黒部市「どやまらんど明日キャンプ場」で夕日と温泉に癒される

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富山の東側、黒部市の山あいにある「どやまらんど明日キャンプ場」。

夕日がキレイで、徒歩圏内に温泉があり、景色もすばらしい。
宇奈月(うなづき)にこんなキャンプ場があるなんて、行ってみるまでまったく知りませんでした。

最新設備が整った豪華キャンプ場とはちょっと違うけれど、「素朴さ」と「心地よさ」が同居していて、ゆったりとした時間を過ごせる。そんな魅力のあるキャンプ場です。

ちなみに「明日キャンプ場」は「あした」ではなく、「あけび」と読みます。

圧巻の夕日と、満天の星空

明日(あけび)キャンプ場は、山の上にあるキャンプ場なので、視界がひらけています。

そのため、夕方になると西の空に大きな夕日が沈んでいくのが見えるのです。オレンジから赤、そして群青に変わる空。あの時間は、ただ座って見ているだけで贅沢でした。

夜になれば、次は満天の星空。街の灯りが届かない場所だから、星が驚くほどはっきりと見えます。焚き火を囲んで火の音を聞きながら空を見上げる。それだけで心が満たされるような時間を過ごせます。

歩いて行ける温泉「明日山荘さか栄」

そして、もうひとつのご褒美が、徒歩で行ける温泉「明日山荘さか栄」。
キャンプ場から歩いてすぐなので、焚き火や食事のあとにひとっ風呂浴びに行けるのも最高なポイント。別施設ですが、キャンプ場と温泉がセットになっている感覚です。

温泉に行くのに一番おすすめな時間帯は、夕方。風呂に入りながら夕日を楽しむ経験はそうそうできません。

そして汗を流して体をほぐしてからテントに戻ると、夜風が気持ちよくて、そのまま寝袋に潜り込みたくなります。 「キャンプ=お風呂に入れない」というイメージをいい意味で裏切ってくれるので、初心者や家族連れにも安心です。

山の遊びと自然の楽しみ

「どやまらんど」には、自然の中で思い切り遊べる場所もあります。
広い芝生が目の前に広がっていて、子どもたちは声を上げながら駆け回り、大人は木陰に腰を下ろしてのんびり。気がつけば時間を忘れてしまうような、のどかな空気が流れています。

アクティブに過ごしたい人には、グラススキーやマウンテンボードといったアクティビティも。風を切って斜面を滑り降りれば、大人でも童心に戻ってしまいます。 ほんの少し体を動かすだけでも、不思議と旅の思い出が鮮やかに刻まれていくはずです。

グラススキーセットは、2時間以内であれば中学生以下は730円、高校生以上は1,250円。マウンテンボードセットは、同じく2時間以内であれば中学生以下830円、高校生以上1,350円とお手頃価格で楽しめます。

でも、特別な遊びをしなくても、周辺を歩いて散策するだけで十分。山肌を渡る風の涼しさや、木々の緑の匂い、季節ごとに変わる景色に心が癒されていきます。
「遊ぶ」と「癒やされる」が同時に叶う。それが、このどらまらんど明日キャンプ場の魅力です。

キャンプ飯と焚き火の夜

キャンプの醍醐味の一つ、キャンプ飯!
自然の中で食べるご飯は、なんでもごちそうになりますよね?

炭火で焼いたお肉や野菜、簡単なカレーだって特別な味になっちゃいます。僕がキャンプに行った日は、キャンプ仲間が超贅沢なキャンプ飯を用意してくれたので、幸福しかありませんでした!
夜は焚き火を囲んで過ごす時間。薪のはぜる音を聞きながら、炎をただぼんやり見つめていると、不思議と時間の流れがゆるやかに感じられます。
スマホを手放して、火と星だけを眺める。そんなシンプルな夜が、いちばん贅沢でした。

基本情報

所在地:富山県黒部市宇奈月町明日土山35


営業期間:4月下旬〜11月下旬(冬季休業あり)
料金:テントサイト (1張1泊730円)/6人用バンガロー (1棟1泊4,400円) など複数あり
設備:炊事場・トイレ・売店・レンタル品あり
ルール:ペット不可、直火禁止
温泉:隣接する「明日山荘さか栄」で入浴可能
予約方法:電話または下記公式サイトから
 

まとめ

どやまらんど明日キャンプ場は、派手な設備があるわけではありません。
でも、ここにしかない魅力があります。 夕日が沈む瞬間、星空に包まれる夜、歩いて行ける温泉。

その全部がそろっているからこそ、ほかのキャンプ場では味わえない贅沢な時間を過ごせます。
家族でゆっくりするのもよし、友人と楽しむのもよし、一人で癒やされるのもいい。 富山でキャンプをするなら、ぜひ一度「どやまらんど」を訪れてみてください。

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