富山・大長谷で絶品ブルーベリー狩り。80代現役夫妻が営む「井上農園 ブルーベリーの里」で癒し時間を。
富山市の中心部から車を走らせること約1時間。山あいの道をくねくねと進んだ先に、信じられないほど静かな「大長谷(おおながたに)」という集落が現れます。
ここに、20年以上も続く「井上農園 ブルーベリーの里」があると聞き、実際に訪れてきました。そこで待っていたのは、おいしいブルーベリーはもちろん、川のせせらぎやご夫妻との心温まる交流。自然の恵みを五感で感じられる、贅沢な時間が流れていました。
富山の秘境・大長谷にある「井上農園 ブルーベリーの里」
富山市最南端に位置する八尾町大長谷地区は、わずか28世帯39人が暮らす、まさに「秘境」と呼ぶにふさわしい静かな山里。豊かな自然に囲まれたこの場所で、2005年から大切に育てられてきたのが「井上農園 ブルーベリーの里」です。
広大な圃場には15品種・約400本ものブルーベリーが植えられています。しかも無農薬で育てられているとのこと。安心してその場で頬張れるのは、嬉しいポイントですね。
80代現役のご夫妻が愛情を注ぐブルーベリー
この農園を語るうえで欠かせないのが、園主の井上武俊さん・文子さんご夫妻の存在です。それぞれ86歳、87歳という年齢を迎えながら、今も現役で農作業に取り組んでいらっしゃいます。
実際にお会いしてみると、その元気さに本当に驚かされました。畑の中をテキパキと動き回り、軽やかな足取りで作業をこなすお二人の姿。気づけば私よりも早いペースで、次々とブルーベリーを収穫していました。こちらまで元気をもらえるような、不思議なパワーに満ちていました。
お話を伺うと、「ブルーベリー狩りの季節になると、私たちに会いに来てくれるリピーターさんも多く、それが楽しみなの」と、嬉しそうに教えてくださいました。ブルーベリー狩りだけでなく、お二人との会話を楽しみに訪れる人も少なくないそう。ご自宅には各地から会いに来てくれた人たちの写真が飾られていました。
実際にお話していても、その人柄の温かさがひしひしと伝わってきて「また会いに来たい」と思わせてくれる、本当に愛らしいご夫妻でした。ブルーベリーの美味しさはもちろんですが、このお二人に会えることこそが、きっとこの農園最大の魅力ですね。
15品種を食べ比べ!五感で楽しむブルーベリー狩り
さて、いよいよブルーベリー狩りスタートです!
園内には15種類もの品種が不規則に植えられているので「次はどんな味かな?」と宝探し気分で歩き回るのがワクワクしました。
肉厚でジューシーなもの、甘みがぐっと際立つもの、酸味がきいてさっぱりしたもの、香りが華やかなものなど、品種によって個性は本当にさまざま。よく見ると葉っぱの形や実のハリ感にも違いがあり、観察しながら歩くだけでも飽きません。
完熟の実は皮が薄く、噛んだ瞬間に果汁がじゅわっとあふれます。摘みたてならではの華やかな香りがふわっと広がり、後味は爽やか。つい次から次へとブルーベリーを口に運んでいました。
園主のご夫妻に「3〜4個を一気に頬張る」とおいしいと伝授いただき、早速実践。
これが本当におすすめです。一粒ずつ食べるよりも、口の中でいくつもの実がプチプチと弾ける感覚が格段に増し、味わいがぐっと贅沢になります。一粒だけだと少し物足りなく感じることもありますが、複数個を一気に頬張ると、まったく違う満足感が得られました。
足元は整備されているものの、ブルーベリー狩りに夢中になると足元への注意がどうしてもおろそかになりがち。実際、泥だらけになることはありませんでしたが、汚れてもいいスニーカーで行くのがおすすめです。
また、雨上がりのタイミングだと、葉っぱに溜まった水滴がかかって服が濡れることもあります。汚れても濡れても気にならない服装で訪れるのがベストです。
私が訪れた日は雨上がりで朝の気温が低かったこともあり、ブルーベリーがひんやりと冷えていて、これがまた絶品。狙うなら朝の涼しい時間帯がおすすめです!
・営業期間:2026年7月1日〜8月上旬予定
・営業時間:10:00〜16:00
・予約:不要
・摘み取り体験(食べ放題):お一人様 1,000円
・お持ち帰りパック:100g 500円
※営業期間・時間は変更になる場合があります。最新情報は農園へお問い合わせください。
ブルーベリー狩りの後に立ち寄りたい大長谷のスポット
ブルーベリーでお腹を満たした後は、大長谷の魅力をさらに深掘りしましょう。
「井上農園 ブルーベリーの里」から車を走らせること数分……。
薪窯で焼くピザが人気の「村上山壮」に到着しました。このお店では、「井上農園 ブルーベリーの里」のブルーベリーをたっぷりと使ったピザを期間限定(2026年は6月下旬〜7月を予定)で提供しています。
蜂蜜をかけていただくのが至福のひととき。ブルーベリーの酸味と蜂蜜の香りの組み合わせが絶妙で、チーズの塩気がそれらの味を引き立てます。香ばしくパリパリとした生地と合わさって、まるでアメリカンなブルーベリーパイを食べているような感覚になりました。
もう1品は人気と伺った「ジビエソーセージのピザ」。地元のハンターさんが仕留めたお肉を使ったソーセージがのっていて、ジビエ特有の臭みがほとんどなく、さっぱりとパクパク食べられる1枚でした。
もう1つのおすすめスポットは「大長谷温泉」。豊かな自然に囲まれながら森林浴気分で浸かれます。1日の締めくくりに訪れたいスポットです。暑い日はブルーベリー狩りでかいた汗をすっきり流すのにもぴったりですよ!
なお、ブルーベリーは「大長谷温泉」や「村上山荘」でも購入可能なので、お土産として買って帰りたいという方もぜひ足を運んでみてくださいね。
きっとまた来たくなる大長谷の「井上農園 ブルーベリーの里」
富山の秘境・大長谷にある「井上農園 ブルーベリーの里」は、ブルーベリーそのもののおいしさはもちろん、87歳のご夫妻の温かい人柄に触れられる、特別な体験ができる場所でした。
忙しい毎日を少し忘れて深呼吸したくなったら、ぜひ大長谷を訪れてみてください。