【南砺だから まるごと酒旅】ホロ酔い気分で楽しむ2日3日のオーダーメイドツアー

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富山県南砺(なんと)市。南砺市には日本酒、地ビール、ワイナリー、ウィスキーと7つの酒造メーカーがあります。これだけの酒造メーカーが一つの市に集まるのは全国的にも珍しいそう。

南砺市では日本酒、地ビール、ワイナリー、ウィスキーと酒をとことん嗜む酒の旅を推奨しています。

今回は利酒師の資格も持つ友人アズサさんと南砺市を2泊3泊まるごと楽しんできました。
 

「南砺だからまるごと酒旅」とは

南砺市には日本酒の三笑楽酒造、成政酒造、若駒酒造場。地ビールの城端麦酒、ナットブリュー。ワインのDomaine Beau(トレボー)。ウイスキーのT&T TOYAMAと7つの酒造メーカーがあります。

「まるごと酒旅」は、2泊3日の旅を通して南砺の酒を堪能するオーダーメイドツアー。自分好みの旅行プランを、自分自身で組み立てていきます。
「南砺のことが分からない」「地理がわからない」など土地勘がなくても大丈夫。今回は南砺市観光協会のスタッフさんが親身になってアドバイスしてくださいました。当日はスケジュール表に合わせて効率よく南砺の街を巡ることができます。

今回実際に「まるごと酒旅」を体験し、感じた魅力をレポートします!
一緒に南砺の魅力に酔いしれてくださいね。

1泊目のお宿 五箇山荘

富山市から車で1時間。合掌造りで有名な五箇山にある「五箇山荘」が1日目の宿です。世界文化遺産の菅沼集落と相倉集落の中間に位置します。
 

酒旅で用意されるお部屋は和洋室の広々としたお部屋。

五箇山荘の温泉はアルカリ性単純温泉。サウナ、水風呂も楽しめます。
露天風呂からは水墨画のような風情ある山々が見えました。

五箇山荘の夕食と三笑楽の呑み比べ

五箇山荘の酒旅のために考えられた季節により変わるコース料理。三笑楽とのペアリングが楽しめるよう設計されています。
ランチョンマットは贅沢に五箇山和紙が使われています。記念に持ち帰ることもできます。

三笑楽の呑み比べは4種類。「三笑楽 純米酒」、「三笑楽 山廃仕込み 本醸造」、「三笑楽 原酒」、「三笑楽 大吟醸」をガラス作家池田充章氏のガラスや漆器、焼き物など素材の違う酒器でいただきます。飲み口でまた味わいが変わるそうです。
この他、三笑楽は「蔵出濁酒」と「蔵出生原酒」2種類が置いてありました。

食前酒には自家製の梅酒をいただけるのですが、これがまた美味しかったです。

追加で「どぶろく」にあたる三笑楽 蔵出濁酒(にごり酒)生もいただきました。
アルコール度数も18〜19度と高く、飲みごたえのあるお酒で甘さと辛さのバランスが絶妙。
岩魚の骨酒やほかにも気になるお酒がたくさん。

赤かぶで作った「かぶら蒸し」。酒旅のコースで使われる器は南砺で開催された中部日本スキー大会の時に宿泊された常陸宮殿下と一部同じ器が使われるそうです。なんだかありがたい気持ちになりました。

お造りには五箇山ならではの五箇山豆腐昆布〆に地元のいわだん蒟蒻、そして岩魚の糸造り紫蘇和え、岩魚のなめろうをいただきました。
岩魚の塩焼きにはセンナの酒粕漬けを添えて。

猟師さんが「今年一番脂がのって美味しい!」と絶賛した猪(イノシシ)を五箇山ならではの豆乳鍋で。
変な臭みは全くなく豆乳でサッパリといただきました。

五箇山産こしひかり使用した岩魚の釜飯は香ばしく焼いた岩魚と生の岩魚の2種類と一緒に炊き込まれていました。
おこげも丁度良く、いい塩梅。五箇山豆腐の油揚げの味噌汁とともにいただきました。

〆は、欣也(きんや)の卵を使った手作りプリンでした。
欣也のたまごは五箇山の平地区杉尾の田んぼが山に囲まれている、山の斜面で放し飼いの鶏から生まれたたまご。スーパーではあまり買えない有精卵が含まれています。地場の自家菜園の野菜を食べていますので色味も少し緑がかっていました。貴重なプリンです。

木、金、日曜は夜20時から五箇山荘のスタッフによるこきりこか麦屋節が披露されます。
こきりこは、約1400年前の平安時代に豊作を祈る遊びから発達した古代芸能。

今回こきりこを披露してくださった五箇山荘の副支配人・坂本さんは小学校に出向き、こきりこの先生もされている腕前。貴重な機会ですのでぜひ木、金、日曜に足を運んでみてください。

