岩瀬の「森家」「馬場家」でレトロな別世界を満喫しよう!

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富山市・岩瀬にある「森家」と「馬場家」。お隣同士の2つの家は、簡単に言うと、明治時代に建てられた大金持ちの家。一歩足を踏み入れるとレトロな別世界が広がっています。

「森家」「馬場家」がある場所・入場料は?

「森家」「馬場家」は富山駅から最も近い海沿いの町、岩瀬にあります。昔ながらの街並みが人気のエリアです。

富山駅から岩瀬までは富山駅北口から路面電車で約20分。「競輪場前」駅で降り、徒歩7分ほどで「森家」「馬場家」に到着します。富山駅から車の場合は約15分。裏に無料駐車場があります。

入場料は1か所100円(大人)。高校生以下は無料。しかも「森家」「馬場家」をどちらもまわる場合は180円です!

おすすめのルートはガイド付きの「森家」→自分で見て回るスタイルの「馬場家」の順にめぐる形です。

ガイドさんの解説が楽しい「森家」

「森家」を見る際は、ぜひガイドさんの解説(無料)をお願いしましょう。流れるような口調で、時折ジョークを織り交ぜながら、解説してくれます。

「森家」「馬場家」は共に江戸後期から活躍した北前船(きたまえぶね)の船主・廻船問屋の家。富山のお米や薬を日本全国に運んで売り、北海道の昆布や各地の名産品を買って帰り売る…という「動く商社」のような仕事をしていました。

奥座敷にある部屋の1つでは「天井を見上げて、時計回りに歩いて」という謎の指示が。なんと、上の天井の柄が「竜」に見える、とのこと!

今度は「床をじっと見て」とのこと。お金が入るように「入る」の文字になっています!

まだまだある「森家」のおすすめスポット

他にも、いろいろと興味深いスポットがありました。行ったら見つけてみてください。
 

火事でも燃えないように、頑丈なつくりになっている金庫。

時代劇の映画の小道具として貸し出したこともある、そろばん。

ふすまの上にある鶴や兎。

屋久杉でできた扉が豪華な、トイレ。

お金や書類を入れる船箪笥(ふなだんす)。

一枚岩の敷石。

大きさ、美しさにほれぼれする「馬場家」

岩瀬一のお金持ちで、富山の教育の発展にも貢献した馬場家。2021年に一般公開が始まりました。解説を読みながら巡ります。

まず圧巻なのが「トオリニワ」と呼ばれる土間通路。かつては、この先に米蔵、門、船着き場があり、そこから積み荷の上げ下ろしをしていました。

入口に右側にある蔵には、金庫と馬場家の歴史が展示されています。

入口から入って左側に広がるのが「オイとミセ」と呼ばれる大広間。33畳もあります。入口におすすめスポットが書かれた間取り図があるので、これを手に進みましょう。

縁側から見えるのは、美しい庭園です。

昭和初期の家の様子が分かるのも魅力

奥まで進むと「シンザシキ」という昭和初期に増築した部分に突き当たります。昭和初期のモダンな装飾を見ることができます。

お風呂場は当時の流行の建築様式だそうです。

主屋の方に戻ると、昭和初期の台所があった場所に井戸を発見。今も水が出ます。

主屋の2階からは、庭の木々や港側の景色が見えます。

さらに、この馬場家の敷地内の米蔵が、クラフトビールのパブ『KOBO Brew Pub』になっています!

いかがでしたか? 「森家」と「馬場家」にぜひ行ってみてください!

すぐ近くのおすすめスポットも紹介!

今回は1分以内で行けるところを2つ、紹介します。

港側にある「富山港展望台」(無料)。

「大塚屋」。三角どらやきが人気です。

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