような香りが広がっていくのが、とても印象的でした。ぜひ一度、食べてみていただきたいお菓子です。

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