五箇山荘の朝ごはん

これぞ旅館の朝ごはん!心が落ち着く日本食。
五箇山豆腐の湯豆腐もいただきました。
氷見市の名産、稲積梅で作った昔ながらの塩漬け梅干しと紫蘇入り梅干しの2種類が用意され、ご飯もすすみます。
 

五箇山荘のお土産コーナーも充実。昨晩いただいた三笑楽や五箇山ならではの漬物、五箇山和紙なども購入可能です。

五箇山荘の徒歩圏内には、国の重要文化財の羽馬家住宅や村上家住宅、流刑小屋などの見所も。五箇山は江戸時代、加賀藩・前田家の領地だったそう。
この場所は加賀藩の流刑地として利用されたと記されています。

2日目はタクシーでスタート

五箇山荘を後にして、2日目はタクシーで巡る酒旅へ。
今回のタクシーはアルファード。車内では充電も可能で乗り心地もよく快適な酒旅の2日目が始まりました!
水やお茶を購入してからの乗車がおすすめです。

そして、自家用車やレンタカーでお越しの際は、1日目の宿から2日目の宿へのお車回送サービス(有料)もあるので安心です。
 

南砺市の唯一のワイナリー Domaine Beau (ドメーヌ・ボー)

2日目にまず訪れた「ドメーヌ・ボー」は2017年に設立されたワイナリーです。2020年春には18haの畑に4万1000本のぶどうの木が植えられるなど、果敢な挑戦を続ける蔵として存在感を高めています。
数種類の葡萄をかけあわせて醸造する混醸ワインの研究が盛んで、個性の光るワイン造りで評価を獲得しています。
 

今回はオーナーの中山さんが工場を案内してくださいました。
「ドメーヌ・ボー」のワインは辛口だけど香りと風味に甘みを残し、日本料理に合うようなワイン造りを心がけているそう。

友人は早速ワインを1本購入。
女性の視点でワインを評価する「"SAKURA" Japan Women's Wine Awards」(通称・サクラアワード)にて銀賞を受賞した「Tatenogahara Primeur 2023 (立野原プリムール)」を選んでいました。

城端麦酒でクラフトビール三昧

続いて「城端麦酒」へ。
清らかな水が湧き出る立野原に建つおしゃれなクラフトビール工房です。
城端麦酒はラベルのデザインもオシャレでプレゼントにもおすすめです。
店内は小洒落ていて洗練された雰囲気。地元の仲間たちで作り上げたそうです。

試飲は4種かスモークナッツとの3種から選べます。ビールの種類が多くて迷いますね。私たちは「曳山BLACK(ブラック)」「はかまALE(エール)」「僕の味」「MASARU NE-IPA(マサル)」「EARL GRAY(アールグレイ)」「LA FRANCE(ラフランス)」を試飲しました。

選ぶのも楽しくなるような品名のものが多く、「どんな味かな」と想像しながら選ぶ時間も旅の思い出になります。
そして城端麦酒は、フルーツフレーバーの種類が豊富なのも特徴!普段ビールを飲まないという方でも気軽に楽しめるはずです。

グラスやオリジナル保冷バッグなどもオリジナルグッズも充実していました。私も愛用しています。

大正生まれの春乃色食堂で昼食を

続いて「春乃色食堂」で昼食をいただきました。

南砺市、福光にある「春乃色食堂」は、創業がなんと大正12年!
店内は古き良き時代を彷彿とさせてくれ、タイムスリップしたような気分に。
縦書きのお品書きも雰囲気があって良いですね。

味がしみ込んだおでんで、さらに日本酒が進みます。
赤巻きのかまぼこが入った中華そば。あっさりと落ち着く味です。

春乃色食堂
〒939-1610
富山県南砺市福光6808-2
TEL:0763-52-0141
営業時間:11:00~18:00
定休日:日曜日

道の駅福光でお土産を

南砺市のお酒が一堂に集まるお店。中には利賀村のどぶろくや、山葡萄ワインなど珍しいものも。地場産の野菜なども購入できます。

取材に行った冬の季節は干し柿の一種、あんぽ柿もありました。干し柿ってお酒のおつまみにもピッタリだと思います。
思わず購入しちゃいました。あんぽ柿は干し柿とはまたひと味違って、中がトロンとしています。ぜひおすすめです。
 

そしてここ「道の駅福光」は、県内でも1番お客さんが来ている道の駅なんです。お酒のほかに、富山の特産品や南砺市の農家さんが丹精込めて育てた野菜も人気です。

若駒酒造で試飲と酒蔵見学

信仰と木彫りの里「井波」は木彫の里として有名な職人の街です。
明治22年、井波で生まれた蔵元「若駒酒造」に立ち寄りました。 

若駒酒造の代表銘柄の「若駒」は、庄川上流の伏流水を使用し、さわやかな香りと辛口が特徴です。
天までかけのぼる天駒のように、 若駒の酒が広く親しまれ愛されるようにと名づけられたそう。

お店では試飲をして、工場見学もさせていただきました。2月は新酒を仕込むシーズンで発酵中のお酒も見させていただきました。
椿の酵母を使った日本酒だそうです。
若駒さんでは純米を熟成させて生まれた「弥久(びきゅう)」を購入しました。「弥久」は生酒特有の香りの高さ、優しい甘みが魅力です。

2日目の宿は「古民家の宿 おかべ」 座敷童子に会えるかな?

