【HIMI CRAFT FES.】ミナ ペルホネンの皆川明さんと氷見「FCTRY」が繋ぐ、氷見復興への希望
2024年元旦、能登半島地震。氷見(ひみ)の街は家屋の損壊や液状化など、甚大な被害に見舞われました。
あれから2年。公費解体が進み、見慣れた風景が少しずつ姿を消していく寂しさの中で、2026年9月に開催される「HIMI CRAFT FES.」のプロジェクトが動き出しました。
「HIMI CRAFT FES.」のプロジェクト
2026年9月に開催される「HIMI CRAFT FES.」のプロジェクト。
中心となるのは氷見市にあるシルクスクリーン印刷を体験できるショップ「FCTRY(ファクトリー)」と日本を代表するブランド「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」の皆川さん。
交流は数年前に遡ります。
ミナ ペルホネン金沢店がオープンした際、FCTRYの田中さん・萩原さんがお店を訪れ、「いつか一緒に何かできたら」と語り合ったことが全ての始まりでした。
震災直後、皆川さんが金沢を訪れた際も、二人は氷見の現状を伝え続けたそうです。
富山駅のステンドグラスに込められた願い
2025年3月、富山駅中央改札口横に完成したこの大作は、皆川さんが原画・監修を手掛けたもの。
制作にあたり、皆川さんは富山のアテンドをFCTRYさんに依頼。雨晴海岸や高岡の金屋町、氷見のSAYS FARMなど、富山の風土を一日かけて巡ったそうです。
その時のインスピレーションで作られたのがあいの風とやま鉄道・富山駅にあるパブリックアート、ステンドグラス『生命の根(いのちのね)』です。
ステンドグラス『生命の根(いのちのね)』は皆川さんが原画を描き、ガラス工房が制作しました。
「富山の空、海、山、そして土地。あらゆる自然の恵みが根のように広がり、暮らしに繋がっていく」
2,759枚のガラスの輝きは、駅を訪れる人々を優しく出迎えています。
シルクスクリーンで、特別な「体験」を届けるFCTRY
さらに富山アテンドの際、皆川さんによる特別なシルクスクリーンの版が誕生しました。
「FCTRY」は、シルクスクリーン印刷を体験できるショップです。シルクスクリーン印刷とは、版を作り、その版の穴からインクをヘラで押し出して刷る印刷技法のこと。
「FCTRY」では、持参したデザインやその場で描いたイラストを、Tシャツやトートバッグ、スウェットなどにその場でプリントでき、世界に一枚だけのオリジナルアイテム制作が楽しめます。
皆川さんが「FCTRY」に立ち寄った際に手がけた、4種の「ちぎり絵」。この原画をもとに制作された版は、TシャツやロングスリーブTシャツとして形になりました。
現在は、その版を使ってお好みのTシャツやバッグにシルクスクリーン印刷を施すことも可能です。皆川さんのファンの間では、全種類を揃える人もいるほどの人気を集めています。
シルクスクリーンのワークショップは、9月のフェス当日も会場で体験できる予定です。
FCTRY(ファクトリー)
住所:富山県氷見市中央町9-46
営業時間: 13:00-18:00 土日祝 10:00-19:00
休:火曜日
「この街に住みたい」と思える景色を
今回の「HIMI CRAFT FES.」のイベントロゴは皆川さん自らがデザイン。
出展者は、皆川明さんと木工作家の三谷龍二さん、D&DEPARTMENTのナガオカケンメイさんという、現代のクラフト・デザイン界を代表する3名によって選考されます。
「公費解体が進み、少し寂しくなった場所もあるけれど、ここに多くの人が行き交い『ここで商売をしたい』『住んでみたい』と思ってもらえるきっかけを作りたい」と、FCTRYの田中さん。
「HIMI CRAFT FES.」は、氷見の新しい物語の始まり。
氷見の商店街にどのような「表現」が集まるのか。厳選された約100組のつくり手にも注目です。
イベント情報
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日時: 2026年9月20日(日)・21日(月・祝) 10:00~16:00
会場: 氷見商店街(クラフト・フードエリア)、氷見市漁業文化交流センター(トークショー・LIVE)
出展作家募集のお知らせ 4月30日まで
現在、このフェスを一緒に盛り上げてくれる出展者を募集しています。 約100組のつくり手が一堂に会する特別な2日間です。
応募締切: 2026年4月30日まで
選考会: 5月実施予定
お問い合わせ: ヒミクラフトフェスのインスタグラムで
さらに2026年10月から富山県美術館では大規模な皆川明さんの展覧会が予定されています。