あさひ舟川「春の四重奏」を120%楽しむ。地元民が約1ヶ月通い詰めた絶景の記録

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あさひ舟川「春の四重奏」は私が富山移住のきっかけをくれた場所のひとつ。今では朝日町在住の私が、2026年4月のおよそ1ヶ月間、朝・昼・晩と会場に通い詰め、日々移り変わる景色を記録しました。

それぞれの時間帯に見られる景色の違いや、見頃、混雑を避けてゆっくりと景色に浸るための参考にしてみてください。

春に見られる奇跡の絶景「春の四重奏」

残雪の北アルプスを背景に、桜、チューリップ、菜の花が咲き誇る景色が楽しめる朝日町の「春の四重奏」。じわじわと人気を集め、今や世界中から観光客が訪れる富山を代表する観光スポットとなりました。

しかし、この4つの要素が完璧に重なり四重奏を奏でるのは、実は驚くほど難しく、繊細なもの。残念ながら4つの要素が揃わない年もあり、なかなか見られないことから奇跡の絶景としても知られています。

2026年4月2日:桜の見頃はもう少し!

この日、ついに桜がぽつぽつと開花している姿がありました!雨のち晴れという安定しないお天気だったものの、すでに観光客の姿がありました。海外からのお客さんが多い印象。

いよいよ春の幕開けです!

2026年4月4日:イベント2日目

今年のイベント開催期間は、2026年4月3日(金)〜16日(木)。この日が2日目です。

時折雨が降る曇り空でしたが、雨のおかげで、チューリップや菜の花がさらに咲き進みそうな様子でした。満開ではないものの、チューリップも桜もしっかりと咲いていて、お花見は十分楽しめるくらいになっています!

夕方はほぼ貸切状態くらい人が少なく、ゆったりと朝日町の自然を満喫できました。県外から遊びに来てくれた友達も立派な桜並木を見て大満足だった様子。あいにくの天気でもしっかりと楽しめました。

2026年4月6日:花々が続々と見頃を迎える

夕方に訪れると、週末を経て一気に桜が開花したのがよくわかりました。目視では「もう満開なのでは?」というくらい、美しい桜並木になっていました。

チューリップは徐々に蕾が大きくなってきていて、菜の花もぽつぽつと咲いています。四重奏が完成するまで、あともう少し!というワクワクする状況です。

2026年4月8日:春爛漫な1日

まさに「春爛漫」という言葉が相応しい、雲ひとつない快晴の日! 多くの人が訪れ、それぞれがこの絶景を楽しんでいる姿がありました。混雑はしているものの、歩くのが困難なほどではなく、比較的快適に楽しめました。

ただし、フードトラックや帰りの駅までのシャトルバスに行列ができていたので、時間に余裕を持って行動するのが良さそう。特に午後の時間帯はシャトルバスの列が長くなっていました。

また、この日のリフレクションや夕日も楽しめました。リフレクションを見たいなら、風が吹きにくい朝がおすすめ。

一方で、山や花をくっきりと撮影したいなら午後がおすすめです。午前中は逆光、午後は順光になるため、午後の方が「春の四重奏」全体をより美しく収められます。しかし、朝は晴れていても午後になると雲が出てくることもあるため、運次第なところも……。

2026年4月9日:菜の花が一気に開花

1日でチューリップと菜の花が一気に咲き進み、ついに写真を通しても立派な「四重奏」になっているのがわかるようになりました! 一方で、桜は場所によってはちらちらと散り始めているところも。

8日に引き続き、平日にも関わらずかなりの人手があり、会場の熱気を感じました。

この日、桜の根元には「お礼肥え」も見られました。実は、この畑で育てているチューリップは球根を育んでいる生産の現場。そのため、花を愛でる時期を過ぎたものは球根を育ているために、花を摘み取る必要があるのです。その花びらを桜の根元にまくことで、肥料として生まれ変わっています。

