【2026年車両通行止め】それでも行きたい! 天空の楽園・白木峰の魅力と徒歩ルート
富山県と岐阜県の県境にある「白木峰(しらきみね)・標高1,596m」。
初夏には、山頂付近の開けた草原にワタスゲやニッコウキスゲが咲き乱れ、その美しさから「天空の楽園」や、「まるで天国」と称されるとても人気の山です。
圧倒的に人気の理由は「8合目駐車場まで車で行ける、初心者にも優しい山」として親しまれていたからでした。残念ながら2026年現在、8合目に至る林道は土砂崩れのため車両進入禁止(復旧には複数年を要する見通し)となっています。
8合目駐車場まで車で行くことは出来ませんが、麓の登山口からの登山は可能ですのでそちらの様子をレポートいたします。
「天空の楽園」白木峰はこんな山
富山県と岐阜県にまたがる標高1,596mの白木峰。その山頂付近一帯には、樹木がなく、広大な草原と池塘、湿原が広がっています。あたり一面に開けた大パノラマからは、遠く北アルプスや御嶽山、白山までを一望することができ、その開放感は格別です。
さらに、登山道には美しい木道が整備されており、まるで「空へと続く道」のようにも見え、「天空の楽園」と呼ばれるゆえんだと思います。
山頂から少し足を延ばした先にある大きな池塘「浮島の池」は最高のロケーションで、木道を通ってその周辺を歩くこともできます。
また、白木峰は多くの高山植物が見られることでも有名で、6月下旬ごろには、ふわふわと風に揺れる「ワタスゲ」が、7月に入ると鮮やかな黄色の「ニッコウキスゲ」が山頂周辺一面に咲き乱れます。
林道が開通していれば、8合目駐車場から徒歩約1時間でこの絶景を楽しむことができるので、人気の理由もよくわかります。
[アクセス情報]林道は車両通行止め。 歩いて登山は可能!
杉ヶ平キャンプ場から白木峰8合目までを結ぶ林道八尾大谷線は、2026年5月26日現在、「車両進入禁止」となっております。車両の通行再開までには、複数年を要するとのことです。
最新情報は、下記のリンクから
8合目まで続く林道は、2018年ごろにも土砂崩れにより車両通行止めとなり、2023年秋に5年ぶりに通行が再開されたばかりでしたが、2024年と2025年のシーズンを経て、再び通行できなくなってしまいました。
車が通れなくても徒歩なら行ける!今回は、2つのルートを紹介いたします。
①【富山県側:21世紀の森キャンプ場ルート】登り:約4時間
白木峰8合目駐車場へ続く林道を登り、5合目から登山道に入ります。この登山道は、つづら折りの林道をショートカットするように「直登」する構造のため、とんでもない急登が続きます。一般的な山の登山道とは異なり、道中の眺望は少なく、林道や樹林帯をひたすら進むため、体力と時間に十分な余裕が必要です。ただし、富山県側からは圧倒的にアクセスしやすい登山口です。
②【岐阜県側:万波(まんなみ)ルート】登り:約3時間半
富山県側から登るのとは正反対で、極端な急登がない「一般的な山の登山道」です。眺望が良く、景色を楽しみながら登山することができます。
しかし、富山県側から万波登山口へ向かう「国道471号」は非常に狭く、すれ違いが困難で、ガードレールのない川沿いを通ったりするため、とにかく怖い道です。正直、私は2度と運転したくありません(笑)。
-登山前の注意点-
状況によっては、徒歩での登山自体が「非推奨」となる時期もありますので、お出かけの際は必ず富山市などが発信する最新情報をご確認ください。
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登山① 富山県側:21世紀の森キャンプ場ルート
8合目へ続く林道は、ここ「21世紀の森」で車両通行止めとなっています。登山はここから開始します。ゲート手前の右手に道があるので、そこを進み、再び林道に合流します。
合流したら、まずはひたすらこの林道を約3km(約1時間半)登っていきます。眺望もないので黙々と。
林道で5合目に到着すると「登山道」と看板が出ているので迷うことはありません。ここからが本当の登山!急登の登山道が容赦なく続きます!
写真では伝わりにくいですが、かなりの急登です。山頂付近の楽園のような絶景とは180度異なり、凶悪な上り坂です。薄暗い針葉樹林帯の中、景色がほとんど変わらない道が続くため、「いったいいつまで続くんだ……?」と心が折れそうになりながら登ります。
5合目登山口から1km弱(約1時間)ほど耐え忍んで登ると、再び林道に合流します。少しホッとする瞬間が訪れますが、このあとすぐにまた登山道へ入ることになるので、この広く休憩できるスペースで、エネルギーや水分をしっかり補給します。
再び入る登山道は、先ほどまでの凶悪な坂とは一転して、斜度がやや緩やかです。さらに、薄暗い針葉樹林帯から木漏れ日の美しいブナ林へと変わるため、一気にテンションが上がってきます。次の合流地点までの距離は先ほどと同じ1km弱ですが、道が緩やかなので30分ほどです。
合流地点。ここは、白木峰に登ったことがある方なら誰もがピンとくる「8合目駐車場からの登山道」との合流地点です。
ここが8合目駐車場。ちょっと寄り道。周辺の景色が一気に開け、目指す頂上がもうすぐそこだと思え、モチベーションが上がります。
8合目駐車場からは、先ほどの合流地点に戻って急な登山道を歩くか、緩やかな林道を歩くか選択できます。頂上へ向かうか、まずは「浮島の池」へ目指すかでも、コースが違います。
登山② 岐阜県側:万波ルート
一方の岐阜県側からの万波ルートは、富山側のような極端な激坂を直登するのではなく、比較的歩きやすいコースです。登山自体を楽しみたいなら、圧倒的にこちらのルートですが、登山口に辿りつくまでの道が怖すぎる(笑)。
富山県側からは、21世紀の森前の国道471号・472号を岐阜方面へ南下します。
この国道は本当に狭く、対向車とすれ違う際は、すれ違いポイントまで移動しなければなりません。また、冬季や雨量が多いときなどは、通行止めになることもあります。
「岐阜県飛騨市」の看板が見えたらすぐに左折。ここからのオフロードをしばらく進むと、万波登山口の駐車場が見えてきます。
本格的な登山道の入り口
距離にして約1km、1時間ほど頑張って登ると、最初のピークである「小白木峰(こしらきみね)標高1,437m」に到着します!
ここまで来ると視界が開け、飛騨市方面の山々を見渡せます。この先も樹林帯を進みますが、背丈の低い植物が増えてくるため、開放的な尾根歩きが楽しめます。楽しい登山ですね。
頂上近くは尾根を登るため、さらに景色が良くなります。小白木峰か白木峰山頂までは、距離約3km、約2時間の道のり。
帰りは「大長谷温泉(おおながたにおんせん)」で汗を流す
富山県側登山口のすぐ近く、大長谷地区に「白木峰山麓交流施設大長谷温泉」があります。
登山者のためにあるのではないか!?と思うほど、下山してちょうど汗を流したいなと思う場所です。
料金はなんと大人470円(2026年6月現在)という驚異のリーズナブルさ!また、営業時間も19時までと長いのもありがたい。
外の植物や空が反射してとても綺麗でした。
入浴後はゆっくり休めるスペースも!登山して、温泉入って、畳に座ったらもう立てなくなりそうだったので、私は座りませんでした。
私は初夏しか登った事がありませんが。
どうやら、秋や冬も素敵な景色が見れる山との事です。いつか登る事ができればいいなと思っています。
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