2泊目は利賀村にある「古民家の宿おかべ」へ。ここは元々、村長さんのお屋敷として1927年に建てられ、1978年に長崎温泉の民宿の一つとして開業。2015年にはケヤキ造りの家屋を活かしながらリニューアルしました。力強いケヤキの梁・枠の内造りや囲炉裏に風情を感じます。

この宿の魅力はなんといっても料理。栄養士の資格も持つ女将さんが腕を振るう、ジビエや山菜、自家菜園のハーブや野菜をつかった創作料理が楽しめます。

館内には利賀村にしばらく移住していた戯遊詩画人 泉 椿魚(いずみ ちんぎょ)氏の作品が飾られています。個性豊かで力強い作風が素敵です。
お部屋は和洋室か和室から選べます。座敷童子に出逢えるという和室のお部屋を選びました。座敷童子に出会うことが出来ると、仕事運や金運、健康運などが上がりあらゆる物事がうまくいくといくとされているので、ぜひ出逢いたいものです。

お風呂は内風呂と外風呂の2種類。
長崎温泉の泉質はアルカリ性単純温泉。肌に優しくつるつるになることから、「美肌の湯」とも呼ばれています。

効能は神経痛や筋肉痛、冷え性、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、疲労回復、健康増進など、さまざまな症状によいそうです。
2024年の2月は雪が少ないと言えど、やはり利賀。寒いだろうなと思いきや、身体の芯まで温まり驚きました。

 

古民家の宿おかべの夕食と日本酒

夕食は里山の素材をふんだんに使ったコース料理。フォトジェニックに長けた彩り豊かで華やかな料理の数々に感動しました。

そして酒旅ならではの地酒3種飲み比べセットを堪能。
「成政の純米発泡絞りたてスパークリング」「三笑楽のどぶろく」「若駒のしぼりたて生酒」と一緒に楽しみます。

とにかく量も質も最上級。胃袋をもう2つ持っていけたらと思うぐらいの量でした。
どの料理も美味しかったのですが、特に驚いたのはイワナの塩焼きです。
囲炉裏でじっくり3時間。飴色になってむしろ甘味まで感じるイワナ。イワナはアユと違い少し無骨な印象で骨なんて硬くて食べられないと思っていましたが骨ごと丸ごといただけました。

お出汁の旨みが際立つ、熊汁。クマの肉はやわらかく煮込まれながらも臭みはなく、スッキリとしながら滋味深く濃厚な味わい。女将さんは「とやまジビエ特別食事会(ガラディナー)」でも腕をふるったそう。
〆の蟹雑炊とデザート。とにかく満足満足。
座敷童子に会えるといいなと思いながら眠りにつきました。

古民家の宿おかべの朝ごはん

朝から豪華絢爛。この「まるごと酒旅プラン」では、朝食には城端麦酒の黒ビールが付いていて、朝食からビールを楽しめるようメニューも工夫されています。
城端麦酒の曳山ブラックはカレーやピリ辛な南砺ポークのソーセージにもピッタリ。
普段はなかなかできない、朝からお酒を楽しめるのは、このプランならではの贅沢でした。

南砺の人にも逢える酒旅

ただひたすら2泊3日、酒と季節折々のグルメを満喫する南砺酒旅。
美味しいものを食べて、旨い酒を嗜み、さらに南砺に住む人々のふれあいを楽しむのもこの旅ならでは。
普段は入ることができない酒蔵、工場などの場所まで案内してもらい、大人の社会見学のよう。まさに、この旅の醍醐味ではと感じました。

一緒に旅をしたアズサさん
「​​​​さまざまなお酒の製造場がこんなにもまとまったエリアも珍しくて、しかもそれが県内にあるなんて、旅をしながらワクワクが止まりませんでした。ずっと富山に暮らしていたのに、どこもすごく新鮮で、どのお酒もお食事も美味しくて大満足の旅でした」との感想をいただきました。

いつもと違う旅を体験したい人はぜひ南砺市の酒旅に出かけてみてはいかがでしょうか?
この旅は夫婦での参加も多いそうです。移動はタクシーで移動するので、ハンドルキーパーいらずの旅が楽しめますよ。

お土産に購入したお酒を愉しんで私も旅の余韻を楽しみたいと思います。

*こちらは南砺市観光協会とのタイアップ記事です。

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