2026年4月11日:桜の花吹雪が美しい1日

土曜日のこの日は朝と夕方の2回訪れてみました。前日の大雨とこの日の強風の影響で、朝行ってみると桜の花が一気に散り、足元には贅沢な桜の花びらの絨毯ができていました。つい最近咲いたばかりなのに、もう散り始めていてちょっぴり悲しい気持ちに……。この儚さも桜の美しさですね。

午後も風は強かったものの、天気が回復し、夕日に照らされる花々がとてもきれいでした。

そしてこの日、さらに菜の花の開花も進み、しっかりと四重奏が揃ったのを感じました。

2026年4月12日:満開を迎えた週末は観光客で大賑わい

朝6時台に訪れてみたのですが、かつてないほどのものすごい人で大賑わいでした!前日の花嵐で多くの桜は散ってしまったものの、遠目で見るとまだまだきれい。

朝は逆光のため、写真では山は若干霞んで見えますが、4つの景色が揃った四重奏を楽しむには最高の天気でした。

2026年4月17日:イベント終了後も残る春の余韻

イベント期間が終了した翌日です。公式のイベントは終わってしまいましたが、それでも名残惜しい春の風景を求めてか、意外にもまだまだたくさんの観光客の姿がありました。イベントが終わってからもこれだけの人を惹きつける「四重奏」の魅力の大きさを改めて実感します。

さまざまな品種のチューリップが続々と咲き、畑はカラフルな絨毯が敷かれたようでした!よく観察するとそれぞれ形が違ってかわいらしかったです。

2026年4月22日:新緑と菜の花のビタミンカラーに美しい季節に

曇り空の日。会場に着いた瞬間、むせ返るような菜の花の香りに包まれました。あたり一面に黄色い絨毯が広がり、まさに満開!

一方で桜はすっかり葉桜になり、美しい新緑が見られるようになりました。遠くの山々も芽吹き始め、木々が緑に色づいてきているのがわかります。

観光客の姿はかなり少なくなり、農家さんがチューリップの花摘み作業をしている景色がより印象的になりました。いよいよこの季節も終わりを迎えようとしているのがわかりますね。

2026年4月27日:いよいよ最後の花摘みへ

今年、花摘み作業が終わったのは4月28日。「今年も終わってしまうのか……」と名残惜しい気持ちになりながら、その前日に行ってきました!

菜の花はまだ元気に咲いていましたが、チューリップの花畑は花の摘み取りが終わっているところが多く、緑に変わってきていました。最後の数品種だけが残っているような状況。時折雨がパラパラと降っていたため、蕾が濡れている様子がとても美しかったです。

美しい景色を守るために。知っておくべき鑑賞マナー

この美しい風景は、観光農園ではなく、農家さんが大切に球根を育てている畑をお借りして楽しませてもらっているものです。この景色を残すため、以下のマナーを必ず守りましょう。

【鑑賞マナー】
・絶対に畑の中やあぜ道に入らない:靴についた土から病原菌が広がり、球根が病気になってしまうのを防ぐためです。必ず歩道や砂利道から鑑賞してください。
・撮影マナーを守る:混雑時の三脚使用や、イベント期間中のドローン空撮は禁止されています。
・農作業への配慮:農家さんの花摘みや薬剤散布の邪魔にならないよう、配慮をお願いします。
・ゴミは持ち帰る:お花見などで出たゴミは必ず持ち帰りましょう。

来年もまた会いたい!心温まる奇跡の風景

約1ヶ月間、日々移り変わる「春の四重奏」を追いかけてみて、自然が織りなす絶景の儚さと力強さを改めて感じました。そして何より、なるべくみんなが美しい景色を楽しめるようにと花摘みのタイミングなどを調整してくれる農家さんの温かい心遣いが、この「奇跡」を支えているのだと胸が熱くなりました。

一生に一度は見ておきたい素晴らしい絶景、ぜひ皆さんもマナーを守って、心ゆくまで満喫してくださいね!

Column

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